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Yamareco

記録ID: 225183
全員に公開
ハイキング
北陸

【医王山通り魔事件】西尾平・白兀山・夕霧峠・奥医王山・鳶岩・国見平

2012年09月16日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 富山県 石川県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:09
距離
26.7km
登り
1,235m
下り
1,541m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9:00医王山寺9:07-9:13医王山スポーツセンター-9:18見上峠登山口-9:33医王の里キャンプ場9:36-10:02西尾平10:05-10:17前山(権現山)付近-10:44白兀山10:50-11:11夕霧峠11:15-11:30奥医王山11:37-11:55夕霧峠-12:18白兀山-12:22三蛇ヶ滝方面分岐-13:01鳶岩-13:20頃 蟹の横ばい-13:30〜40頃 梯子坂-13:57堂辻-14:03医王権現14:08-14:08国見平14:20-14:48〜15:27(ショートカット道を下るも途中から草が生い茂り道不明瞭となったため登り返し元に戻る)-16:13県道27号(金沢・井波線)-17:04小矢部川渡河-17:09福光駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:JR金沢駅〜医王山スポーツセンターBS
復路:JR福光駅
コース状況/
危険箇所等
道の状況:
鳶岩からの下りは手足を引っ掛ける場所が豊富で特に困難はないが、何段も続くので少々しんどい。
蟹の横ばいは濡れた岩場のトラバース。鎖が設置されているので、しっかり持って、足の置きどころを確認しつつ歩く。
梯子坂は急な傾斜となり、疲れていると大変。
登山ポスト:見かけず。
下山後の温泉:
福光側のぬくもりの郷、法林寺温泉、華山温泉等考えていたが、急遽取りやめ。
医王山寺。今日はここからスタートする。
2012年09月16日 09:00撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:00
医王山寺。今日はここからスタートする。
秋も秋とてバッタがお出迎え。
2012年09月16日 09:02撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:02
秋も秋とてバッタがお出迎え。
敷地内からの眺め。
2012年09月16日 09:05撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:05
敷地内からの眺め。
堂宇。この山奥にもいろいろとあるらしい。
2012年09月16日 09:06撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:06
堂宇。この山奥にもいろいろとあるらしい。
車道を登山口へ。
2012年09月16日 09:07撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:07
車道を登山口へ。
医王山スポーツセンター
2012年09月16日 09:13撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:13
医王山スポーツセンター
見上峠登山口
2012年09月16日 09:18撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:18
見上峠登山口
最初は恐る恐る歩を進める。
2012年09月16日 09:21撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:21
最初は恐る恐る歩を進める。
塹壕内のような道。
2012年09月16日 09:26撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:26
塹壕内のような道。
道は概ね歩きやすい。
2012年09月16日 09:30撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:30
道は概ね歩きやすい。
医王の里キャンプ場
2012年09月16日 09:33撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:33
医王の里キャンプ場
悲しい話があったのね。
2012年09月16日 09:37撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:37
悲しい話があったのね。
植林帯
2012年09月16日 09:39撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:39
植林帯
木の間から遠方が見えるようになってきた。
2012年09月16日 09:43撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:43
木の間から遠方が見えるようになってきた。
医王山の花
2012年09月16日 09:47撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:47
医王山の花
水場。手前の白いのは湯呑茶碗。
2012年09月16日 09:47撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:47
水場。手前の白いのは湯呑茶碗。
右に自然林、左に人工林。
2012年09月16日 09:49撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:49
右に自然林、左に人工林。
医王山の花
2012年09月16日 09:51撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:51
医王山の花
季節は確実に秋へ。
2012年09月16日 09:58撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 9:58
季節は確実に秋へ。
西尾平に到達。
2012年09月16日 10:04撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:04
西尾平に到達。
石川県南方の山々が見える。
2012年09月17日 11:38撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/17 11:38
石川県南方の山々が見える。
若干道が悪い所も。
2012年09月16日 10:08撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:08
若干道が悪い所も。
前山(権現山)付近通過。
2012年09月16日 10:17撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:17
前山(権現山)付近通過。
白兀山が見えてきた。
2012年09月16日 10:19撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:19
白兀山が見えてきた。
しがらくび
2012年09月16日 10:20撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:20
しがらくび
振り返ると金沢市街が見える箇所。初老の男性が歓声をあげていた。
2012年09月16日 10:25撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:25
振り返ると金沢市街が見える箇所。初老の男性が歓声をあげていた。
道がゴツゴツしてくる。
2012年09月16日 10:34撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:34
道がゴツゴツしてくる。
少々急な傾斜になる。
2012年09月16日 10:34撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:34
少々急な傾斜になる。
白兀山頂下の展望地より金沢市街
