三ツ峠山(過去レコです)。
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 616m
- 下り
- 603m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
毛無山に登ろうと、取り合えず河口湖のホテルを予約した。調べてみると河口湖の周辺には色んな山があり、十二ヶ岳という聞いた事のあるような山の横に、鬼ヶ岳という聞いた事のない山がある事が判った。これはひとつご挨拶に行かねばならないと、毛無山は止めてこの山に登る事にした。
2010年のゴールデンウイーク中は近場の山で過ごし、次の週末の5月8日(土)、5時半に河口湖に向かった。昨晩は歓送迎会で帰宅が遅く少々寝不足。さて、どうしたものかと考えて、手軽に登れそうな三ツ峠山に急遽変更。中央高速道を一宮御坂ICでおり、旧鎌倉往還 御坂みちを通って新御坂トンネルをくぐり、坂を下って行くと河口湖に出てしまった。うろ覚えであるが、三ツ峠登山口への道は通り過ぎてしまったようだ。Uターンして坂を上り、トンネル手前の道を右に入る。狭い旧道を走り、林道に入ると間もなく、10台ほどの車が止められている。丁度一台分のスペースが空いており、そこに駐車。ラッキー。
本日は晴天。長袖シャツは車に置き、Tシャツだけで、9時40分、いざ出発。歩きだすとあちこちに駐車スペースがあることが判明、まだ余裕はありそうだ。「富士箱根伊豆国立公園 三ツ峠登山道」と記された立派な案内板があり、「御坂山地の末端にあり、開運山・御巣鷹山・木無山の三山を称して三ツ峠山と呼ばれている」と説明されている。チェーンを巻いた古びたジープが2台置いてあるところを見ると、冬はさぞかし雪が積もるのだろう。林道に入り、広い緩やかな道を歩き始める。道の両側には小さな桜の木に、小さな花が咲いている。「豆桜」、富士山周辺の山に多いことから、またの名を富士桜と云うらしい。緩やかに始まった林道だが、徐々に斜度が増してくる。昨日の雨でぬかるんだ場所には、深い輪だちの跡が出来ている。先程のチェーンを付けたジープは冬のためのものではなく、山荘への荷揚げのため、今現在使われているものだと判明。かなりの急坂、雨が降ればぬかるみもするだろうし、雪が無くてもチェーンは必要だろう。ゆっくり登っていると、何組もの人達がわたしを追い越して行き、わたしは誰ひとり追い越すことはない。相変わらずの輪立ちの跡がついた道を登り、登山口から1時間15分程経ったところで山小屋が見え始め、三ツ峠山荘に到着。
青く晴れ渡った空の下、雪の帽子を冠った大きな富士山が迎えて呉れる。山荘前から四季楽園を通って三ツ峠山頂に向かう。四季山荘前のベンチは有料で、誰も坐っている人はいない。三ツ峠山の西側の岸壁にとり付いているクライマーの姿が見える。20分程で山頂に到着。三ツ峠は御巣鷹山、開運山、木無山の三つのピークからなっているが、一般に、一番高い開運山(1,785m)をさして三ツ峠山と呼んでいるそうだ。さすが富士山のビューポイントとして名を馳せているだけあって、多くの人で賑わっている。左程広くは無い頂上だが、隙間を見つけて坐る。11時半、丁度昼飯時、オムスビを取り出して頬張る。南側は富士山の大展望、頂上付近に雲が出たかと思うとすぐに晴れ上がり、しばらくすると雲の中に隠れたり、見飽きる事が無い。西には南アルプスが、一番右に鳳凰三山、そして甲斐駒ケ岳、それに続く北岳、塩見と、いつも見ているのと逆方向に浮いている。その手前には、黒岳、十二ヶ岳、鬼ヶ岳など、御坂山塊が連なっている。けど、後ろは放送局の電波塔が林立し、反射板が並び立つ俗世界で味気ない。
開運山を四季楽園まで下って、御巣鷹山に向かう。恐らくはあの中継アンテナが林立する所がそうだろうと、なだらかな広い道をブラブラ歩く。御巣鷹山の山頂には中継基地が建ち、それをぐるりと一周しても山頂の案内はどこにも無く、何の面白味も無い。四季楽園まで戻り、三ツ峠山荘で富士山に別れを告げ、登って来た道をそのまま下る。明るい日差しを浴び、ゆっくりと豆桜を楽しみながら下り、14時10分、駐車場に帰り着いた。
河口湖畔のホテルに宿をとり、翌日は富士山を一周し、山中湖畔で昼食。御坂みちを通り、一宮御坂ICから中央高速道路をひた走って帰路に着いた。三ツ峠山は、噂に違わない富士山の絶好のビューポイントであった。
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