3密を避けるために谷川岳へ 〜唯一無二の空間〜

2020年04月03日(金) [日帰り]

• GPS: 04:00
• 距離: 8.1km
• 登り: 901m
• 下り: 900m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:48
• 休憩: 1:10
• 合計: 3:58

距離 8.1km 登り 902m 下り 906m

9:18 天神平
9:40 天神平・天神峠分岐点
9:59 熊穴沢避難小屋
10:18 10:24 天狗の留まり場
10:40 天神ザンゲ岩
10:51 10:53 谷川岳・肩の小屋
10:56 10:59 谷川岳
11:08 11:13 谷川岳
11:18 11:23 富士浅間神社奥の院
11:26 11:29 谷川岳
11:36 谷川岳
11:40 12:20 谷川岳・肩の小屋
12:23 12:24 天神ザンゲ岩
12:30 12:31 天狗の留まり場
12:44 12:45 熊穴沢避難小屋
13:00 天神平・天神峠分岐点
13:13 13:16 天神平
13:16 ゴール地点

天候

快晴　春霞付き

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

コース状況／危険箇所等

99.5%雪道。あと数日で地面が出そうな場所多数。
パウダー、もなか、アイスにクラスト、シャーベットまで何でもあり。
「チェーンアイゼン最強説」を提唱中の自分ですが、今日は初めから12本爪付けました。
今日の状態だとチェーンアイゼンは危険です。(特に奥の院手前のトラバ。)

奥の院手前に雪庇に乗っていきそうな踏み跡あり。あちら側は絶壁なので要注意。雪面に気を取られて周りが見えなくなっているとかなり危ないです。

写真

今回はユルく行きます。
のんびり谷川岳です。

思ったよりパウダーだ。南斜面だけど。降ったばかりって感じ。

冬道になっているのでスグに尾根に出る。
こちら側の斜面は12月に自分らが付けた冬ルートでほとんど合っている。
いいなぁバックカントリースキー。

振り返ると上州の山並み。

あっという間に天神平を眼下に望む。

マナイタグラ。
かっこいい。冬にしか登れないピーク。

唯一の岩登り。ロープ下りています。

あれは関越トンネルの空気抜きです。

昨年はこの一週後に来ましたが煙突の先端しか出ていなかった。
今年は2m以上雪が少ない。

板を担いだ方々がたくさん。
自分も持ってくればよかったかなぁ。

田尻沢を滑走できないと聞いて、板は置いてきてしまったのだ。

浅間とその向こうに蓼科。
さらにその先に南アも見えていましたが春霞で写真に入らず。

遠く見えても近いです。
これが北アルプスとかと違う地元の山の良いところ。

あのナイフリッヂ進んでみたい。登山道が無いのが残念。

小屋が見えるのと同時に志賀高原から北アルプスまで一気に見えてくる。

お約束のショット。

もう看板の氷結溶け、文字読めるほどに。

道標から谷川縦走路。

踏み跡は溶けて流れて再氷結した雪面です。

トマ耳登頂！

平標から苗場方面。

トマ耳からオキ耳と遠方が一ノ倉岳

クラックが入ってズレて止まってまた固まった感じ❓怖いので速やかに立ち去ります。

トマとオキの暗部。
雪面の性状がコロコロ変わるので注意。

山頂周辺は凍て付きが激しい。
この日は快晴無風でロンT1枚で全く寒さは感じない。

オキ耳登頂❗️
トマミミのみで引き返している方が多かったです。
確かにこっちまで来てもあまり景色は変わらないし、雪面も良くないですしね。

さらに奥の院⛩を目指します。

奥の院が見えてきた。

奥の院の神様に日頃の感謝を伝える。

この雪庇に乗りそうな踏み跡が反対側に着いていたので要注意‼️
この下は大岩壁です。

稜線上は何か所もクラストしてます。
しかもシャーベットだったのが突然クラストになったりするから恐ろしい。

肩の小屋でランチタイム。

ランチのおかずはこの景色🏔

苗場山。
谷川より雪が多そう。

遥か遠方が北アルプス。
白馬から五竜辺り。

快晴無風で名残惜しいですが、下山します。

BCスキーヤーが10人くらいいらっしゃいましたがどこを下るのでしょう。
ここを降りてくるのかな。

谷川東斜面はまだ着雪あり。
西斜面はだいぶ溶けていた。

下の方はクラック入りまくりです。
これは確かに田尻沢が封鎖になっても仕方ない。

天神平の上まで降りて来た。
反対側も12月に自分らが付けたルートでほぼ合っていた。

天神平スキー場。
天神平スキー場は他のスキー場から雪が無くなった後に混み始める。

雪はまだ2mあるようです。

感想

Beloved Sky

変なウィルスに侵されつつある日本。
密閉、密集、密接を避けた行動が推奨されている。
自宅の庭にいるよりも感染する(させる)可能性が遥かに小さい山歩きをしてきた。

自分は爆発的な拡大をしている居住地ではないけど、違うエリアまで出ていくのは少し不安だし気が引けるので買い物は自宅近所で済まし、ノンストップで登山口に立てる地元の山へ。

選ばれたのはもう何度も目かさえ分からない谷川岳へ。

快晴。そして無風。
なかなか無いくらいの最高の空のもと、最高の雪山ハイクが楽しめた。

谷川でさえ今年はもう雪が無くなりそう。いよいよ春山シーズンINですね。

山は心身共に現実から逃れられ、どこよりも健やかに過ごせる唯一の空間。
自分のためにもそして周囲の人の為にも地元の山を中心に積極的に出向きたいと思う。