2012年09月17日 11:42撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/17 11:42
白兀山頂下の展望地より金沢市街
同じく南西方面
2012年09月17日 11:42撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/17 11:42
同じく南西方面
同じく南方の山々
2012年09月17日 11:42撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/17 11:42
同じく南方の山々
白兀山までもう少し。
2012年09月16日 10:41撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:41
白兀山までもう少し。
白兀山頂下の展望地の様子
2012年09月16日 10:42撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:42
白兀山頂下の展望地の様子
白兀山頂
2012年09月16日 10:44撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:44
白兀山頂
山頂から奥医王山方面
2012年09月16日 10:45撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:45
山頂から奥医王山方面
山頂から金沢方面
2012年09月16日 10:45撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:45
山頂から金沢方面
前の画像よりやや北側
2012年09月16日 10:46撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:46
前の画像よりやや北側
山頂を下る。
2012年09月16日 10:52撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:52
山頂を下る。
白兀山と金沢市街
2012年09月16日 10:56撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:56
白兀山と金沢市街
白兀山の右(北)側を通した眺め
2012年09月16日 10:56撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 10:56
白兀山の右(北)側を通した眺め
階段が現れると間もなく車道に出る。
2012年09月16日 11:10撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:10
階段が現れると間もなく車道に出る。
夕霧峠
2012年09月16日 11:11撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:11
夕霧峠
夕霧峠から石川県側
2012年09月16日 11:12撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:12
夕霧峠から石川県側
見よ!これが砺波の散居村だ。
2012年09月17日 11:49撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/17 11:49
見よ!これが砺波の散居村だ。
イオックス・アローザ
2012年09月17日 11:50撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/17 11:50
イオックス・アローザ
カントリーロード♪この道〜♪ずっと〜行けば〜♪あ〜の〜街に〜続い〜て〜る〜気がす〜る〜♪
2012年09月17日 11:50撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/17 11:50
カントリーロード♪この道〜♪ずっと〜行けば〜♪あ〜の〜街に〜続い〜て〜る〜気がす〜る〜♪
奥医王山への入口
2012年09月16日 11:16撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:16
奥医王山への入口
288段の階段の先に素晴らしい展望あり。
2012年09月16日 11:17撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:17
288段の階段の先に素晴らしい展望あり。
奥医王山頂
2012年09月16日 11:31撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:31
奥医王山頂
山頂から富山県側
2012年09月16日 11:32撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:32
山頂から富山県側
山頂から石川県側
2012年09月16日 11:32撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:32
山頂から石川県側
今まで歩いてきた山
2012年09月16日 11:32撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:32
今まで歩いてきた山
竜神池。姿は見えず。
2012年09月16日 11:47撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:47
竜神池。姿は見えず。
石仏と砺波平野
2012年09月16日 11:49撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:49
石仏と砺波平野
先述の288段上がった先のスペースから金沢
2012年09月16日 11:49撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:49
先述の288段上がった先のスペースから金沢
木の間から砺波平野
2012年09月16日 11:50撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:50
木の間から砺波平野
イオックス・アローザと砺波平野
2012年09月16日 11:53撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:53
イオックス・アローザと砺波平野
再び夕霧峠。建物1階はトイレ、2階は展望休憩所。
2012年09月16日 11:54撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:54
再び夕霧峠。建物1階はトイレ、2階は展望休憩所。
夕霧峠の石仏
2012年09月16日 11:55撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:55
夕霧峠の石仏
白兀山へ戻る。
2012年09月16日 11:58撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 11:58
白兀山へ戻る。
片側が開けた道
2012年09月16日 12:11撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 12:11
片側が開けた道
医王山の花
2012年09月16日 12:12撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 12:12
医王山の花
三蛇ヶ滝へ至る分岐
2012年09月16日 12:22撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 12:22
三蛇ヶ滝へ至る分岐
道に水気が増えたかな。
2012年09月16日 12:31撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 12:31
道に水気が増えたかな。
岩岩していると思ったらトンビ岩への道。
2012年09月16日 12:51撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 12:51
岩岩していると思ったらトンビ岩への道。
岩場上の祠
2012年09月16日 12:54撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 12:54
岩場上の祠
大沼
