高麗山散歩4 コロナを避けて
- GPS
- 01:35
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 228m
- 下り
- 219m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス | 徒歩。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されている |
写真
感想
先週からついにテレワークとなった。当初は通勤混雑を避けるための時差出勤の方針で、そもそも混んでいないので通常勤務だったが、事業継続のためにチームを分けて交代制。全国どこでも感染しておかしくないということだ。
しかしテレワークというのがいかに疲れるものか、初めて体験して身に沁みた。職場から持ち込んだノートパソコンをずっと見つめていなければならず身動きが取れないのだ。
この疲れをいやすために、山に行きたいところではあるが、そういうわけにはいくまい。歩いて行ける高麗山散歩を再び。ヤマレコ記録は4回目となる。
散策路が縦横にあるのがこの山のとりえで、今回も違う道を行く。高麗山山頂(大堂)を大きくトラバースする道だ。
森へ入った途端、やっぱりいいなと思う。20度という気温もちょうどよい。真夏の北アルプスみたいだと気取ってみる。日光が照り注ぎ常緑樹林も爽やかだ。落葉樹もだいぶ葉をつけており新緑が美しい。
この道ではモクレイシの木を何本か見ることができる。常緑樹でなかなか見分けがつかないが、「隔離分布」する木として有名だ。ここ大磯付近と伊豆半島と房総半島の南部、そしてずっと飛んで九州南部と五島列島にしか分布しないという。その原因はよくわかっていないようだ。貴重な種であることには変わりないので、昨今のこういう事態となると、来れる山はここぐらいしかないから、モクレイシの花や実を観察するのもいいかもしれない。
前回(その3)に引き続いて、タチツボスミレも咲いていた。丹沢に行けば何種類ものスミレを見ることができるが、この山で見ることができるとは知らなかった。今の季節は、たいてい春の花を求めて遠征して、ここには来ないでいたからなあ。
同じく前回満開に近かった(その3に写真あり)ニリンソウはほとんど終わり。今日はマクロレンズを持ってきたから、わずかに残っていたニリンソウの接写をしてみた。
かなりの期間、遠くの山、特に山小屋泊りは避けたほうがよさそうだ。そうなると近くの山を味わいつくしかない。それも良い機会なのかもしれない。
夏鳥もそろそろやってくる。今日は、ウグイスとシジュウカラとヤマガラの声しか聞こえなかったが、キビタキやオオルリが良く来る。次は、望遠レンズを持ってこよう。
【後日談】
その後7か月はコロナを避け、この高麗山にしか行かなかった。しかしスダジイ-タブノキの巨木がある立派な照葉樹林なので、通ううちに取り憑かれた様になっていた。ホームページを作ったりもした。
https://shoukame.myportfolio.com/
そして、定点観察と称して、一本一本の樹を同定してみたりもした。
https://shoukame2.myportfolio.com/
コロナの思わぬ副産物である。
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