大川入山(過去レコです)。
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- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 905m
- 下り
- 898m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年06月の天気図 |
アクセス | 中央道、園原インターで高速道路を降り、治部坂峠へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
「分県登山ガイド 長野県の山」を見て選んだ手軽な山、大川入山(おおかわいりやま)に行くことにした。1週間降って日曜日は晴れるという、梅雨時の平成15年6月29日の日曜日の朝5時半に家を出た。中央道、恵那山SAでおにぎりを2個買い朝飯とした。恵那山トンネルを出てすぐの園原インターでおり、料金所で治部坂峠までの道を聞くと周辺の地図を呉れ説明してくれた。治部坂峠では登山口がわからず、駐車場の案内板を見て、漬け物屋の横の道から入る事が判った。「治部坂こまくさ」へ入る道を右にみて左へ進むと、すぐに「登山道はこちら」と記された登山口が見つかった。登山口辺りにはすでに3台の車が駐車されていた。7時半に登山口に入り、水道水源地を右手に見て進むと、渓流にかかる橋がある。これを渡ってジグザグ道を少し登ると尾根に出た。根っ子の階段の尾根道を直登することになるが、昨日までの雨で滑りやすくなっており慎重に登る。尾根の直登が終わると細かいジグザグの急登となり、崩壊斜面を迂回すると形の良い大山入山を遠くに見る事が出来るようになる。傾斜が緩やかとなり、カラマツの落ち葉でクッションの効いた気持ち良い登山道になると間もなく、道の両側にベンチが置かれその脇に三角点がある場所に着いた。登り始めてから55分経っており、多分横岳山頂1574mと思われるがそれを示すものは何も無い。小休止後、目的の大川入山に向けて出発し尾根道を歩く。緩やかなコブを二つ越え、横岳から15分で三角点のある三つ目のコブ1616mに着く。左右に展望が開け、右に中央アルプス、南アルプスの山々が並び、それを分かつ伊那谷の町が見える。お勧めの見晴しスポットなのだろう、ベンチも置かれており、しばし景色に見入った。これから先の尾根道の両側は林となり展望は効かないが、日も木立に遮られ快適に歩く。コブの数を数えながら進むうち、アップダウンは順番にきつくなって来てまだかまだかという気になって来る。十番目のコブ1683mを越えて下り、横岳山頂から丁度1時間で十三個目のコブを越えると最低鞍部に至る。最低鞍部は標高1600m程で、ここからいよいよ大川入山への登りが始まる。まずは山肌を登り、細かいジグザグを繰り返しているうちに段々とクマザサが目立つようになって来る。そして立ち木が無くなり、クマザサの原のジグザグを登り切ると正面に大川入山が姿を現し、頂上に向かって左にカーブして続く登山道が見えるようになる。目標が定まり元気を取り戻すが、梅雨の晴れ間とは云え遮るものの無い日射しはきつく、汗をかきかきの一登りである。10時7分、鞍部から約30分、登山口から2時間37分で頂上に到着。頂上は小さな広場になっており、真ん中に三角点があり立ち枯れの白い木が立っている。そこからの展望は青空の下、抜群であるがアルプスの山並だけ雲がかかり、てっぺんのみが雲の上からのぞいている。木曽谷方面は雲におおわれ、北側の恵那山は林に遮られてここからは見えない。昼飯にはまだ早く、お湯を沸かして小さなワンタンを作って食べている僅かなうちに、3組のパーティーが登ってきた。わたしが知らなかっただけなのか、人気のある山のようだ。10時35分、下山開始。細い登山道で何組ものパーティーとすれ違いながら下る。大川入山を一下りするとアップダウンの尾根道となり、帰り道ではあるが登りがあり堪える。丁度1時間で展望の効く三角点に到着し、小休止をとる。横岳からは木の根っ子の階段を滑りながら、ペースもダウンして下り、12時31分、頂上から1時間56分で駐車場に帰り着いた。標高差は630m程であるが、行きも帰りも登ったり下ったりで累積800m以上は登った事になるだろうと思われた。
治部坂峠の「宿り木の湯」に立ち寄ったが、男湯は誰も入っておらず、ゆったりと汗を流した。畳の休憩所もあったがビールはぐっと我慢し、牛乳で喉をうるおすにとどめた。
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