2012年09月16日 12:58撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 12:58
大沼
見晴らしの良い岩場。この先がトンビ岩。
2012年09月16日 12:59撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 12:59
見晴らしの良い岩場。この先がトンビ岩。
トンビ岩
2012年09月16日 13:01撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:01
トンビ岩
トンビ岩の下は切れ落ちている。
2012年09月16日 13:02撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:02
トンビ岩の下は切れ落ちている。
鎖場が何段にもわたって続く。
2012年09月16日 13:04撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:04
鎖場が何段にもわたって続く。
下りてきたところ。
2012年09月16日 13:07撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:07
下りてきたところ。
まだこんなにある。
2012年09月16日 13:10撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:10
まだこんなにある。
沢沿いに登り返す。
2012年09月16日 13:20撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:20
沢沿いに登り返す。
濡れた岩場
2012年09月16日 13:22撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:22
濡れた岩場
この岩場に沿って歩く。
2012年09月17日 12:07撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/17 12:07
この岩場に沿って歩く。
広くないので足の置き場に注意する。
2012年09月16日 13:28撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:28
広くないので足の置き場に注意する。
奥にある滝
2012年09月16日 13:29撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:29
奥にある滝
渡渉点
2012年09月16日 13:30撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:30
渡渉点
渡渉点の先にある滝
2012年09月16日 13:31撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:31
渡渉点の先にある滝
向こうの山の尾根を下りてきている。鳶岩は右側の木で隠れている。
2012年09月16日 13:39撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:39
向こうの山の尾根を下りてきている。鳶岩は右側の木で隠れている。
梯子坂を登りきった後は歩きやすい道。
2012年09月16日 13:46撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:46
梯子坂を登りきった後は歩きやすい道。
再び富山県側へ。
2012年09月16日 13:54撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:54
再び富山県側へ。
堂辻
2012年09月16日 13:57撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 13:57
堂辻
絶景を眼下におさめる百万石道路
2012年09月16日 14:00撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 14:00
絶景を眼下におさめる百万石道路
医王権現
2012年09月16日 14:03撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 14:03
医王権現
国見平から砺波の散居村
2012年09月16日 14:09撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 14:09
国見平から砺波の散居村
国見ヒュッテ
2012年09月16日 14:11撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 14:11
国見ヒュッテ
国見平のコテージ
2012年09月16日 14:20撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 14:20
国見平のコテージ
太陽が石川県側に傾いたため富山県側は日陰が増えて歩きやすくなる。
2012年09月16日 14:23撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 14:23
太陽が石川県側に傾いたため富山県側は日陰が増えて歩きやすくなる。
何気にスカイツリーを意識している。
2012年09月16日 14:27撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 14:27
何気にスカイツリーを意識している。
もくもくと湧き出でる雲
2012年09月16日 14:32撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 14:32
もくもくと湧き出でる雲
何度見ても見飽きない。
2012年09月16日 14:35撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 14:35
何度見ても見飽きない。
下へ降りていけそうな道発見。
2012年09月16日 14:48撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 14:48
下へ降りていけそうな道発見。
植林沿いに道がある。
2012年09月16日 14:50撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 14:50
植林沿いに道がある。
里が近くなったように見えたが、、、
2012年09月16日 14:51撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 14:51
里が近くなったように見えたが、、、
この先、道が草に覆われてよくわからない状況に。
2012年09月16日 15:01撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 15:01
この先、道が草に覆われてよくわからない状況に。
確実に下りられる道へ戻る。
2012年09月16日 15:27撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 15:27
確実に下りられる道へ戻る。
福光市街に至る県道に出る。
2012年09月16日 16:13撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 16:13
福光市街に至る県道に出る。
福光市街が見えてきた。
2012年09月16日 16:29撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 16:29
福光市街が見えてきた。
小矢部川。中流域では小さな川だ。
2012年09月16日 17:05撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 17:05
小矢部川。中流域では小さな川だ。
福光駅到着。本日はこれで終了。
2012年09月16日 17:09撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 17:09
福光駅到着。本日はこれで終了。
ちょうどむぎや祭の週末。観に行きたかったが。
2012年09月16日 18:33撮影 by  MOND, KDDI-SN
9/16 18:33
ちょうどむぎや祭の週末。観に行きたかったが。
撮影機器:

