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Yamareco

記録ID: 2324364
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ハイキング
中央アルプス

富士見台・横川岳(過去レコです)。

2004年05月22日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
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onisan その他1人
GPS
--:--
距離
9.3km
登り
583m
下り
584m
天候 雨。
過去天気図(気象庁) 2004年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 中津川から神坂峠へ。
コース状況/
危険箇所等
 危険個所はありません。
神坂峠から、
2004年05月22日 09:49撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
5/22 9:49
神坂峠から、
萬岳荘へ。
2004年05月22日 09:58撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
5/22 9:58
萬岳荘へ。
その横から登って、
2004年05月22日 10:01撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
1
5/22 10:01
その横から登って、
休憩小屋を過ぎ、
2004年05月22日 10:20撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
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5/22 10:20
休憩小屋を過ぎ、
富士見台山頂へ。
2004年05月22日 10:28撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
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5/22 10:28
富士見台山頂へ。
2004年05月22日 10:36撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
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5/22 10:36
もう少し足を延ばします。
2004年05月22日 11:34撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
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5/22 11:34
もう少し足を延ばします。
2004年05月22日 11:36撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
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5/22 11:36
2004年05月22日 11:53撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
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5/22 11:53
2004年05月22日 12:09撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
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5/22 12:09
2004年05月22日 12:28撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
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5/22 12:28
笹hらの道を。
2004年05月22日 12:44撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
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5/22 12:44
笹hらの道を。
下りとは云え登りです。
2004年05月22日 12:46撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
1
5/22 12:46
下りとは云え登りです。
撮影機器:

感想

 3年程前、恵那山に登ろうとして神坂峠まで行った時、恵那山への登山道とは反対側に富士見台へ行く散策コースがあるのを知った。平成16年5月22日、前日の天気予報では晴れとの事であったので、久し振りに妻を誘って出掛けた。神坂峠の駐車場は5台程の車で占められていたので、峠の道端に車を寄せて駐車した。晴れてはいたが念のため、二人分の雨具をザックに詰め込んでおいた。大きな木製の案内「富士見台周遊ガイドマップ」でルートを確かめ、9時53分、駐車場の前の道に入る。アスファルト鋪装された道を10分程歩くと3階建ての大きなログハウスがあり、「萬岳荘」と書かれている。そこには大きな駐車場もあり、数台が駐められているのみで、ここまで車で入れば余裕をもって駐車が可能である。小屋の横手の石段を登ると、良く整備されたジグザグの階段が続く。笹でおおわれ茶色に染められた柔らかな丘を、10分程登ると尾根に出る。高い木立はなく視界が開け、左手に恵那山がどっしりと構えている。右手には小さなログハウスが2棟並んでおり、「神坂小屋」とある。その向こうに避雷針の立つ丘があり、岩がゴロゴロしている道を歩いてその横まで行くと富士見台の山頂が真近かに見え、ひと登りで山頂台地(1739m)に着く。標高差は100m程であろうか、神坂峠から40分程で、少々汗はかいたが疲れる事は全く無い。広い台地からは360度の見晴らしがあるが、雲行きが怪しくなってきて中央アルプスや南アルプスの山並みは雲の中である。北側を望めばなだらかなコブが連なり、その先の横川岳に向かって笹原の中、ひと筋の道が伸びているのが見える。ほとんどエネルギーを費やしておらず、このまま帰るにはまだ時間も早いので横川岳まで行く事にした。台地の北側の岩がゴロゴロした坂を下ると、池塘が二つある湿地を渡る。谷の向こう、ほぼ正面に目指す山を見ながらなだらかな尾根を下る。これまた谷の向こう、左手にコブが連なり、笹の中の道を人が登って行くのが見える。谷は深く、果たしてどうやってあの道まで行くのだろうかと心配になる。道は尾根の山肌の急降下となり、谷に向かっておりて行く。谷はまだまだ深く、下りるのも登るのも大変だなと思い始めた頃、道はぐるりと左に曲がり込んで左山のトラバースとなり、進むに連れ沢の音が大きくなって来る。岩の重なった道の下を水が流れているため、音はすれども姿は見えない沢を渡り鞍部に達する。しばらくトラバースが続くが、木製の桟道は朽ちかけており、その上を渡る事は出来ず、その山側を渡る。やがて尾根に出ると、そこからはコブを登ったり下ったりしながら尾根伝いに横川岳を目指す。段々と空が雲におおわれ、笹の葉がパラパラと鳴ったと思うと、雨が降り出した。ザックからレインウェアーを取り出し、上着だけ着込む。目指す山頂は常に視界に入っているが、なかなか近付いて来ない。道が東に曲がると山頂は一気に近くなり、12時7分、横川岳山頂1620mに到着した。雨は一層激しく、レインウェアーのズボンも履き、これで雨対策は完璧となった。あとは雷さんだけが心配だ。この広々とした高原では避難する場所もない。頂上からは、北に御岳らしき巨大な山陰がぼんやり浮かび、南には富士見台が立派な山容を見せている。ベンチに腰をかけラーメンを作っていると、続々と人が上がって来る。聞くと、30人のツアーの団体で、この先の南沢山で昼食をとり、ふるさと自然園まで行くとの事である。バスで神坂峠まで来て、富士見台から縦走し、ふるさと自然園までバスが回って迎えに来てくれるようである。ツアー登山も捨てたものでは無さそうだと思っていると、連中はなかなか出発せず、我々がラーメンを食っているのを取り囲んで羨ましそうに見ている。最終尾の人を待っているようで、これがなかなか上がってこない。先頭の人が到着してから20分以上も経った頃、70歳は越えているだろうと思える夫婦がようやくやって来たが、待たせて済みませんでしたの一言も無い。やはりツアーは止めた方が良さそうだと思い直した。連中が消え去り静かになった山頂であるが、展望も効かないので雷さんの来ないうちにと、もと来た道を引き返す。雨は小降りになったり、激しくなったりの繰り返しである。笹原の中を続く一筋の道を、下ったり登ったりして鞍部に降り着く。下山といっても富士見台は横川岳より100m以上高く、帰りの登りは往きよりきつい。1時間20分で富士見台に到着、そこから20分程で神坂峠に帰り着いた。天候は崩れたが、気持ちの良い汗をかき、笹におおわれた素敵な高原を恭子さんと楽しく歩く事が出来た。途中、中津川温泉「クアリゾート湯舟沢」に立ち寄り、下呂温泉並みの上質な湯で汗を流してから帰宅した。

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