平均年齢72.6歳のパーティ豪華な赤石岳と荒川三山

- GPS
- 104:00
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 2,909m
- 下り
- 2,909m
コースタイム
10/4 畑薙8:00=椹島9:00−9:15 登山口9:30 樺段上部12:10−12:50 ボッカ返し終点15:30 赤石小屋16:00
10/5 赤石小屋6:00 富士見平6:50−7:00 砲台休憩所8:00 稜線分岐10:00−10:05 赤石岳10:25−45 分岐10:57−11:00 小赤石岳11:28−11:35 大聖寺平13:30 荒川小屋14:00
10/6 荒川小屋6:05 中岳分岐7:48−50 前岳7:55−8:00 中岳8:15−25 コル8:510 悪沢岳10:15−55 丸山11:30−45 千枚岳12:30−40 千枚小屋13:10
10/7 千枚小屋6:10 コマドリ池6:40−50 蕨段7:40−8:00 清水平8:25 鉄塔10:23−30 椹島11:40
| 過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
椹島殻赤石小屋へ:斜度はきついが特別危険箇所はない。 赤石小屋から荒川小屋:赤石岳の稜線にでるまでのガレ場ののぼりくだり。格別にむづかしくはない。 荒川小屋から千枚小屋:悪沢岳の中岳側のいわばの上下、特にくだりは注意。 中岳と悪沢岳のコルの稜線。風の日には注意。千枚岳のいわばの部分。 |
写真
感想
3人の平均年齢が72.6歳という今回のアルプス3000m登山・・
どうなることかと思われるかもしれませんが、
やはり今のジジイは大したもんだ。
シルバー登山研究会でもつくろうかな・・
安全・優雅・のんびりをテーマに・・
ボケ予防の登山技術なんちゃって・・・
ジジイの登山ファッションの研究なんてのもどうだろう・・
山小屋がきれいになつて、トイレがきれい。。
昔のことは忘れて、今の山遊びを楽しもう・・
7年前に岩手山で出会ったご縁で年に数回、ご一緒させていただいているお二人。オーさんとヒラさん。
3000mの山は初めてだ。
オーさんは昨年千枚小屋まで行ったけれど雨で敗退という経験を持つ。南アルプスで残している山だから行きたいと願っていた。
トレーニング不足だと心配気味のヒラさんも誘って出かけることになった。
オーさんと9歳違う私は、二人に比べれば元気だが、若い人のような山はできないから山中三泊小屋泊、さらに畑薙で白樺荘に前泊。
剣道27号線の夜道の運転はしんどい。オーさんは昨年雨の中を一人で運転して往復したという。
私にとっても、いずれなる年齢・・
未体験領域ではあるけれど、心配・不安をはらいのけ、二人は行けるという確信をもって椹島から歩き出す。
しかし、この夏に山を歩く機会を逃したヒラさんが、トレーニング不足のためか、樺段の手前で、「今回は無理だ」と言い出した。心臓にきた。心拍数が上がったのだ。一人で降りると言い出したけれど、私はそこで休憩を提案して、オーさんに昼メシの時間にして、長い休憩をとった。おかげでヒラさんも復活してくれて赤石小屋まで登ってくれた。
樺段まで3時間かかっている。小屋まで今日中に着けば、その方が安全だ。中止して下るにしても明日みんなで下ればいい。だけど私には、ヒラさんは歩けるという確信があった。
休憩を多めに取りながらただひたすら樹林帯の急な道を登るのはつらかったと思う。樺段のところで赤石小屋のご主人に出会う。小屋で待っていますと登って行った。後で聞いたけれど2時間15分くらいで登ってる。
午後4時に小屋に着いた。ヒラさんは食欲もなく寝てしまったけれど、ここまで来られたので、明日の朝考えればいいと思った。
小屋はきれいで、トイレも正装が行き届いていて、この小屋の主人夫婦の気配りが感じられる。炬燵の上にあった今年の夏のヤマケイの雑誌に二人のことが書かれていた。炬燵に入っていた夫婦連れがいた。この人たちは下る。
夕食もお肉がでてびっくりした。小屋はわれわれ3人と登る二人と下山する人で7人くらいだったと思う。
翌日、ヒラさんは元気になって、下るとは言わずに登る気になってくれて、赤石に向かう。荒川小屋まで結局40代と60代の二人、会社の先輩後輩の関係、と前後して歩く。60代の人は勤めを終えた後かな、体の改造を1年かけてやったという。62歳と言っていたか。深谷の人であった。若い人の方が贅肉にお触れてる感じで、先輩に山に連れてきてもらってる風だった。