感想

石川・富山県境を歩く。
〜当初予定〜
石川県側から稜線に至り富山県の福光市街に下りて温泉で汗を流した後、城端のむぎや祭りを楽しむ。

金沢駅から医王山行きのバスに乗る。金沢城、兼六園、香林坊沿いを通っていくので、ちょっとした街並観光を楽しめる。秩父や山梨のように乗客が少なく、料金が高めなのではないかと思っていたが、そんなことはなく、終点の医王山スポーツセンターまで550円、私以外にも何人か降りた。このスポーツセンター、クラブ活動だろうか、朝から子供逹等で賑わっている。

私は一つ前のバス停近くにある寺院が気になったので、バスで来た道を歩いて戻る(バス停間の距離がわからなかったため最初は降りなかった)。
天台宗医王山寺、建物の赤色が青い空と瑞々しい緑の中で一際輝く。ここに参詣の後、医王山の尾根を目指して歩き始める。
先ほどのスポーツセンターの前を過ぎ、さらに歩いていくと見上峠登山口に至り、ここから山道となる。登山口に案内図、数台分の駐車スペース、トイレあり。
山道は緩やかな上り。所々塹壕のような薄暗い窪地の道を倒木と蜘蛛の巣に気をつけながら歩き、車道と交差しつつ、徐々に高度を上げていく。
医王の里オートキャンプ場を過ぎて、その後交差する車道を渡った辺りから木立の間に遠くの山々を認めるようになる。それが西尾平に至ると石川県南方の峰峰を開けた場所で楽しむことができる。ここにも10台くらい車を停めることができるので、ここから歩き始める人も多いことだろう。
この先は、それまでよりも傾斜が急になるが、展望を楽しみながら歩くことができ、距離も長くはないので、それほど苦にはならない。

鳶岩・三蛇ヶ滝に至る分岐を過ぎると再び開けたスペースに出る。この白兀山山頂直下の展望箇所が石川県側のベストビューポイントだ。草木が延びていない分、日本海と金沢市街を隅々まで眺めわたせる。そこから山頂まではすぐ。山頂周辺は草木が生い茂っているが展望が損なわれないよう展望台が設けられている。今後さらに草木が延びた場合、展望台をさらに高くするのか、伸びた枝を伐るのか興味深いところではある。
一つのピークに至れば、あとは細かいアップダウン。南側に開けた道と森林内の道が交互に現れる。道はピークを巻いていると思われる。木段が現れると間もなく富山県側の百万石道路、夕霧峠に到達する。

夕霧峠は加越国境にあって石川県側・富山県側双方の展望に優れている峠である。西に日本海の大海原と金沢の大市街、東には富山県の誇る砺波の散居村が広がる。
私が標高数百メートルの山も大事に歩く理由。それは高山からの大地の眺めと低山からの眺めの違いにある。高い山では確かに遠くまで広く見渡せるが、それがかえって大地を小さく見せる。低い山では大地が我が眼前にドドンと迫り、時には其処に住む人々の生活も感じることができる。大地を「手にとるように見ることができる」という表現が適当だろう。
というわけで、私は東京・神奈川に跨がる多摩ニュータウンや埼玉県小川町の石尊山等が大好きである。

夕霧峠から車道を下っていくと小さな鳥居があり、其処が奥医王山の入口である。この入口の288段の階段を登りきった所が「見返りの大杉」で大きな杉は無いが金沢方面に展望が開けている。
その後、一旦下りとなり、上り返した先が本日の主目標峰である奥医王山である。奥医王山の山頂もまたちょっとしたスペースに梯子で上る展望台が設けられている。
事前情報では山頂は展望があまり良くないという話もあり、カメラも携帯搭載のものしか持って来ていなかったのだが、展望台のおかげで眺望は申し分ない。西尾平及び白兀山周辺、夕霧峠からの眺めも素晴らしく、本職のカメラを持参しなかったことが大変に悔やまれる。

