乗鞍 ホワイトアウトの摩利支天岳
- GPS
- 06:23
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,286m
- 下り
- 1,286m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 6:21
天候 | 晴れ〜ガスガス〜晴れ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※スキー場の営業は終了している。 【登行】 ・エコーラインの除雪作業が始まっている。 ・エコーラインの横断は、かもしかゲレンデの両サイドが比較的容易。中央は雪壁が高い。 ・エコーライン上部からの滑落注意。 ・位ヶ原台地から強風で氷の粒が飛んでくる。 ・摩利支天岳南斜面途中からカチカチになりクトー装着。 【滑走】 ・摩利支天岳直下南東斜面は岩を避けながら。 ・エコーラインに降りる箇所は、場所により落石ネットが邪魔になる。 ・早出の為、終始良い雪質で快適滑走。 |
写真
感想
日曜日は山へ行けないし、本日も午後から用事がある為、早出の山行とし乗鞍岳へ。
休暇村からゲレンデ登行を開始する。
満天とまではいかないが星が出ている。寒さはそれほどでもない。
かもしかゲレンデ手前で1回目のエコーラインの横断。
ここは緩斜面の為、例年通り段差は小さく道路にも雪がある為、スキーのまま横断する。かもしかゲレンデ下部はほぼ直登できる。
2回目のエコーライン横断。
除雪の雪の塊を乗り越えて道路へ降りる。段差は70冂度か。
道路へ降りると3m程の雪壁。登り上げるステップも見当たらない。少し歩くと何とか登れそうなところがあり、スキーを放り投げ、ウィペットを効かせてよじ登る。
次の道路横断までは僅かなので板を持ったままツボで登る。斜面は急なうえカチカチなので転倒すれば道路へ滑落するので注意です。
3回目のエコーライン横断。
2回目同様、道路へ降りる段差は70冂度。
登り上げるには大きく右手に歩いて行き、段差が2段になっているヶ所が出てきたのでそこから登り上げる。
登り上げたらスキーを履くが急斜面のうえカリカリで履きにくい。また、滑ったら道路へ転落です。カリカリ斜面を慎重に登行する。
ツアーコース開始点に着くとツボ足トレースが多くあるり、ボコボコして歩きにくい。かといってスキートレースの上はツルツルして滑るので、ノートラックの場所を選びながら登行する。
2200m付近で上空が白んできて左前方に高天ヶ原が見えたが、剣ヶ峰山頂は見えず。
2300m付近では剣ヶ峰の山頂も目視できたが、録画の早送りのようにメチャ雲の流れが速い。
位ヶ原の急登もいつものように中心を直進し後半は左に切り返して行く。スキーをよく角立てして高度を上げて行く。
位ヶ原台地に出ると強風が襲ってくる。地吹雪も凄く前傾姿勢を取り進む。氷の粒が弾丸のように飛んできて危険だ。早々に樹木を風除けにし防風準備としてサングラス、バラクラバの着用、テムレスへ交換し肩の小屋を目指す。
この時点までは剣ヶ峰も見えていたので摩利支天岳から不消ヶ池へ下り富士見岳から大黒岳を目指そうと考えていた。
肩の小屋口、肩の小屋北側から摩利支天岳南面に取付く。カリカリになってきたので2800付近でクトーを装着する。岩を避けつつ上を目指す。暫くしてコロナ観測所の東側に到着。ピークはどこかとGPSを確認すると観測所の西側に等高線が一本ある。向こうがピークか。肩の小屋を過ぎたらもう少し西進してから摩利支天岳の南西斜面から直接ピークへアプローチすればよかった。
強風は吹いているが、視界良好なのでコロナ観測所の外観探索する。
南には剣ヶ峰方面、北には不消ヶ池や里見岳、富士見岳、大黒岳がよく見える。建物北側に回り込み西側のピークへ。
登頂〜。と思ったら爆風のあとに急激にガスが湧いてきて、あっという間にホワイトアウトになってしまった。風も一層強くなってきた。
観測所を風除けにして滑走準備をしたら、のんびりモグモグする。全然ガスが晴れません。30分ほどガス切れ待ちしていたら、2790ポコが薄っすらと見えだしてきたので立上りドロップ地点へ行くが直ぐにホワイトアウトへ逆戻り。また暫く待っていたら突然の南風が一吹き。ガスが晴れた。
速攻一段落としたら岩稜地帯だった。岩を避けつつ高度を落とす。エコーライン上部では落石ネットをかわして南東斜面へ。
少しガスっているが視界は十分なので肩の小屋口までパウダー頂き。少し滑走距離は短いが、雪質は先週よりも良くドライパウダーだ。
先週とは、打って変わって位ヶ原の台地もパウダーで良く滑る。スキーヤー2名が上部を目指していた。少し距離があったのでストックを振り大声で「おはよーございまーす」と挨拶したら、スキーヤー2名も同様に挨拶。
位ヶ原急斜面もパウダーをぶっ飛ばす。
ツアーコースでは20名近くとスライドしただろうか。ツアーコース中盤以降は雪も緩みだしたがワックスの効いたスキーは良く滑る。
エコーラインの横断は、スキーヤーズライト(初心者コース側)に進んで行くと道路に雪が残っていてスキーを外さずに横断が可能。
2回目の横断もすぐに道路に雪があるヶ所が見つかる。
かもしかゲレンデの滑走も快適だった。
最後の道路横断は登りと同一ヶ所でスキーのまま横断。帰りは一度もスキーを外すことなく駐車場まで。
朝ご飯を食べながらのんびり片付け。
位ヶ原台地から下部は終始晴れていた。
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