赤石岳へは彼らが1時間近く早くついて避難小屋でのんびりしていたところへ、我々が到着した。
荒川小屋は小さいけれどこぎれいで感じがいい。17年前にこの小屋に泊まったけれど、それは昔、今のこやではなく取り壊されて、テンバになっていた。当時の小屋の思い出は夕食がまったくのカレーしか出ないものだった。
荒川小屋も7人の客。夕食はカレーごはんにおかずがついて立派なもの。
16年前に小屋は建て替えられ他というから、その前の年2005年にきたのだ。
寝具はコールマンのシュラフと毛布。お好きにつかってと言われて、ヒラさんやオーさんはシュラフ3枚重ねの豪華な設定でぐっすりお休み。私も催眠剤を2分の1錠飲んで寝る。
そうこの小屋の食堂で働いていたのはアルバイトだという女性。2年前からここにいると言った。その前は1年、百瞭兇両屋にいたという。その前はOLだったという。壁にメニューがあって、その中に今川焼お茶つき100円とあった。お汁粉300円。お汁粉もたべたかったけど、今川焼がなんで100円なのと彼女に聞いたら、「小屋じめで在庫整理の特別プライスだという。通常は300円だという。
在庫減らしに注文する。冷凍品を解凍するまでの時間待たされた。でもおいしかった。
翌朝、ヒラさんは少しだけど朝飯も食べて、昨日よりもさらに元気に見えた。経験もある。大丈夫。6時に出発の予定で外に出ると、男性がやってきた。お早いですねと声をかけると、中岳の避難小屋からと返事。椹島午後2時のバスに間に遭って帰られただろう。ヤマレコのBIMOTAさんでした。
荒川三山は前岳と中岳(魚無河内岳)と東岳(悪沢岳)の三山を言うのだけれど、前岳はピークというよりは中岳と一体のように思える。
高山裏のキャンプ地から眺めた荒川岳は大きく、高度差600mを目の前にして、昼ごろではあったけれど停滞を決めたのはいまから47年前の話になる。こうやって字に書くとすごい年月が経ってる。たしかに中岳の山頂から高山裏方面を見下すと、はるか下にある。それだけ立派な山なのに、深田久弥が書くように、山の名前は平凡すぎる。
魚無河内岳は魚無沢に由来するだろう。悪沢の由来は深田も書いているように歴史的に裏付けされたものではないけれど、この山の姿にはふさわしい名だと思う。私は悪沢岳と呼ぶ。山頂の道標は荒川東岳とあった。17年前には悪沢岳と書いた板があったが、今はない、残念だ。
中岳へ登る途中から見ると悪沢岳にはピークが二つあるように見えたが、手前のピークは巻いて通過していく。
中岳から見る悪沢岳の姿もいいし、山頂に至る道を見据えるときつい斜面に見える。二人は休み休み登ってきた。岩場を少し心配したがみな山頂に立てた。
赤石も中岳も避難小屋はトイレの便槽が外に出されて閉鎖されて、男性用のトイレしか使えないのは、この時期つらいかも。
千枚の山頂の手前で集団に出会う。中岳の登のとちゅにある花畑を鹿から守るためにネットヘンスが設けられているが、それを撤去するためのボランティアの集団だった。椹島でこのグループと荒川小屋で出会った人が、夜までにぎやかで静かにしてくれと注意したという。どうも山に登る集団に見えなかったという。
千枚岳は山頂がギザギザの小さな岩のピークをいくつか越えていく。2900mを切るとぐっと穏やかに思える。ずんぐりした丸山も立派なピークに見える。
丸山は3000mを越えたピークなのだが不遇に思える。
千枚小屋には昼過ぎについて、今回の登山の大半を終えた。一安心だった。外で若い人と楽しくおしゃべりした。hanamarukiさん、もう一人はレコ名がはっきりしなかった。
部屋の中でお隣になったご夫婦の奥さんがレコをやられてて、検索したらかなり長く歩いているのが分かった。彼女にモバイルバッテリーというのをおしえてもらった。いつも形態が使えなくなるので、これは助かる。カメラの充電もできそうだ。
ツアーで来てる広島の男性と夕食後おしゃべりしたかな。ツアーの人たち、翌朝4時半に出て行ったけれど、レインパンツがみなお揃いのように、モンベルで見たようなパンツをはいていた。私もまねよう。
やはり歳を重ねていいことと悪いことがある。いいことは多くの経験を積んでることで、物事を冷静に見ることができること、あわてないことだ。それっと大事なことは若者たちの話を聞く楽しみがあることだ。
