静か過ぎる霧の檜洞丸へ、焦りまくりのハイキング
- GPS
- 06:22
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,403m
- 下り
- 1,382m
コースタイム
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
富士急湘南バス西丹沢温泉セット券2200円を利用 (片道1150円のところ、中川温泉「ぶなの湯(700円)」入浴券が付いて上記値段) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道 狭い場所や岩がゴツゴツしている場所、鎖場に注意が必要。 トイレ 西丹沢自然教室(無料)、檜洞丸頂上(100円) 温泉 中川温泉山北町営ぶなの湯 2時間700円(1日1000円) 登山ポスト 登山届は西丹沢自然教室に提出 |
写真
感想
先日休日出勤した振替休日を取得、ちょうど休みだった友人O君を誘い、西丹沢の檜洞丸へ。
まだまだヤマビルが怖いので表丹沢ではなく西丹沢を選択。
天気の様子を見て21日か23日にしようと思っていたものの、雨は19日午後には止んでいたので21日を選択。前日時点の天気予報は曇りのち晴れ。
当日起きると屋根に雨がぱらついた跡が。
確かに空も曇っていたが、まあ予報(前日時点)は晴れに向かうとのことだったし。
すでに都内を出発しているO君にメールで雨具の確認をすると「持って来ていない」とのこと。
レインウエアまでは必要ないと判断し、雨ガッパをO君の分も持って出発。
新松田駅で合流し、西丹沢温泉セット券を購入。
片道1150円のところ、山北町営の中川温泉「ぶなの湯(2時間700円)」の入浴券がついて2200円。単純計算で800円もお得!
ただし、平日ということで始発バス(7時15分発)の時間帯は販売窓口が開いておらず(これに前日気付く)、セット券が購入できないとのことで8時25分のバスで向かうこととなる。
これがまず1つ目の誤算。
出発時間が遅れた。
セット券を購入し、バス停に並んでいると雨がパラパラ降ってきた。
この時点では、まあすぐに止むと楽観していた。
実際すぐに止む。
なんといっても天気予報(前日時点)は晴れに向かうし。
登山客っぽいのは我々ともう1組のみ。
やはり檜洞丸だろうか?
バスが出発し、西丹沢自然教室に向かう。
しばらくするとバスのワイパーが動く。
しかし、すぐに止む。
バスは自分が思っていた道を外れる?
あれ?と思ったが、どうやらバス停の関係で丹沢湖をグルリ廻るようだ。
西丹沢自然教室ならまっすぐ行けばすぐに着くのに・・・。
特に丹沢湖をグルリ廻って乗る人も降りる人もおらず・・・。
道理で新松田駅から1時間10分もかかる訳だ。
到着は時刻表どおりだった。
ここで2つ目の誤算。
なんと雨がまあまあ降ってきた。
登山届を記入しながら西丹沢自然教室のスタッフの方に伺うと「雨は40%の確率だから山はもっと降水確率が高い」とのこと。
レインウエアは置いて来てしまったし。
迷う。
まず、元々は犬越路に回る予定だったものをピストンにせざるを得なくなった。
犬越路に向かう道は雨に濡れると岩が滑りやすくて危険だからやめた方がいいとのことだった。
さらに・・・このまま来たバスに乗って温泉にだけ寄って帰るか?
行けるところまで行って引き返すか?
