舟伏山 〜春まだ浅き山にイワザクラを追って〜

2020年04月05日(日) [日帰り]

• GPS: 04:21
• 距離: 5.8km
• 登り: 739m
• 下り: 746m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:04
• 休憩: 0:01
• 合計: 4:05

距離 5.8km 登り 747m 下り 751m

11:09 あいの森
11:36 11:37 桜峠
13:29 舟伏山
13:47 小舟伏山
14:34 阿弥陀仏
15:14 あいの森

天候

晴れ　時々　曇り　稜線は暴風で小雪も舞っていました

アクセス

利用交通機関：

自家用車

あいの森駐車スペースを利用
コロナウイルス禍のため登山者少なく10時過ぎの到着でも余裕は十分

コース状況／危険箇所等

≪登山道の状況≫
東コース：序盤の皆伐地帯、桜峠を過ぎてからの自然林区間共に急斜面に幅の狭い道が付いているので足を滑らせると滑落のリスク大。
西コース：小舟伏から阿弥陀仏までの区間は自然林の急斜面を九十九折れで登降する。こちらも道幅は狭いうえに、落石を発生させると下に登山道があるので事故発生のリスクも大きい。
どちらのルートもバランス感覚に不安のある方には厳しいコースです。石灰岩質の山なので雨天時は滑りやすくなり危険度が跳ね上がると思われます。ある程度山慣れた方が楽しめる山かと思います。

≪危険動物情報≫
ヤマビル・マダニ・ヘビ・クマ：遭遇せず。しかし単独行はクマ鈴必携。
東ルートは登山道脇の木にシカの死骸が引っかかっており、暖かくなると恐ろしい有様になりそうです。

その他周辺情報

≪トイレ≫
登山口のあいの森に公衆トイレ有。汲み取り・ペーパー無し。ペーパーはご持参されると安心です。
水洗の公衆トイレは片狩キャンプ場入口にあるものが最後と思われます。

≪商店・自販機≫
あいの森にはどちらも無し。
コンビニは関広見インター・Ｒ４１８経由で来る場合、山県市に入るとありません。

写真

4/5 11:04

東ルート登山口
一本杉を目指して皆伐地帯を登ります

4/5 11:04

はじめて来た時は立派に育った杉林の中を登ったものでした

4/5 11:12

一本杉にてこれから向かう舟伏山

4/5 11:21

馬酔木が鈴なり

4/5 11:24

一本杉とあいの森駐車場

4/5 11:37

桜峠
案内板をギターに見立てて記念撮影する方も多い

4/5 11:42

自然林区間に入る
芽吹き前の森は明るい

4/5 11:44

嫌な感じの崩壊地高巻き
雨天後は特にスリップに注意の場所です

4/5 11:51

キブシ

4/5 11:57

タチツボスミレ

4/5 12:02

明るい自然林の平坦地のみのわ平
ここにテントを張って一晩明かすのも…一人では怖いです

4/5 12:05

カタクリ
一輪だけ花をつけるものがありました

4/5 12:12

ナガバノスミレサイシン？

4/5 12:14

木のうろに芽吹いたタチツボスミレ

4/5 12:17

途中のガレ場から岐阜市街を眺める

4/5 12:21

水たまり場との分岐点
以前は小さな滝つぼみたいなものがあった
水たまり場の上にもイワザクラ自生地がありますが、接近できないので今回はスルーします

4/5 12:24

ナツトウダイ

4/5 12:28

東ルートのイワザクラ自生地
今年もまた会えました！

4/5 12:29

イワザクラ　環境省レッドリスト・絶滅危惧�粁燹�VU）

4/5 12:29

つぼみも多いので本格化するのはこれからです

4/5 12:32

4/5 12:37

岩の間にたくましく根付く

4/5 12:41

全開するとイワザクラのブーケになるでしょう

4/5 12:48

マクロに換装
絞り解放で背景をボカシて

4/5 12:49

これくらいのボケ具合が好ましいでしょうか

4/5 12:54

セントウソウ

4/5 12:55

ズームレンズとは

4/5 12:58

描写力が

4/5 13:04

違うのです

4/5 13:25

山頂台地にはまだ早春の装いです

4/5 13:29

舟伏山山頂
風が吹きすさび寒いので早々に下山しました

4/5 13:30

山頂の三角点

4/5 13:31

中央アルプス

4/5 13:31

恵那山と笠置山

4/5 13:31

南側の展望が良好

4/5 13:32

岐阜市街と金華山と百々ヶ峰（岐阜市最高標高地点）

4/5 13:35

ヤブレガサの芽吹き
これも新芽は山菜として食べられるようですが、美味しいのでしょうか？

4/5 13:36

オニシバリ

4/5 13:49

小舟伏山

4/5 14:07

自然林の急斜面を九十九折れで登降
落石させると事故発生のリスクがあります

4/5 14:09

キランソウ

4/5 14:16

ミスミソウ（スハマソウ？）
この一輪のみでしたので、栽培品を植えたものと思われます。

4/5 14:20

ヤマルリソウ

4/5 14:38

沢を横断するこの区間も滑りやすく危険です。
西ルートの核心部といえるでしょう。

4/5 14:54

ヒダボタン

4/5 14:58

渓流沿いの地点まで降りてきました。

4/5 14:59

イワタバコ
去年の花が枯れて残っています。

4/5 15:03

チャルメルソウ

4/5 14:58

チャルメルソウのアップ
ユニークな形の花
どんな戦略で受粉してもらう花なのでしょうか？

4/5 15:06

ミヤマカタバミはお休み状態でした

4/5 15:08

ミツマタ

4/5 15:12

これは何の花ですか？

4/5 15:23

ミヤマキケマン

4/5 15:25

帰りの林道脇にて
岸壁に映えるヤマツツジ

4/5 15:31

ショウジョウバカマ

4/5 15:34

舟伏山と清流
すっかり夕方になってしまいました

4/5 15:46

ヤマブキ
里は春本番でした

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

感想

Tomi-Ton

新型コロナウイルスの蔓延で、日々の暮らしがここまで影響を受けるとは、と憂鬱になる昨今。影響を受けておられる諸兄にお見舞い申し上げます。
浮かれた気分で詳細な感想を書くのは不謹慎と思いますので、簡単に書かせて頂きます。

イワザクラについて。
東ルートの自生地ではたくさん開花しています。蕾も多いので、本格化するのは今週末頃かと思います。
西ルートの自生地では開花しているものは見つけられませんでした。登山道から離れた岩場に咲くので、接近するのはリスキーな場所です。
自然林区間でよく見る他の花
スミレはちらほらありますが
カタクリの花・ヤマルリソウはまだごくわずかです
ニリンソウ・ハルリンドウはやっと芽吹いたところです
下の沢沿いではミヤマカタバミ、ミヤマキケマン・ヒダボタンがたくさん咲いています。

舟伏山は、登山道はきちんと有り、道標も整備されているので迷いませんが、急斜面に細い道が付けられている比較的難易度の高い山です。
滑落や浮石を踏んでの落石事故発生のリスクがあり、慎重な足運びが求められます。
訪れられる場合は事故やお怪我の無いように慎重に行動なさってください。