悪いことは昔のことを覚えていて、忘れないことだ。今はいまであり、昔の自分はここにいない。
わかい人の行動や現代の文明の利器に積極的に出会って手助けしてもらうことだ。それらを使いこなすには若い人たちに教えてもらわないといけない。
山も同じだ。道具や医療が変化して、それはより安全であり、軽量であり、年寄にむしろ優しいものが多いのだ。
若い人たちに教えてもらって、さらに安全で楽しい山登りができるといいな。
椹島で77歳の人に出会った。息子さんが一緒で荒川j小屋から椹島まで午前中に降りて午後2時のバスに間に合うように、歩いてきた。体力的にも気力的にも素晴らしい力を持っている。
オーさんもヒラさんもたぶん80過ぎても山を歩いているだろう。このGさんんと言われた方もたぶんそうだろう。
今回はほんとに贅沢だけど、楽な登山をした。今までで初めての体験だと思う。いつもは修行のような登山をしていたが、今回は懐は大変だったけれど、体には松卓楽なものだった。
椹島で20代と40代の二人連れに出会う。荒川小屋を6時に出て1時に椹島についてる。荒川小屋から千枚小屋まで2時間30分であるいてる。
これが歳の差というものだ。鍛錬してても60過ぎたらきつくなる。
無理をすれば楽しくなくなる。楽しくて愉快な山をやるためにもシルバー登山研究会は必要かな。
若者にこびず、競わず、それでいて知識を共有できて、時代にあった山歩きができれば、長続きできるかも・・・
今回はそんなことを考えながら、出会った人と楽しい会話ができれば、山の思い出も豊かになりますよね。これからも心掛けたいね。
今朝、アメリカにいる娘から電話がかかってきて、妊娠してるのが確認されたという。2度流産してるから心配してたが、あと8か月たてば、私も名実ともにおじいちゃんになるだろう。それはまたうれしいことだ。
hagure1945
yuko1936













こんにちは。
千枚小屋で楽しく山の話をさせていただいたhanamarukiです。
僕は、次の日に荒川、赤石に登り赤石小屋まで歩きましたが、雨とガスで何一つ見ることができませんでした。
次に行く時は、時間をかけてゆっくり歩きたいです。
ジャンダルムや大キレットの話、楽しかったです。
またどっかの山で会いましょう。
こんばんは。
たぶん土曜日の朝に中岳の避難小屋を出て荒川小屋に着いた時に出発されようとしていた方々とお見受けしました。
各小屋の様子が写真でよくわかりました。
次回登る際は、この北アルプスの小屋にも負けないキレイさの小屋に泊まりたいなと感じました。
これからもお元気で山を登り続けて下さい。
うひょひょ・・・早いね・・
今あなたのレコをみにいきました。
短期間にガンガンやってていいねぇ〜、
HPも見たよ。
どこぞへ行くのも悪くないかもね・・
お天気残念でしたね。下山しながらずっと見上げていたけど、クモ晴れなかったからね
ツアーの人たちと一緒だったのかな
お友達申請するからね、よろしく
はい、覚えております。
お早いお着きでしたからね。
小屋はみなきれいでしたよ。
ジジイの山登り研究会でも作ろうかな・・・
安全で長持ちして、楽しい登山をするには・・を極める
コメありがとう。
おぉ!
なんだかhagureさんの報告が更新されないなぁ・・・と思ってたらこんな長いこと山に入られてたんですね♪
皆様そろっての登頂、おめでとうございました
赤石が晴れ晴れでうらやましい
うちはガッスガスだったのでいつかリベンジです
ジンさんも頑張ってるからね、二人はどこいうっちゃうかわかrないし・・・っ、
まあ、どうです、おじいさんらしい山あるきでしょ?
らくちん、らくちん山あるき、これからのテーマだなぁ〜
こんにちは hagureさん
遅コメですみません、何か見落としてました。
hagureさんの山行記録を見ていたら一番上に
豪華な山旅ですねー でも山は楽しむもので、やたら苦行するのもでは無いですねー
富士山が見事、やっぱり富士山は見るほうがいいです。
羨ましいシーンが一杯です。
本当にじぃじぃになれそうで良かったです、
気にしないで孫の話が出来そうです。オメデトウ(^▽^)ゴザイマース
ビデオを見終わりました。映像は本当にいいですねー
一緒に歩いている気分になります。
私も10年後こうやって 歩いているでしょうか?
