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記録ID: 2285555
全員に公開
山滑走
北陸

野伏ヶ岳

2020年03月13日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.0km
登り
1,006m
下り
1,008m

コースタイム

10:20 白山中居神社−11:50 和田山牧場跡地−ダイレクト尾根−13:50 野伏ヶ岳山頂−北東尾根滑降−15:00 和田山牧場跡地−16:00 白山中居神社
天候 晴れのち曇
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2020年03月13日 11:48撮影 by  ASUS_Z01KDA, asus
3/13 11:48
2020年03月13日 13:31撮影 by  ASUS_Z01KDA, asus
3/13 13:31
2020年03月13日 14:01撮影 by  ASUS_Z01KDA, asus
3/13 14:01
2020年03月13日 14:04撮影 by  ASUS_Z01KDA, asus
3/13 14:04
撮影機器:

感想

京都朝発だったが連日の激務の疲れで三時間寝坊。美濃から石徹白へアクセスする際は白鳥高原を越えることになるが、この辺のスキー場は雪がまったくなくて心配になる。のどかな石徹白の集落を過ぎて、登山口に付いたのは10時過ぎ。5時間半の行程の山でよかった。
登山口からはしばらく林道歩きとなり、例年であれば最初からスキーを使える様だが、今年は雪がないので板を担いで歩く。九十九折りを過ぎると雪も出てくるので、シール歩行で進む。

1時間30分ほどで和田山牧場跡地に到着。今回初めて来たが、奥美濃と白山前衛の山々に囲まれて広大な雪原がいきなり出現するので、思いのほか感動する。まさに地形のどん詰まりに佇む秘境といった趣。雪が多い年は、ここをベースに山スキーをすると楽しいだろう。

進行方向にはこれから登る野伏ヶ岳がピラミダルな山容で鎮座している。牧場跡地から林道をさらに進み、池塘を回り込んでダイレクト尾根の末端に取り付く。ここで登りの登山者と、下りの登山者にそれぞれすれ違った。尾根上は藪が濃く、場所によってはシール登行でもギリギリ登れるかどうかという状態。ここをスキーで滑るのはかなりしんどいだろう。

左手の小白山は綺麗な山容なので、ここをスキーで滑ると面白そうだなと思いながら標高を上げていく。1600mで北東尾根と合流すると藪はなくなり、最後のひと踏ん張りで山頂到着。山頂からは360°の大展望。大日岳をはじめとする奥美濃の山々、荒島岳、能郷白山、経ヶ岳、そして北面には巨大は白山の展望が広がる。

ここから白山に縦走したくなる衝動を抑えて下山開始。滑りは北東尾根の方に進むが、こちらはダイレクト尾根よりは藪が少なくて比較的滑りやすい。箱庭的な牧場跡地を眺めながらの滑降は、牧歌的な気分にさせてくれる。林道合流までの最後の標高差100mは急に激藪になるので、藪漕ぎスキーで突破。林道に出たらだらだら滑るだけだが、沢筋の横断では雪が切れていたので渡渉が必要だった。
和田牧場から行けるところまでスキーで滑って、再び板を担いで歩き16時に登山口に下山。

なお、野伏ヶ岳は300名山だが、登山道がなく夏は藪で登頂は困難なので、基本的に積雪期に登られる山となる。最近は毎朝、田中陽希のグレートトラバース3の15分版を見るのが楽しみになっているが、ちょうど指の怪我で野伏ヶ岳登頂を冬に延期するくだりが放送されていてタイムリーだった。夏に登れない分、積雪期の人気は高い様で、関西の大学では山スキー初心者をよく連れて行くらしい。

下山後は白山中居神社で下山後のお参りをするが、石徹白(いとしろ)の語源を、イザナギが白雲たなびくこの地を山頂から眺めて発した「いとしろし」という言葉が由来となっているという説明書きがあった。白いのは雪をかぶった山や川の石英など解釈は色々あるだろうが、本日の我々の心境としては白山を想起させる言葉だった。また白山に登りに行きたい。

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