大姥山へ 大姥の滝から周回 道迷い・鎖・廃屋・絶景
- GPS
- 03:13
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 606m
- 下り
- 616m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大姥の滝を下り短縮の大姥神社への道 道を見失う 藪などで行かない方が良い(舗装道路を使うのが無難) 三角点から尾根道を下りたがかなり急斜面もあり進めない 大姥神社から山頂までは問題ないが、迷いやすいところが各所にあるので注意(三角点に向かう・廃屋の辺りなど) |
その他周辺情報 | 公共の宿 信州金熊温泉 金太郎乃湯「明日香荘」 |
写真
感想
2020年(令和2年)5月7日(木)
大姥山へ 大姥の滝から周回 道迷い・鎖・廃屋・絶景
4回目の大姥山になる。
上篭(あげろう)地区の方により鎖場などが整備され、新しい標示がされたという新聞記事が出ていたこともあり行ってみたくなった。
今まで山頂・三角点のみの往復山行だったが、大姥の滝からのコースもあることは知っていたので是非周回してみようと考えた。
周回は大姥の滝駐車場から大姥神社へ行き、鎖場を通り大穴へ。
山頂から三角点そして大姥遊歩道を大姥の滝へと下山するという反時計回りコースで歩いた。
大姥の滝から出発、舗装道路を下山時に出て来る分岐をさらに下り廃屋のある場所へ。
そこには標識があり「大姥の滝」と「国道19号」方面が記されている。
さらに古くて読めない板が大姥神社方面へ向けて付けられている。
のぼりが立てられたのだろうかコンクリートの2本の支柱もあり、草深いが確かに道はある。
大姥神社へ向かう地図にある道に違いないだろうと登り始めた。
薄いが踏跡もあり登っていく、方向は間違いないので登り続けた。
ほぼ尾根に沿って登っていくが途中から全く踏跡が見つからなくなり、下って登り返すなどしながら高度を上げ、道らしきところを見つけては進んだ。
倒木、深い草、ジメジメした道、そして竹藪の迷路、何が何だか分からなくなるが方向だけ間違えないように通れないところは大きく巻くなどして登り続けた。
そのうち尾根に出ると歩きやすくなり右手下に舗装道路が見えたのだ。
間違いなく大姥神社への道で、尾根から舗装道路にでると目の前がなんと大姥神社だったのだ。
ここからは道迷いの不安はなく進める。
大姥神社で安全登山の祈願をした後、神社横の登山口から登り始める。
直ぐに鎖場が出てくる。
ここが記事にあったところで、整備され標示も設置されていた。
「クサリ1/9」とある。
9カ所の鎖場に順次標示が付けられていて山頂への目安にもなる。
この大姥山は気軽には登れないクサリが連続する山でもあることを示している。今まではクサリはあったものの何本あったかは意識していなかったがその多さに驚くしかない。
クサリの本数ではなく9カ所ということで危険地帯が続く。
山頂手前に大穴と呼ばれる、大姥神社の奥の院がある。
山頂方面から一端脇道へと入り崖の横をトラバース気味に行く。
洞窟でもあり山姥に金太郎が育てられていたとの言い伝えがある。
岩殿山などの岩にも見られるいくつもの穴ぼこが奇妙だ。
洞窟の横に回ると北アルプスの展望が少し開ける。
餓鬼岳が迫力を持ってみることができた。
正面からは山頂からもしっかりと見られるのだが岩殿山・京ヶ倉の特異な山容が展望できた。
大穴を見た後分岐に戻り、最長の鎖場を登り切ると大姥山山頂へと着く。
北アルプスはもちろんだが里山の墨絵のような山の重なりが美しい。
そしてどんと目の前には聖山、本当は「たら原山」が丸みを帯びた優雅な姿を見せてくれる。
大姥山の三角点はこの先にまだある。
標高も3mほど高いところで大姥山ピークを目指すのならばもう20分ほど奥深く行かなければならない。
信州新町方面からの林道も延びていて標示、踏跡を追っていけば山頂へと着く。
全く展望は期待できないカラマツ林の中にある。
ここから先がまだ歩いたことのない大姥の滝方面への道だ。
一端戻って遊歩道へと出れば下るのも簡単だっただろうが、稜線に沿ってその遊歩道に出ようと歩き始めた。
薄い踏跡もあったが途中からかなりの急坂となり這いずるように下る羽目になってしまった。
方向は間違いなかったので下り続けると神様が祀られた大きな松があるところへ合流できた。
その後は快適な遊歩道をひたすら下った。
六地蔵と書かれた表示板から下は荒れた林道へと変わりお墓があったり、
貯水槽らしきものが見られたり生活感がある道になった。
何軒かの廃屋がいくつか見られる場所へと出た。
二階建ての立派な廃屋もあり今にも誰かが出てきそうな感じもあった。
そしてこの廃屋の位置から今日登ってきた大姥山の山頂が見られた。
急峻な山だと言うことが一目で分かる。
廃屋からあとは林道をわずかばかり歩き下ると
今朝歩いた大姥の滝方面への舗装道路と合流した。
絶景はもちろんのこと、道なき道を彷徨い、クサリ、危険な尾根道そして廃屋と変化ある見せ場がたくさんある大姥山を楽しんだ。
ふるちゃん
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