篠井山(馬込ルート)+東海自然歩道周回


- GPS
- --:--
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 2,167m
- 下り
- 2,169m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
馬込コース 薄い所もあるが登山道あり。稜線で2ヶ所おっかないところあり。 東海自然歩道 峠から鯨野へ下る途中滝の高巻が怖い。 |
写真
感想
3連休だ。どこに行こうかと思案していた。雪が少なく奥美濃の春山はすでに諦めたが、飛騨ならまだ行けるだろうと密かに狙っていた。しかし連休が近づくにつれ天気が悪いことが判ってきた。では次なる山はどこにしようか。関西百名山を狙って奈良に行こうかと思っていると、今度は最終日に崩れるとのこと。あちゃ〜!山行難民だ。調べると東の方が良さそうだ。山梨百名山を拾いに行こう。ということで、一日目は篠井山、二日目は源氏山、最終日は雨乞岳と決めて、いざ出発。
篠井山は奥山ルートのピストンでは4時間程といくら何でも物足りない。そこでレコを探すと馬込ルートを見つけた。マイナールートで面白そうだ。しかしピストンでは5時間程とさほど変わらない。では東海自然歩道を使って周回しようと考えたが、相当時間がかかりそうだ。こんなルートのレコがあるはずもなく。いつも通りアバウトで、8時間から9時間と甘い見積もり。
○馬込〜篠井山〜奥山登山口
馬込入口の正行寺前の余地に駐車。高速の側道の方がよかったか。登山口には案内板あり。林道を行くとすぐに鎖がある。どんどん詰めると何やらぽっんと一軒家があり、ラジオが大音量で流されていた。しかし人影なし?入山料を吹っ掛けられてはたまらんと思い、急ぎ通過。登山道はここから薄暗い植林地帯をジグザクに登って行く。踏跡は少ないが道型ははっきりあり、100m毎のキロポストもあり、迷うことはない。東尾根との合流地点を一の森と呼んでるらしいが、ここに3.1Kポストがあった。植林地帯はここまでで、ここからは明るい尾根となる。北尾根合流地点が一の頭で直下にはお助けロープが張ってあった。1.5Kポスト辺りが成島コース分岐で直後にやせ尾根があり、ザレた斜面のトラバースと急登の直登がある。お助けロープがあるのでそれほど危険は感じない。1.1Kポスト辺りの1,100m地点がこのコース一番の難所である。案内板がありトラバースと分かるが、踏跡が薄くザレた斜面でテープなどの目印がないため、トラバースの方向が分からなかった。でも何となく斜め上方向と思われたので進んでみるとトラロープがあり、正しいコース取りと確認できた。道はザレた斜面の直登となり、ホールドが少ないのでおっかない。お助けロープに助けられながら登りきると、そこが見返坂であった。その後多少判り辛い所もあるが、尾根芯が道なので迷うことはない。行者平は富士山の眺めがよい。山頂は神社と三角点のふたこぶである。三角点の方が見晴らしがいい。下山は奥山ルートを下った。一般登山道は快適だ。キロポストもありとても親切である。登山口の駐車場には7〜8台の車が駐車されていた。
○奥山登山口〜上徳間峠
延々のロードで感想無し。山里にもようやく桜が咲き始め、春が来たことを告げていた。無人の家の庭にも桜が咲き始めていた。誰がために咲くのか?
○上徳間峠〜鯨野
入口には案内板がある。道もはっきりとある。最初斜面を下って行くが、次第に沢沿いとなる。しかし離れだしたなと思ったら、高さ数十mの滝を高巻きの道であった。道幅は狭く、ロープはあるが頼りない。今回一番怖かった。一旦林道に出るが、再び山道となって沢に下って行く。流されたのか橋がない所があった。鯨野側入口にう回路の案内があった。
○鯨野〜真篠
福士の分岐まではほぼロード。時間も大分押してきた。予想以上に時間がかかっているので焦り始めた。福士からは山道で道型を歩くが、枯れ枝が堆積して歩きにくい。いきなり高速ICに出る。地形図には高速がないので道がわからん。地区の道も変わり一体どこを歩ているのか確認できない。
○真篠〜馬込駐車地
真篠から馬込に戻るには、国道に出て大回りをしていくのが普通だ。しかし地形図には点線があり馬込方向に延びている。地形から考え、昔の道は川沿いではなく真篠を通過し、ここの鞍部を通って馬込に下っていると考えられた。ならばしっかりした道で今でも残っているのでと思った。そこで真篠で山に向かって入れる道を探ったが分からない。すると真篠城跡の看板があり旧甲州街道が書かれていた。正に探している道と分かり、兎に角尾根まで上がってみようと思った。そこで鞍部と思われるところを目指して分け入ってみた。しかし残念ながら道はなく峠でもなさそうであった。暗くなりかけているので焦り始めたが、強引に降りていけば余計に時間を食い、危険に遭うリスクもある。ここは慎重にとカメラの簡易GPSと地形図を照らし合わせ、旧街道はもう少し南西だろうと見当をつけた。緩やかに登るとすぐに下りはじめ、さらにぐっと下った。さっきより低いのでここがやはり峠だ。道もある。峠に道祖神があると書いてあったな。あれば間違いなしだ。と思って数十m行くと、果たしてお地蔵様のようなものがあるではないか。よし間違いなしだ。何か古道マニアみたいだな?まあこの道を下れば馬込に行ける。だがそんなに甘くはなかった。倒木やらで結構歩きにくい。さらに道は沢で途切れてしまった。どうも大水で流されたようだ。道はどこへ行った?よく見ると沢の上に水道のホースのようなものが渡してある。これを辿れば麓に行けると思った。そこで沢に降り、飛び石で渡り、岸をよじ登ると道が現れた。しばらく行くと林道になり更に舗装道路となった。やった!車に戻れる。国道に出て駐車地に戻った。予定より一時間以上の遅れ、日没間近で到着。さすがに疲れた。_| ̄|○
※追伸
下山時に馬込ルートを整備している方に声をかけていただきました。整備の参考にするのでヤマレコに意見を書いてほしいとのことでした。おこがましいですが、思うままに書いてみました。あまり参考にならないと思いますが…。
整備していただいてありがとうございます。静かで変化に富んだ面白いコースだと思いました。稜線に上がれば樹間越しの富士山がきれいでした。人がいないのでマイウェイを楽しめました。馬込ルートが廃れずにいつまでも登山者に歩かれる道であることを祈るばかりです。次は御堂、成島ルートも歩いてみたいと思いました。
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