六甲山(過去レコです)。
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- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,072m
- 下り
- 725m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
左程の危険個所はありません。 |
写真
感想
アミューズの5000円優待券、3月までの分が残っているのでカタログを調べ、09年1月24日の六甲山縦走に参加することにした。朝7時15分に新幹線名古屋駅に集合したのは25名、それにガイドが二人の計27名。ガイド兼添乗員の中祖さんは2回目、サブの松本さんは始めてである。バスは一宮ICから名神に入り、多賀SAと吹田SAで休憩をとる。吹田SAでは登山靴も履き、すぐに歩き出せるように仕度を整える。予報では今年一番の寒波が押し寄せるということなのでカッパの上下も着込む。西宮ICで高速道路を降り、芦屋川の道路脇にバスを停め、急いで全員バスを降りる。10時50分、歩道も無い狭い道路を一列になって歩き始める。外車の行き交う高級住宅街の中をしばらく歩き、芦屋川沿いの小さな公園でアミューズの準備体操をする。ゆるやかな坂道を登り、住宅が途切れ山道らしくなると間もなく、「ロックガーデン、滝の茶屋」と書かれた茶店に突き当たる。車はここまで入る事が出来る。歩き始めてから40分弱、うっすらと汗もかき始めてきたのでカッパを脱ぐ。店の奥が登山道で、そこに入ると岩肌をなめるように「高座の滝」が流れている。滝の横の急な階段を登ると成る程、「ロックガーデン」の名前に相応しい岩肌である。日本のロッククライミング発生の地ということである。急坂ではあるが花崗岩の岩肌には階段状に道が付けられており、登山道はロッククライミングとは程遠い。急坂を登ると兵庫登山会の案内板がある。地獄谷、中央尾根、高座谷の3っつのコースに分かれている。中央尾根が一般的コースと記されており、われわれは中央尾根に向かう。花崗岩の岩肌が続き、木製の階段や鎖も現れるが、スリルを感じるところまではいかない。振り返ると大阪の町と大阪湾が眼下に広がっている。12時17分、風吹岩に到着。魚屋道(ととやみち)と合流するちょっとした広場には大きな岩が立っている。昔はもっと高かったようだが、阪神大震災で崩れて小さくなったという話しである。大阪の町を見下ろしながら、アミューズ特製の弁当を広げる。鉄塔と高圧電線はいただけないが、風もなく暖かい陽がさし、のんびりした気分になる。野良猫が2匹寄ってきて餌をねだる。ゆっくり休んでいると汗が冷たくなりカッパを着込む。風吹岩から先は魚屋道、尾根道の軽いアップダウンを繰り返し、鉄製のゲートに入るとそこはゴルフ場。カート道を横切って赤松林の中へ入る。すぐ下にゴルフコースがあり、冬枯れの芝生でプレイしている人の姿も見える。もう一度カート道を横切ってゲートを出ると水場がある。水場といっても伏流水が湧き出ているわけではなく、公園にあるような蛇口つきの水場である。ゴルフ場とわかれ雑木林の中の登山道を登り、最後に急な階段を登り切ると雨ヶ峠に至る。峠は広場になっていてここでひと休み。東お多福山への道を分け、山裾を巻いて登ったり下ったり。どんどん下り、住吉道が合流し、さらに下って住吉谷の流れを渡る。大きな平たい飛び石が並べられ、川を渡るという感覚が無い。本庄橋跡を左下に見る頃から七曲りの急な登りとなる。25人もの大所帯だが遅れるものは無く、皆黙々と登る。雨ヶ峠で休憩しているときにはゴホゴホと咳をしていたおばちゃんも、遅れること無く登っていく。上方に道路が見え、14時36分、一軒茶屋のあるドライブウェイに登りつく。道路を渡ってコンクリートで固められた道を登ると、10分もしないうちに六甲山最高峰に到着。頂上は大きな広場になっていて、大阪から神戸の街並み、そして大阪湾が展望される。ここから眺める夜景は、さぞかし綺麗だろうと思われる。ガイドが、「頂上に雪の無いのは始めてだ」と云う。晴れた空、風も無く、穏やかな陽光の下、ビールでも飲んで昼寝をしたいような気分であるがゆっくりする時間は無い。一軒茶屋に戻りトイレに行こうとした時スッテンコロリン。ほんの1m四方、雪が凍った部分があるのに気が付かず、ここまで全く雪の気配も無かったから、何が起こったのかわからなかった。右腰骨と右肘を打ち、またしばらく痛みに悩まされそう。魚屋道を有馬側に下る。北側の斜面、普段は凍っていてアイゼンが必要と云う話しであったが、そんな気配は皆無。雑木林の中の歩きやすい道を快適に下る。途中でひと休みしても、一軒茶屋から一時間程で鳥居をくぐって神社の一角に降り立つ。アミューズ体操をして、温泉街の狭い道を下る。この不景気の世の中、大きなホテルの建設が進んでいるし、温泉街は人で溢れている。日帰り湯の「金の湯」は、まさに芋の子を洗うよう。落ち着いて有馬温泉を楽しむ状態ではなく、早々にバスに引き上げる。缶ビールを2本飲み、眠っている間にバスは名古屋駅まで運んでくれた。
六甲山、神戸の散歩道ぐらいにしか思っていなかったが、足もつりそうになる程の結構な山であった。そやそうだ、登り口が標高35m、頂上が931m。アップダウンもあり、1000mは登ったのだろうから。
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