伯耆大山(宝珠尾根〜剣ヶ峰〜弥山〜夏山道)
- GPS
- 04:57
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,138m
- 下り
- 1,125m
コースタイム
05:03 大神山神社
06:45 ユートピア避難小屋
07:09 1636ピーク
07:39剣ヶ峰
小休止
07:47出発
08:20弥山三角点
08:23大山山頂碑
09:06六合目避難小屋
09:40南光河原駐車場帰着
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
宝珠尾根〜ユートピア間は、 斜面が崩落した個所複数。 補助ロープ区間もあり。 1636ピーク(振子沢源頭部)から天狗ヶ峰直下のザレ場、 非常に脆く足場も不安定で非常に危険。 ユートピア側から来るならばここで引き返すのが賢明。 天狗ヶ峰〜剣ヶ峰の間も細尾根、 南璧側は切れ落ちている。 足元もいつ崩落するか分からない。 剣ヶ峰〜弥山間は特に危険なナイフリッジ。 通称「ラクダの背」と呼ばれる個所は 死亡事故も起きています。 興味本位で行かれない事を望みます。 夏山道は危険個所特に無し。 |
写真
感想
この4月、初めて弥山まで行きました。
しかしモヤモヤした思いは消えず。
最高峰である剣ヶ峰への想いが募り
この回の山行となりました。
しかし今となってはそれはすべきでは無かったと思っています。
伯耆大山の縦走は禁止されています(2012年10月現在)。
私は運良く通過出来たと思っています。
1636ピークからの縦走路は大変危険なルートです。
もしどうしても行かれるなら入念な下調べと装備、覚悟(死を伴う)が必要かと思います。
やった私が言うのもなんですが、褒められる行為ではありませんし、
繰り返しですがすべきではありません。
また、時期によっては「ラクダ」の状況は刻々と変化するようです。
一度行けたからと言ってまた行けるとも限りません。
宝珠越からユートピアまでは決して楽ではありませんが、
楽しい道でした。
朝日に照らされる三鈷峰は美しかった。
前日に雨が降ったのか、宝珠ルートは雨露が多く、
靴の中まで染みました。ゴアテックスの靴は全く乾かない。
体が冷えると思い、
ユートピア避難小屋では特に休憩もせずすぐに出発。
どなたかのザックが置いてありました。
しかし小屋には誰もいません。
散策でもされているのでしょうか。
初めてのルート、
象ヶ鼻にも1636ピークに気付かず素通り。
気づいたら天狗ヶ峰に居ました。
1636から天狗の間の細尾根には難儀しました。
天狗〜剣の間で一人、剣から降りてこられる方が。
荷物を何も持っておられません。
避難小屋のザックの主でしょう。
すれ違う際に挨拶、
顔を見て驚きました。
以前冬の那岐山でトレースを代わって頂いた方でした。
暫くお話。
やはり随分な熟達者のようでした。
ふと下を見ると、自分の影に後光が差していました。
初めて観るブロッケン現象。
感激!
少し登ると剣ヶ峰。
慰霊碑の基礎は随分と崩れていました。
弥山方面をガスが覆って行きます。
少し休憩した後、弥山へ出発。
相変わらずの細尾根。
最大限の集中力で歩を進めます。
すると目の前にコブが。
ここがラクダの背の核心なのでしょう。
岩は脆く、触るだけでポロポロと崩れて行きます。
足元は幅15造△襪任靴腓Δ。
両側は切れ落ちたナイフリッジ。
今ここをどう歩くか。
それ以外の事は考えられなかったように思います。
難所を通過、細尾根は続きますが
先ほどの個所程ではありません。
集中力が切れるのが恐ろしかったです。
少し進むと道幅が少し広くなり、
弥山山頂に到着。
ホッとしました。
山頂碑にはまだ人はいません。
(その為に早く出発したのもありますが)
少し後ろめたい気持ちで山頂を後にしました。
下山中はやっぱり集中力が切れました。
歩き方が雑になって、なんでもない所で躓いたりしました。
あれをもしも稜線上でやったら...。
夏山道は多くの方が登っていらっしゃいました。
この回は何だか罪悪感を感じる山行となりました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する