蔵王山(過去レコです)。
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 129m
- 下り
- 123m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2002年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
2002年8月10日、山形市から見る蔵王はダラダラと連なる山で、その名前と樹氷から想像する厳しさはない。リフトのかかったスキー場を横目に見ながら、旅館、ホテル、ペンションが立ち並ぶ中、蔵王エコーラインを上り、有料の蔵王ハイラインに入った。終点駐車場は満杯であったが、丁度1台帰る車があり運良くそのあとに停めることが出来た。駐車場はすでに1700m程の高さであり、熊野岳までは100mちょっと登るだけである。レストハウスで水筒に水を補給し、10時に出発した。溶岩台地に低木が這い、ところどころ石で囲われたコマクサが咲いており、左下の刈田駐車場のリフトから上がってくる人も加わって多くの人が散策していた。われわれのような登山姿の人から、サンダル掛けの軽装の人まで種々雑多である。五色沼と呼ばれる火口湖は、右手半分が切り立った崖に囲まれ、崖から崩れ落ちた大きな岩が途中に引っ掛かかっている様は今にも何かが起きそうな感じを与える。火口湖は「お釜」と名付けられているが、同じ呼び名を持つ白根の火口湖より清冽な雰囲気がある。赤茶色の崖に囲まれた緑色の湖面が、セピア色のフィルムに緑だけ色付けたように鮮やかな色合いを呈している。火山特有の荒涼とした景色の中に小高く浮かぶ熊野岳へは、「馬の背」と名付けられた稜線が続いており、そこを多くの人が歩いているのが遠望できた。お釜を眺めながら、その縁を回るようにして馬の背を行くと、十数人の車椅子の人達を介護しながら登っている一団に遭遇した。馬の背の先は一寸した急登で、妻は小さな砂利状の溶岩に足をとられ、ずるずる滑ってしまう。この中を身障者の人達が登るのは大変なことで、ボランテイアの人達の熱意に敬服した。熊野岳は火山台地になっており、草地が点々としている広い道を歩き、レストハウスから40分程で頂上の熊野神社に到着した。帽子が飛ばされてしまう程の強い風であったが眺望は良く、火口湖周辺の景色とは全く違った広々とした緑の山並みを見渡す事が出来た。しばらく休んだ後、お釜を見おろし、じっくりと景色を楽しみながら下っていった。レストハウスも近くなった頃、折角汲んだ水だからと、途中で湯を沸かしラーメンとコーヒを作った。
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