奧穂高岳


- GPS
- 20:24
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,577m
- 下り
- 2,575m
コースタイム
- 山行
- 2:21
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 2:24
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:36
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
その他周辺情報 | 登山後の入浴は、河童橋近くの上高地アルペンホテルを利用しました。 |
写真
感想
※山行は2017年。記録登録は2020年。
河童橋から眺めていた穂高岳。「いつかあちらから河童橋を眺めてみたい。」と思っていましたが、ついに、これを実現しました。
私は、山の初心者なので、このルートを本当に歩けるのだろうかと不安でいっぱいでした。ネットで検索し、時々子供も登っているという記録を見たり、立体図を見たりして思案していましたが、最終的には、山の師匠の「ゆっくり歩けば大丈夫です。黒戸尾根が行けたんですから大丈夫ですよ。」とのアドバイスに勇気づけられ決行しました。
今回は、まずヘルメットを購入。でも、これって、頭の上にもう一つ頭があるみたいで格好悪い。でも安全第一ですから、これは外せません。
1日目は横尾まで。自宅はゆっくり出発で問題なし。横尾山荘は、2段ベッドでしたが、広いお風呂があり、とても快適でした。
2日目は、横尾から穂高山荘まで。ザイテングラートの登りをとても心配していたのですが、とくに大変な登りという印象はなく、普通の登りでした。こういうルートは下りが危険なのかと思います。
昼頃に穂高山荘に着いたので、山荘前にザックをデポし、涸沢岳と奥穂を往復しました。結果的には、この行為がとても良かったのではないかと思っています。奥穂への登りは、とても急で、ザックなしの身軽な状況でも、一瞬腰が引ける思いがありました。
3日目は、いったん奥穂まで登りますが、あとは、ひたすら上高地までの下りです。奥穂までの登りは、前日のザックなしでの登りの経験がいかされ、ザックありでも安心して登れました。
意外にきつかったのが前穂への登りです。寄るつもりはなかったのですが、途中でお話しした方から「前穂からの涸沢・槍はいいですよ」のひとことにつられて登りました。景色は素晴らしかったけどきつかった。
重太郎新道の途中で、登りの方に「こんな急なところを登るのはきついですね」と話しかけたら「下るより安全ですよ」との返事。そう言えば、下りの恐ろしさを経験した箇所がありました。鎖のついた、とても滑りやすい岩場で、実際に足を滑らせてお尻をつきました。あの鎖が無かったら、この記録も存在しなかったかもしれません。やはり、山で恐ろしいのは下りです。
こうして「いつも奥穂から河童橋を眺めてみたい」という、私の望みはかないました。
さらに、この山行の3週間後に山の大師匠から霞沢岳に誘われ、一緒に登ることができました。正面から眺めた穂高岳は実に素晴らしいものでしたが、3週間前に歩いたルートを、チョコレートを頬張り、コーヒーを飲みながら眺めるという素晴らしい時間をすごしました。
この年は天候不順で、この山行も、日程を3度変更し4度目で決行しました。当初は、重太郎新道を登りに使おうと思っていましたが、岳沢小屋を予約することができなかったので、横尾から登ることにしました。
山の初心者の感想ですが、このルートは重太郎新道を下りに使う方が安全なような気がします。ザイテングラートは、重太郎新道に比べると急ではないので、かえって気の緩む瞬間が多いように思います。
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