朝から晴れて気温も上昇、水分の消費も増えてきたため、取水制限をしつつ、次のフェーズに移行。一旦三蛇ヶ滝方面に下った後、再度富山県側の百万石道路に登り返し国見平に至る。
この三蛇ヶ滝へ至る道が、すなわち医王山の目玉の一つ、鳶岩に至るルートであった。ルートを選定した時には鳶岩について特に注目していなかったが実際に来てみると、その名に違わず凛々しい雄姿。私は下ったが、その下は数十メートルの断崖。なかなかに歩きごたえのある岩場だった。
鳶岩から下りてきたところで、携行飲料も少なくなってきたところで、さっさと百万石道路に上った方が追加の水分を確保できると考え、三蛇ヶ滝まで下りずに右旋回。この先は沢沿いに切れ落ちた濡れた岩場のトラバースから沢の渡渉、その後「梯子坂」と呼ばれる急な登り。これを越えれば後は楽だと奮闘し、土蔵の階段のような道をよじ登る。登りきってホッとしたところで老夫婦が一組降りてきた。この先は長いかと訊かれたので距離的には短いだろうが、一旦下った後の登りで濡れた岩場のトラバースがあるので気をつけるように注意喚起。

よくネット上等で両神山等の山に初心者は行くなと書かれたりするが、いつかは行くことになるわけで、先ほどの鳶岩の話もそうだが、百聞は一見に如かず。リスク・危険というのは、実際に相対して、その場その場で対応方を考えるようにしていかなければ得るものも進歩もないのではないか。天候等事前に避けられるリスクは別として。初心者か否かとは、まさしく書いて字のごとく「心」の問題に他ならない。

それはそれとして、再度百万石道路に出て一息つく。いい加減チビチビじゃなくゴクゴクと何かが飲みたいところ、医王権現辺りに何かあるだろうと期待して歩く。医王権現は社というよりも大きな祠といった感じで何もなかったわけだが、そこで一休みして階段を下りてきたところで目の前の光景にハッと目を見張り息をのむ。それは雄大な富山平野、砺波の野だ。まさに絶景かな。夕霧峠でも眼下に広がる散居村は見られたが、何というのだろうか、同じ光景のはずなのに先ほどよりずっと雄大だ。感じるスケールの違いは今いるところが国見平という大きく開けた台地だからだろうか。

そばにあった国見ヒュッテでようやく飲料を調達。管理人と思しき人は人当たりの良い男性で労いの言葉とお茶をいただいた。あとは百万石道路を歩いていけば里へ下りていける。林道歩きというと退屈なイメージもあるが、この道は眼下に田園と市街地の風景を楽しみながら歩いて行ける。
しかし、ここで私の癖なのだが、大体後半に差し掛かると下山後のことを考えるようになる。今回も入浴のことを考えたのだが、さっさと里に下りて汗を流そうと考えた時にちょうどよく里へ真っ直ぐに下りていく道が。これ幸いと予定を変えてその道に入る。林業従事者用であろうか、車が通れるくらいの幅の道がジグザグに、その後、尾根を真っ直ぐ下る感じで(ガーミンと後で入手したハイキングマップの地図では)道が延びている。ただ、細い破線で示されているため通る者もいないのか草ぼうぼうで歩きにくい。そして地図上ではジグザグが終わって後は真っ直ぐと見えるところで道がザクッと左旋回している。「あれ、おかしいな?」と左に折れるとその先は、もはや車の通れないような状況で草は背高く生い茂り道があるか否かも不鮮明である。地図上では道が直線になり始める箇所に戻り、先を窺ってみるが、どうも崖か、少なくとも急降下なのではないかと思われる。そしてこちらも草が生い茂って道がよくわからない。ずんずんと下りてきた後に登り返すのは大変しんどいことではあるが、道に不案内なまま先に進むわけにはいかないので元の道に戻る。これで40分の時間と水分、体力をロスしてしまった。まあ、無事引き返せたから良しとしよう。

何やかやでまもなく福光の市街地に至る県道に出そうである。温泉が楽しみだ。と思っていたその時、
「痛っ!」
何者かに首の後ろを刺され、強い痛みを感じる。その通り魔は私が首に下げていたタオルに絡まったのか姿は判らなかったが羽音がした。それの針若しくは顎が私の首に引っかかっていたのがようやくとれてほっとした時には犯人はどこかへ行ってしまった。威嚇も警告も無く、背後から音も立てずに不意打ちするとは卑怯なり。

「やられた!」と思い、被疑者不詳だが毒があるとまずい、温泉に入って祭りを観に行っている場合ではないと急遽帰ることとした。刺されたと思われる箇所の周りを押さえて変なものが刺された所から出ていくように努める。実際出たかわからないが。刺されたのが首の後ろなので状況がどうなっているのかわからない。とにかく刺すような痛みが続く。とりあえず街中の薬局でキンカンを購入し、黄昏の街を寂しく去ったのであった。

〜おしまい〜

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