それとも 土の中だったりして。。。。
こんばんは、hagure様
しばらくぶりにアップしたレコをみると
五日間もお山に行っておられたのですね。
全てにおいてゆとりと、この上なくお山を愛する山行がわかります。
私も皆様の年齢に達したら、こんな素晴らしい山行ができるのでしょうか?
・・・・・・無理そうです。
そういえば去年の今頃は、乗鞍へ御一緒したのに・・
今年は皆様、違う方向へ進んでいるようです。
また、波長があったら、ご一緒したいものです。
とはいえ、農作業や・雑務があって、ゆとりある登山は
夢のまた夢のような生活です。
こんにちは。
千枚小屋でhanamarukiさんと一緒にお話をさせていただいたnekkomaです。お二人の話が面白くて参考になりました。行った事の無い場所ばかりなのでこれからの山行が楽しみです。
千枚小屋のテン場は雰囲気が良かったですが、水はけが悪くて翌日は水たまりになっていて大変でした
二日目の稜線はガスっていて何も見えなかったけど、風が吹いて無くて良かったです。去年は風が強かったので・・・。
次に来る時は赤石岳から登って聖岳の方に行ってみたいと思います。
またどっかの山で会いましょう。
ヘヘヘ・・・のへですね〜
こういうの優雅でございましょ。
こういうのも時にはよろしいのではないでしょうか。
来年は、ユメさんと平が岳、朝日岳などいきましょう。
今回は天気に恵まれてハピーでした。
ご機嫌いかがでしょうか。
言われるとおり、それぞれの山を皆さん楽しまれておりますね。
Aoさんもお忙しい中、ひとつのテーマをもって、時間の許す範囲内で楽しまれておられるようす。
来年は日程表を早目にご提示いただいて、ホタカ集中登山をしましょう。
ジンさんがジャンダルムこえました。
私も今回豪華な山を味わいました。
50代働き盛りのAoさんには、これからですからね。
一緒に歩ける日を検討してます。
高妻山、四阿山あたり、晩秋にいかがでしょうか。
千枚の小屋ではジジイのたわごとにお付き合いくださってありがとうございました。
テント場めずらしいほど雰囲気ありましたね。かなりのテントの人たちでしたね。
翌日私も下りながら稜線を見上げていましたが、残念でしたね。
でも風がなくてよかったですね。
聖も大きい山ですよ。赤石から縦走をお勧めします。大変だけどね。
またどこかでお会いできると面白いでしょうね。
お友達申請しておきます。
hagureさん、先日は楽しいお話ありがとうございました。
私たちは、あの後8時に出発し荒川小屋に宿泊しました。
翌日は天気が良かったので、予定を変更して正解でした。
またどこかの山でお会いできると良いですね
荒川小屋泊まりで正解でしたね。
カレーはおいしかったと思います。
100円の今川焼、宣伝するのわすれてましたが・・
そうですね、またどこかで遭遇したら楽しいですね。
レコ楽しみにしています
こんばんは
hagure1945さん
天気に恵まれた山行で最高でしたね。
この健脚なら90まで充分ですね。
なんか元気がでました。
ありがとうございます。
hagureさん、こんにちは。
インドにはまだ行ってない筈と思ってたら南アで楽しい山歩きをされてたんですね。
肋骨が骨折中の BIMOTAさん、無理を押して行ったようですが、お会いになったのですね。
また、hanamarukiさんとも・・・
こうしてみると世間って狭いものですね。
いつまで山に登っていられるか、う〜ん、まだまだ大丈夫ですね。
その内にまたどこかご一緒しましょう!
ご一緒したお二人の元気さは学ぶものがありますよね。
いつまでも、気力をもって、日ごろから鍛錬すれば、90さいまででも頑張れると思います。
あとは自分のスタイルをもつしかないでしょう。
若い人のまねはできないですからね、ほんとに失ったものは大きいですね〜
あと少し私も頑張ってあるきたいですね
え〜、インドはまもなく14日からです。
また留守のあいだにガシガシ登ってください。
ピカちゃんと遭遇されたりして・・はたまた千枚小屋で出会ったhanamarukiさんや、BIMOTAさんとお知り合いとは、御見それいたしました・・
もう、ノボさんのようには行かないけれど、横目でチラチラ見ながら、昔のユメをかなえて行きたいな
そのうちテント場集合なんていう企画で、そこまでの着方は自由なんてね・・・
愉しい時間がもてるように、私もいつまでも元気で痛いです。そのうち口先だけになりそう〜
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