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Yamareco

記録ID: 233751
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大台ケ原・大杉谷・高見山

霧氷鮮やかな明神岳へ

2012年01月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:50
距離
8.4km
登り
752m
下り
752m

コースタイム

大又林道脇9:10-9:20林道ゲート-9:50林道終点-10:30明神滝-11:25明神平-12:10明神岳12:20-12:40三ッ塚
-13:00明神平(昼食)13:50-明神滝-14:30林道終点-林道ゲート-15:00林道脇
天候 曇。ときどき日が差すが逆に雪がちらつくことも。
過去天気図(気象庁) 2012年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大又林道ゲート前の駐車スペースは昨秋の台風で川床までざっくりえぐられて、半分なくなっていました。
それでも20台以上は駐車可能。
今回はそこまでたどり着けず悔しい思いをしましたが。
コース状況/
危険箇所等
ゲートを過ぎて林道の終点近くは台風禍の爪痕がすざまじく、雪の下に何が隠れているか分からないので、
トレースから外れないよう気をつけましょう。
雪がなくなったらなくなったで、岩や尖った金属片等が剥きだされそうで、より注意が必要になりそうです。
ここまで林道が必要なのかどうか、私には判断できませんが、
人一人が安全に通れる程度の補修は早くしていただきたいものです。

登山道は若干荒れている所もありますが、特に危険個所はありません。
強いて言えば、あまり霧氷に見惚れて明神岳稜線の絶壁に落ちないようにしましょう。
明神平から上は雪が深いので、ワカンかスノーシューは必携です。
凍てついた急坂にスタッドレスタイヤでは歯が立たずスタック。
行き合わせた車の人達に助けられ路肩に車を寄せて歩きはじめる。
2012年01月09日 16:12撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/9 16:12
凍てついた急坂にスタッドレスタイヤでは歯が立たずスタック。
行き合わせた車の人達に助けられ路肩に車を寄せて歩きはじめる。
ゲート前の空地が見え始める。
噂どおり半分くらい流されている。
2012年01月08日 09:15撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 9:15
ゲート前の空地が見え始める。
噂どおり半分くらい流されている。
ゲートを越えて、雪の大又林道を歩く。
梢の向こうに霧氷の山が覗く。
期待が高なる。
2012年01月09日 16:13撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/9 16:13
ゲートを越えて、雪の大又林道を歩く。
梢の向こうに霧氷の山が覗く。
期待が高なる。
えっ!?何?
行く手をふさぐ巨大な倒木。
2012年01月08日 09:42撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 9:42
えっ!?何?
行く手をふさぐ巨大な倒木。
雪に隠されてわかりにくいけれど、林道が流されています。
路面のあった右側はバックリえぐれて残された路肩を登っていきます。
2012年01月09日 16:13撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/9 16:13
雪に隠されてわかりにくいけれど、林道が流されています。
路面のあった右側はバックリえぐれて残された路肩を登っていきます。
完全に山が抜けています。
2012年01月08日 09:43撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 9:43
完全に山が抜けています。
左の路肩の高さに林道(アスファルト舗装路)がありました。
基礎までえぐり取られて身長の倍もの深さになっています。
2012年01月08日 09:45撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 9:45
左の路肩の高さに林道(アスファルト舗装路)がありました。
基礎までえぐり取られて身長の倍もの深さになっています。
かつてここに堰堤がありました。。
2012年01月08日 09:47撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 9:47
かつてここに堰堤がありました。。
コンクリートの堰堤も根元をえぐられ、人は自然には勝てないことを物語っています。
2012年01月08日 09:47撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 9:47
コンクリートの堰堤も根元をえぐられ、人は自然には勝てないことを物語っています。
ようやく登山道。
雪に覆われています。
期待が高なります。
2012年01月09日 16:15撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/9 16:15
ようやく登山道。
雪に覆われています。
期待が高なります。
半分氷結しかけた明神滝。
2012年01月09日 16:15撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/9 16:15
半分氷結しかけた明神滝。
霧氷。
針のような鋭さが冷え込みの厳しさを教えてくれます。
2012年01月08日 10:33撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 10:33
霧氷。
針のような鋭さが冷え込みの厳しさを教えてくれます。
樹間から薊岳。
真っ白な霧氷に覆われています。
2012年01月08日 10:56撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 10:56
樹間から薊岳。
真っ白な霧氷に覆われています。
霧氷の林。
秋にはイタヤカエデの紅葉が見事ですが、今は白銀の世界です。
2012年01月08日 10:59撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 10:59
霧氷の林。
秋にはイタヤカエデの紅葉が見事ですが、今は白銀の世界です。
さらに高度が上がり霧氷の樹冠の向こうに薊岳。
もう一度訪ねたい岩峰です。
2012年01月08日 11:16撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 11:16
さらに高度が上がり霧氷の樹冠の向こうに薊岳。
もう一度訪ねたい岩峰です。
明神平。一気に空が開けます。
あしび山荘はいつ見ても絵になります。
2012年01月08日 11:23撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 11:23
明神平。一気に空が開けます。
あしび山荘はいつ見ても絵になります。
三ッ塚への登りから明神平を振り返る。
これもいつも惚れ惚れする景色。
2012年01月08日 11:40撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 11:40
三ッ塚への登りから明神平を振り返る。
これもいつも惚れ惚れする景色。
霧氷に囲まれた雪原を行く。
2012年01月08日 11:51撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 11:51
霧氷に囲まれた雪原を行く。
明神岳への稜線から大峰山脈を遠望。
2012年01月08日 12:00撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 12:00
明神岳への稜線から大峰山脈を遠望。
大峰の核心部。
目を引く特徴的なギザギザは大普賢岳。
その左に八経ヶ岳・弥山の高まり。
2012年01月08日 12:00撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 12:00
大峰の核心部。
目を引く特徴的なギザギザは大普賢岳。
その左に八経ヶ岳・弥山の高まり。
ブナ林に覆われた明神岳頂上の霧氷。
2012年01月08日 12:11撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 12:11
ブナ林に覆われた明神岳頂上の霧氷。
頂上の霧氷と大峰の遠望。
2012年01月08日 12:22撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 12:22
頂上の霧氷と大峰の遠望。
帰路は三ッ塚にまわってみます。
スノーシューのトレースが続きます。
積雪は約1m。ワカンがなければズボズボです。
2012年01月08日 12:23撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 12:23
帰路は三ッ塚にまわってみます。
スノーシューのトレースが続きます。
積雪は約1m。ワカンがなければズボズボです。
三ッ塚まわりの目的はこの斜面。
尻ソリで滑り降りようという魂胆です。
2012年01月08日 12:42撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 12:42
三ッ塚まわりの目的はこの斜面。
尻ソリで滑り降りようという魂胆です。
中腹から三ッ塚を振り返る。
日が射せば白銀に輝くのですが。
2012年01月08日 12:43撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 12:43
中腹から三ッ塚を振り返る。
日が射せば白銀に輝くのですが。
明神平が一望の下。
2012年01月08日 12:53撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 12:53
明神平が一望の下。
尻ソリで一気に下降!
のはずでしたが、雪が軟らかすぎて。。
2012年01月08日 12:55撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 12:55
尻ソリで一気に下降!
のはずでしたが、雪が軟らかすぎて。。
あしび山荘の入口階段霧氷がびっしり。
「エビの尻尾」が40僂發里咾討い泙后
2012年01月09日 16:24撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/9 16:24
あしび山荘の入口階段霧氷がびっしり。
「エビの尻尾」が40僂發里咾討い泙后
窓から覗いたあしび山荘内部。
囲炉裏があるのか。。
中に入れないのが残念です。
2012年01月09日 16:24撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/9 16:24
窓から覗いたあしび山荘内部。
囲炉裏があるのか。。
中に入れないのが残念です。
山荘デッキの霧氷。
雪のように見えますが、エビの尻尾が伸び重なって生長したものです。
2012年01月08日 13:04撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 13:04
山荘デッキの霧氷。
雪のように見えますが、エビの尻尾が伸び重なって生長したものです。
こちらは階段の支柱。
2012年01月09日 16:24撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/9 16:24
こちらは階段の支柱。
山荘の周りをうろつく間に冷え切ってしまいました。
昼食で体を温めます。
2012年01月09日 16:24撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/9 16:24
山荘の周りをうろつく間に冷え切ってしまいました。
昼食で体を温めます。
雲に接するように突き上げる薊岳。
右手奥には金剛山の影も見えます。
2012年01月08日 13:50撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 13:50
雲に接するように突き上げる薊岳。
右手奥には金剛山の影も見えます。
霧氷の森を下り、帰路に着きます。
2012年01月08日 13:52撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/8 13:52
霧氷の森を下り、帰路に着きます。

