紅葉の稜線に感極まる上州武尊山・不動岳
- GPS
- 06:45
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,219m
- 下り
- 1,213m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
≪コース状況≫ ○川場野営場〜不動岳と前武尊の分岐 特に危険な箇所はなく、緩やかに上っていく ○不動岳と前武尊の分岐〜川根尾根の山道との合流 特に危険な箇所はないが、九十九折りに急登を一気に上っていく ○川根尾根の山道との合流〜不動岳 最初はちょっとしたクサリ場や倒木をくぐるなどアスレチック感覚で楽しいが、不動岳の手前辺りから本格的なクサリ場が始まり、不動岳山頂に向かうクサリ場は特に注意が必要 ○不動岳〜前武尊 クサリ場が続き、特に背すり岩のクサリ場は注意が必要 ○前武尊〜武尊山 特に危険な箇所はないが、家ノ串山から中ノ岳は岩稜なので注意が必要 ※川場剣ヶ峰(北峰)はトラバースしたためクサリ場のルートは不明 ≪周辺情報≫ ○川場野営場に向かう途中に「道の駅川場田園プラザ」がある ○川場野営場には簡易トイレあり(トイレットペーパー有) 簡易トイレは意外と綺麗で臭いもほとんどない |
写真
感想
今週は、紅葉が始まっていることを期待して武尊山を選択っ!
ルートは、信仰登山の道となっている旭小屋を起点とした周回コースを計画した。
当日は日の出と共に出発しようと考えて関越自動車道の赤城PAに車中泊し4時過ぎに現地に向けて出発する。
(この時点で道の駅川場田園プラザがあることを知らなかった)
地図を見ると旭小屋は県道64号沿いにあるだろうと思い探していたのだが暗闇も相まって見つけられない。
しばらくウロウロしていたのだが見つからず、諦めて川場野営場に変更する。
早速準備をして出発っ!
最初は整備された林道、山道を緩やかに上っていくため、準備運動に良い。
しばし上っていくと、不動岳と前武尊との分岐を通過し、不動岳に向かう。
ここから今までとは打って変わって九十九折りの急登が始まり、上り切ると川場尾根の山道と合流する。
この先は平坦な道が続いたが、やがてちょっとしたクサリ場があり、また倒木をくぐったりしてアスレチック感覚で進んでいく。
途中、山道脇に大きな岩があり上ってみると前武尊が現れ、今まで景観が望めなかったこともありしばし見とれる。
山歩きを再開して少しずつ紅葉している山道脇の木々を見ながら黙々と歩いていると、やがて本格的なクサリ場が始まる。
と、左手に目をやるとクサリが垂れている…
山道はまっすぐ続いているが、このクサリ場は何なんだろ???と思い、上るか否か心の中で自分Aと自分Bがやり取りをしている。
自分A「このクサリ場を上るの? まだまだ初心者だし高所恐怖症だけど大丈夫?」
自分B「男なら行くっきゃないでしょ! 案外楽しいかもよ」
自分A「で、でも、途中で上ることも下ることもできなくなったらどうするの?」
自分B「リスクばかり考えないで、その先にある何かを掴みにいくのが男ってもんじゃないのか!」
自分A「滑ったら間違いなく乙るよ」
自分B「信仰登山の道で乙れるならば男の株が上がるってもんよ!(意味不明)」
そんなやり取りをすること数分、なぜか自分Bが勝ち、上ってみることに。
途中まではどうにか上れたが、足の震えが止まらないし、変な汗が出てくる。
しかもその先はクサリを使わずに、ボルダリングのように小さな凹凸を探しながら這って慎重に慎重を重ねながら上っていく。
やっとの思いで山頂に到着するが、相変わらず足の震えが止まらない(汗)
山頂からの景観は恐怖でほとんど覚えていないが、写真には収めていた…
ちなみに後からここが不動岳だったと気付く。
その後どうにか無事に下ったものの心身ともに疲労困憊し、半分放心状態になった状態で先に進む。
それもつかの間、その先もクサリ場の連続(汗)
カニの横ばいはそれ程恐怖感はなかったものの、その先の断崖絶壁にあるクサリ場や背すり岩のクサリ場は顔面蒼白。
特に背すり岩のクサリ場は、途中までは下れるものの、左側の岩がせり出していてザックが引っ掛かり、その先にある下りのクサリをどうやっても掴むことができない(汗)
冷静に考えた結果、岩に這いつくばってクサリを掴むことにした。
右側は絶壁で滑ったら…と思うと気が気でないが、それしか方法はないと思ったら、覚悟を決めて這いつくばって移動してどうにかクサリを掴むことができ、無事に下ることができた。
それにしても皆様はこんなクサリ場を平気で歩いているかと思うと…すごいな(汗)
そんなこんなで前武尊を通過し、川場剣ヶ峰と紅葉を堪能しながら歩いて行くと、家ノ串山を通過する。
ちなみに川場剣ヶ峰北峰は、疲労困憊なためクサリ場には行かず巻き道を行く。
と、その先で武尊山に向かう稜線が現れ、しかも紅葉と相まって感動を増幅させ、今までの疲れが一気に吹き飛ぶ!
もうそりゃー、何枚も何枚も写真を撮ったさー♪
そして意気揚々と歩いていき、中ノ岳、三ツ池、高手新道との合流地点を通過して武尊山山頂に到着するっ!
山頂には10名くらいのハイカーが休憩しており、景観を堪能したり食事をされたりしている。
自分も剣ヶ峰の稜線がバッチリ見れる場所を確保して食事しながら景観を堪能する。
それにしても今日は天気が良く富士山もくっきり見てとれる。んー、最高♪
この後もぞくぞくとハイカーが上ってきたため、下山を開始する。
前武尊までは今来た道を戻り、前武尊からはスノーパルオグナほたかスキー場の脇を通って川場野営場に戻る。
それにしてもこのような山道をトレイルランの大会コースにしてしまうとは…
さて来週はもっと紅葉が進んでいるだろうから、苗場山にでも行ってみようかなぁ〜!
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