神室連峰火打岳 (槍ヶ先〜火打岳〜八森山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,496m
- 下り
- 1,483m
コースタイム
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般にしっかりした道。親倉見から登る道は広く刈払いされており、明瞭な尾根で積雪期でも迷わず歩けそう。主稜線は東側が切れ落ちており、草は付いていてもストックを差すと抜けてしまう。槍ヶ先から八森山へは、少し下草が延びているところもある。八森山から薬師原へ下りる道は滑りやすい。 今回はkiyoshiさんと連絡を取り合い、山中で車のキーを交換したが、私が下山して間もなく、kiyoshiさんが私の車を回送してきてくださった。 |
写真
感想
全長25キロにも及ぶ東北の小アルプス、神室連峰。その南部は1,237mの火打岳を越えると1,000mを越える程度の高さの山々が連なっているにすぎない。だが南の八森山に至るまでの中先・槍ヶ先・烏帽子山といった小ピークがそれぞれの顔を見せて楽しく、東側は足元からスッパリと切れ落ちて、ずうっと大展望の山歩きだ。森の深い北部とは少し違う、明るく小気味のいい神室南部をkiyoshiさん、mokkedanoさんのお蔭で存分に楽しむことができた。
kiyoshiさんからは、10月6日に小又山から火打岳、そして南部を縦走するというお話をいただいていた。mokkedanoさんもお休みをとってご一緒されるという。私はまだ歩いたことのない南部を縦走して火打岳に登り、山頂でお二人と合流することを考えた。あの展望のいい火打岳山頂でお会いすることを考えて、数日ワクワクと過ごした。
当日、小又山への西ノ又林道が通行止めになっているとのことで、急遽kiyoshiさんたちは南の八森山へ登ってから火打岳を目指して縦走するプランに変更したとのこと。遅れて到着する私は、親倉見から槍ヶ先へ登れば、丁度稜線上で合流できそうだ。結局、登山開始時間があまり変わらなかったことで、火打山頂から帰り出したところでお二人とスライドする形となったのだが、下山した時間もほとんど同時刻となり、kiyoshiさんには私の車を回送していただいた。本当にお世話になりました。
初めてお会いするmokkedanoさんは予想通り、誠実な好青年。下山後のお風呂場で会話を交わしただけだが、またお会いしたいですね!
ところで、神室連峰の素晴らしさをこれまでも何度かレコに書かせていただいたが、なぜ自分は神室が好きなのだろうと考えてもみた。これはまったくもって個人的好みの話。たとえば鳥海山のような独立峰に登って眺める大観は、言うまでもなくすばらしい。だが私は山に登って山を眺めるのが好きだ。縦走し、違った角度から山を眺め、遥かに辿ってきた稜線を振り返る時、郷愁に似た感慨が湧いてくるのだ。
神室連峰はまた、「自分に合ったサイズ」だと思う。仮に飯豊連峰が自宅近くにあっても、日帰りで楽しむには私には大き過ぎる。たとえば鳥海山だと自分が登れる季節は極めて限られる。神室連峰は季節を問わず日帰りで目一杯歩く充実感を味わわせてくれる。加えてアプローチが比較的いい。コースもいろいろ組み合わせて選択できる。
今回登った親倉見から槍ヶ先のコース、そして下山に使った八森山から薬師原へのコース共、よく整備されて、地元の小学生たちや住民の方々の思い入れを感じた。麓からはこれらの稜線がよく見える。朝に日に眺め、お一人お一人の心となり、またこれらの山々が愛されてきたのだと思う。
4度目の今回も大展望を拝ませてくれた火打岳、どっしりと大きく、静かな八森山。これからも神室に通い続けたい。
コメント
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急登と細尾根と展望とどこまでも続く登山道、神室は山の魅力に満ちていますね。里山でありながら、思い切り険しい。
八森からの下山路、小尾根を左折しますが、雪があればそのまま歩いていきたくなりますね、ずっと瀬見温泉のあたりまでピークを交えながら、尾根がゆっくりと下っています。向かいにある熊返山から山刀伐峠へ、さらに分水嶺の翁山へ。遠くまで歩いてみたい素敵な山域です
まだ神室未踏の私にはレベルが高い
神室連峰はシャープできりっとした印象です。
確かに稜線歩きは醍醐味があって楽しそう!
どんなふうに紅葉して行くのかな〜
ところで
3人の“シェ〜”写真はないの?
誠実などとは仰らないでください。その辺りの事情はkiyoshiさんがよくご存知でしょうけども
神室南部の縦走、とても良かったですね。初めて歩きましたが今後も病み付きになりそうです。道も充実していますから、ルートのバリエーションも豊富ですね。
kamadamさんの神室レコ、今後ともお待ちしてます。
またいつかどこかでお会いしましょう!
kiyoshiさんが今回のレコで神室の魅力について書かれていたこと、本当にその通り!と思っていました。
八森からの下山路に延びる稜線もいいですよね〜ブナの疎林も雰囲気ありました。
ずっと延びて、川の対岸は以前おっしゃっていた翁山塊なのですね。地味ながら、惹かれるものがありますね。
山中では誰にも会わなかったのに、里の人たちの山に対する思いが感じられました
あの細い稜線上でシェーなんかしたら・・
今度考えてみます・・
meikenさん、神室はレベルが高い訳ではないと思います。ただ細い稜線が続くので、気は抜けないかなと思います。ぜひ好天を選んで登ってみてください 充実感いっぱいになること間違いなしですよ
もっとゆっくりお話しできたら良かったですね いろいろ教えていただきたいこともありました。
誠実なお人柄は当たっているでしょう プラスアルファがこれからのお楽しみです
感想を読みながらなるほど、と思いました
神室山だけの日帰りだと、神室連峰の一番魅力的な稜線歩きをすることなく下山してしまいますからね。
やっぱり、南部を含めて縦走して特徴的なとんがりピークを踏破しなければ神室連峰の良さはわからないのでしょうね
今回のお三方のレコを拝見して、雪が降る前に南北通しで縦走したくなりましたよ
そうそう、ぜひ縦走を! tooleさんなら、北の水晶森から南の杢蔵山まで。出かける際は、声をかけてくれたら杢蔵山の下山口に迎えに行きますよ。私も杢蔵山はまだなので。展望が大きな魅力なので、好天の日が条件です
この週末は最高の秋晴れでしたね。tooleさんのレコ、楽しみです
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