感想

正月にやや体調が回復し竜王山に手ぶら登山しましたが、
その後悪化することもなく次の週末を迎えると、もう歯止めが利かない。
もっとしっかりした山に行きたい。
冬と言えば霧氷じゃ!霧氷と言えば明神平しかないでしょうというわけで早速。
「知らんけんね、お前。どうなっても」もう一人の自分が止めてはいたようですが。

早朝の冷え込みに、大宇陀のあたりから道は白くなりはじめ、
数日前の雨が厳しい冷え込みに凍った大又林道はツルツルの氷の上に薄雪を被った状態。
まだ車の運転はムリなので運転は相方におまかせでしたが、
雪道はやや苦手な相方に余計な声をかけたために、減速しすぎて最後の坂を登れずスタック。。。
後はどうあがいてもスタッドレスタイヤは空転、横滑り。
危うくガードレールにキッスしかけたりのピンチ。
すぐ先の路側に停まっていた3台の車の方々に助けられ、なんとか彼らの後方に停めることができました。
というアクシデントに30分もとられ、今日は中途半端な所からスタートです。

その後も昨秋の台風の爪痕に驚いたりしましたが、明神平の白銀の世界はいつも以上に凛とした美しさで迎えてくれました。
桧塚奥峰までワカンを楽しみたかったのですが、無理をしてまた山が遠ざかるのも嫌なので、
明神岳で大峰や台高南部の白い峰々の展望を楽しんで引き返しました。

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