ちなみに次のバスは14時台とのこと。
このまま戻ってもやることないし、とりあえず後者を選択。
「いつもレインウエアは持たなきゃダメよ!」とスタッフの方に言われてしまった。
そのとおりです。
バスのもう1組は畦ケ丸方面に向かった。
雨ガッパを来て出発。
こりゃ、すぐに蒸し蒸しになりそうだ。
しかし、出発して200〜300メートル進んだ辺りで雨が止む。
すぐにカッパを脱ぐ。
ツツジコース登山口ではいきなり倒れた木があるし、道がわかりにくいし、雨のこともあり、不安になる。
「とりあえず、行けるところまで」を合言葉に進んだ。
やはり雨が降ったり止んだり。
ブナの木が雨から守ってくれている。
木が無いところではやはり雨が降りかかる。
お腹が空いて早々とおにぎりを2つ食べてしまった。
ゴーラ沢出合には予定どおりに到着。
木がないので雨を感じるし、遠くに見える山の上は雨っぽいし、急にたくさん降って帰りにゴーラ沢出合の水かさが増して渡れなくなったらどうしようと思うし・・・。
ということで、とりあえず展望台を目指すことに。
ここまですれ違う人、抜いたり、抜かれることもなし。
西丹沢自然教室に掲示してある地図にクマが出たことも記載されていたし・・・。
この先は急な登りが続く。
相変わらずポツポツ降ったり止んだり。
予定より少し早目に展望台に到着。
展望台とはいえ、天気が悪くて視界は悪い。
お腹も空いたので予定を変更し、ここで昼食休みに。
おにぎりを食べていると後ろからガサガサっと音がして焦る。
あわてて振り返ると人が降りてきた音だった。
ここまで人と会わなかったので動物が来たのかと思った。
聞くと頂上から40分で降りて来たとのことで頂上も微妙な天気だったようだ。
昼食を採り、当初予定より5分遅れで山頂に向け出発。
行けるところまで行くということで。
何度も雨が降ったり止んだりだったが、だいたいはブナの木のおかけでほとんど濡れなかった。
多少、雨が強くなると雨が葉っぱに落ちる音が大きくなるがすぐに止んだ。
頂上まで残り800メートルを切ってからが長く感じた。
かなり進んだつもりでも残り600メートルとか。
木の道を結構進んで頂上が近いと思ってもまだまだだったり。
頂上に近づくと道は霧に包まれてきた。
結局予定より30分遅れて到着。
頂上では変更後も30分以上の休憩を予定していたものの、記念写真を撮ったり、行動食を採ったりで10分くらい休憩しただけですぐに出発。
精神的に余裕が無かったのか、いつも頂上で撮る動画も忘れました。
途中携帯で確認した天気予報は曇りのち雨になっていた。
見なきゃよかった。
取り急ぎ、展望台に引き返す。
展望台で会った人は40分でそこまで降りたとのことだったが、40分降りてもとても展望台の近くまで戻ったとは思えない。
一応帰りのバスは西丹沢自然教室で40分のバッファーを設けたので余裕であるはずだったが、少し焦る。
結局約1時間で展望台に到着。
ということは・・・バッファーが20分となってしまった。
で、焦りつつ下ると頂上付近ですれ違った1組が休憩していた。
先方「早いわねぇ、もう降りて来たの?」
自分「はい。バスの時間があるもので」
先方「頂上にほどんどいなかったんじゃないの?」
自分「はい、バスの時間があるものですから、10分くらいしかいませんでした」
先方「そう」
自分「では失礼します」
で、ゴーラ沢出合には展望台から40分後に到着。
この間はほぼ予定どおり。
西丹沢自然教室にはここから35分後には着くはずだから、まあ大丈夫だなと安心した。
今頃になって青空が広がっている。
ツツジコース登山口で町の16時のチャイムが鳴った。
結局西丹沢自然教室には16時10分に到着。
なんとゴーラ沢出合から50分もかかってしまった。
バスは16時25分。
無事間に合ったことにホッとした。
結局3組としかすれ違わなかった。
後は温泉でゆったり余裕のはずだが、ここでも時間との戦い。
16時38分に中川バス停に着くが、次の17時18分のバスに乗らないと次は18時58分までない。
しかも「ぶなの湯」は平日の営業は18時まで。
バスから降りると、自分たちと入れ違いで行きに居た畦ケ丸組が乗って行った。
バス停徒歩2分と書いてあるが、急坂を下り、2分以上かかった。
ということは帰りはもっとかかるな。
急ぎ、温泉へ。
脱衣場であと30分くらいあることを確認。
露天風呂で山を見ながら、ゆっくり温泉で温まる。
疲れが癒された。
着替えて脱衣場の時計を確認すると17時10分(くらいだったはず)。
ところが、ロビーに出てテレビの時計を見たら17時15分。
あれ???
スタッフAさんから「相棒は?」と聞かれ、急ぎ呼びに戻る。
O君も出て来た。
O君、時計を見て走る。
自分はトレッキングシューズの紐がほどけて結び直す。
スタッフBさんに「バスに乗ってから紐は結びな」と言われる。
自分も走りだした時、Aさんが車を出してくれた。
すぐ近くだが、バス停にはすでにバスが来ていて飛び乗る。
きちんと挨拶できなかった。
この場を借りて改めてお礼を言います、「ありがとうございました。」
入浴券を渡す時に17時18分のバスに乗るつもりである旨を覚えていてくれたようでした。
その後はゆらゆらバスに揺られて新松田駅に到着。
最近駅前にできた居酒屋でかんぱーい!!
無事に下山し、温泉で癒され、ようやく駅にたどりついて安心したのか、気持ちよく飲み、すぐに酔いが廻ってしまった。
予定より早く解散。
雨で焦り、バスの時刻で焦り、温泉後もバスで焦り、精神的には疲れたハイキングでした。
でも頂上まで行けたし、温泉で癒されたし、人の温かさも感じたし、いいハイキングでした。
次からはきちんと天気を見極め、時間に余裕のあるスケジューリングをすることにします。
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