福地山(過去レコです)。
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 745m
- 下り
- 735m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
以前冬に登った時は、新雪の中をラッセルしながらの登りで、早々とリタイアして下りて来た。4月になれば雪も固まっているだろうと、リベンジする事にした。2011年4月2日、朝6時半に自宅を出て、東海北陸縦貫道で高山へ。平湯峠を通り、福地温泉の「あおだる」横にある空き地に車を停める。「中高年中日山歩き教室」で夏に登った時は、ハイキング程度の登りやすい山だったが、頂上までの標高差は700m以上ある。「昔話の里」でトイレを拝借し、準備万端整えて、10時25分に登山口に入る。青い氷の柱が林立する「あおだる」、ホースで撒いている水は凍らずにそのまま地上へと落ちて来る。それをくぐり抜けるとすぐに雪道となる。夏には化石探しのトンカチを持った人達で賑わっていたが、今は誰もいない。でも雪の上には足跡もついていて、つぼ足であるが歩くに不便は無く、ラッセルしながら登った事がまるで嘘のようだ。前回、ほうほうの態で辿りついた第1休憩小屋であるが、ここをあっけなくやり過ごし、休まず登る。左程ゆっくり登っていたつもりは無いが、途中で夫婦連れとおぼしき二人に追い越される。「獣出没注意」の柱が立っているが、用意万端、ザックには鈴をつけているし、クマさんの足跡も見られないので不安は無い。幅の広い雪道をつづら折れに登って行くと道はふた手に分かれ、ここは右側の尾根側コースに入る。広かった道は狭い尾根道と変わり、山登りらしくなると、林の間から槍・穂高が現れる。登山口から丁度1時間半、谷側コースと合流。柱が雪の中に埋もれ、その傍らに石像が、これまた雪の中に埋もれている。柱や石像の回りは雪が溶け、覗いてみると、「憮然平」と記されている。こういった所に置いてあるのはお地蔵さんなんだろうが、この石像はスーツ姿の頭を丸めた憮然さん。ちょっと珍しい石像だが、憮然さんとは何者なんだろう。ダケカンバの森、立ったままでひと休み。汗をかいた背中が寒くなってきたのを機会に登りにかかる。ウインドブレーカーは着ず、長袖シャツ姿であるが、青空が広がる絶好の天気の下では再び汗が出始める。長袖シャツも脱ぎ、Tシャツ一枚となって丁度良い具合。広い道を登ると途中ショートカットコースが分かれるが、そこには入らずなだらかな道を選ぶ。ショートカットコースとの合流地点で立ったままひと休み。さらに登ると焼岳、乗鞍岳が姿を現す。時々深雪に足をとられながら尾根をジグザグに登ると、大木場の辻の稜線上に笠ヶ岳が真っ白な頭を出してくる。13時10分、登り始めてから2時間35分で頂上に到着。頂上を示す柱はすっぽりと雪に埋もれ、ほんの少し頭を出している。掘り出そうとするも、この雪の深さでは全く姿を現さない。倒木の雪を払ってその上に腰を下ろし、オムスビとお味噌汁の昼食。晴れ渡っていた空はいつしか曇り空に変わり、槍・穂高は雲の中に隠れる。休んでいると寒くなり、長袖シャツを着込んで早々と下山にかかる。下りはアイゼンを付け、ショートカットの連続。たっぷり積もった処女雪を蹴散らし、道無き斜面を下る。急斜面ではアイゼンを着けていても滑ってシリセード。布製のズボンはビチョビチョになるが、キャッキャ、キャッツキャと子供に帰り、林の中を下り降りる。遊びながらも下りはたったの1時間20分。
昨年、北海道はカムイコタンのコロポックルで、そこのアイヌの主人と話した事がある。わたしが岐阜から来たと云うと、円空さんに話しが及んで、「高山の千光寺に円空仏が沢山あり、何度か行ったことがある。是非一度行ってみるがいい」と云われたのを思い出し、寄り道をする。「円空仏寺宝館」は入館料500円。500円をけちって中には入らず、入り口に立つ「立木仁王像」だけを見て帰途についた。
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