扇浦から中央山、初寝浦、旭山

2020年02月14日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 17.2km
• 登り: 763m
• 下り: 768m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:30
• 休憩: 2:20
• 合計: 8:50

8:00 扇浦バス停
9:00 9:10 中央山
10:00 9:40 初寝浦
11:20 小笠原追跡所
12:10 旭山登山口
12:20 12:40 旭山
13:20 13:30 長崎展望台
14:10 14:50 海洋センター
15:20 16:20 大村
16:30 小笠原ユースホステル

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

小笠原村営バスが村役場前から小港海岸まで通っていて大変便利です。https://www.vill.ogasawara.tokyo.jp/bus/
地球温暖化問題や地方の交通機関の経営問題が深刻ですので、山行の際はできるだけ公共交通利用をお願いいたします。

コース状況／危険箇所等

道ははっきりしています。危険個所もありません。扇浦から車道までの登り道は通る人が少なく道標も地味です。

その他周辺情報

扇浦のバス停に商店や自販機はありませんが車道を少し西に行くと民宿などがあり飲み物の自販機があります。

写真

2/10 14:15

扇浦にアウトリガーカヌーがありました。オセアニア島嶼部から伝わった文化だそうです。

2/10 14:19

日本人入植の歴史。

2/10 14:23

小笠原神社。

2/10 14:29

小笠原諸島を発見した戦国武将と伝わる小笠原貞頼を祀っています。真偽のほどは定かではないとのこと。一種の「神話」ですね。

2/14 7:59

護衛艦おおすみが来ていました

2/14 8:04

登山道入口。道標は古くなっています

2/14 8:05

登山道とタコノキ。

2/14 8:20

二見湾

2/14 8:21

展望地があります。

2/14 8:35

平地になり沢を渡ります。

2/14 8:40

車道に出ます。

2/14 8:52

ムニンヒメツバキ（ロースード）。方言名ロースードは英語のrosewoodから来ています。欧米系島民由来の文化です。

2/14 8:57

中央山の入り口

2/14 8:59

植物の解説があります。

2/14 9:04

2/14 9:05

中央山山頂。砲座か何かでしょうか

2/14 9:05

大村・三日月山方面

2/14 9:06

北側

2/14 9:06

南部の躑躅山・高山方面。山深さを感じます

2/14 9:07

写真では分かりにくいですがなぜか季節外れのロースードが花盛りでした

2/14 9:16

シマザクラはオセアニア系の植物といわれています。

2/14 9:52

初寝浦への途中にある東屋

2/14 9:52

東屋から夜明山方面。この辺りは乾性低木林です

2/14 10:05

初寝浦

2/14 10:07

鶯砂と呼ばれる緑色の砂。第三紀の海底火山に由来するボニナイトに含まれる古銅輝石という鉱物で、世界的にも珍しいそうです。

2/14 10:21

本当に緑色

2/14 10:34

枕状溶岩も見られます

2/14 11:21

種子島で打ち上げたロケットをここで追跡しています

2/14 11:37

初寝浦展望台より初寝浦

2/14 12:07

旭山の入り口

2/14 12:12

ヤロードもyellowwoodから来ているそうです

2/14 12:13

アカガシラカラスバト。前々日の母島に続き再び見ることが出来ました

2/14 12:23

旭山北峰山頂

2/14 12:23

旭山南峰を望む

2/14 12:25

旭山から大村方面

2/14 12:47

南峰への道

2/14 12:51

ムニンタイトゴメ。タコノキやムニンタイトゴメ、テリハハマボウが山に生えていますが、他地域の近縁種は海岸の植物です。競争相手が少ない海洋島で生物が元とは異なる生態的ニッチにまで分布を広げることを生態的解放というそうです

2/14 12:53

南峰から北峰を望む

2/14 13:54

奥村地区に咸臨丸の乗員の墓所があります

2/14 13:56

2/14 13:56

森の中にひっそりとあります

2/14 14:10

海洋センターではウミガメを保護しています

2/14 14:16

可愛い亀さんに癒されます。しかし小笠原には海亀を食べる文化があり、煮込みや寿司として食べることができます。スジ肉のようで美味しかったです。

撮影機器：

SCL22 SAMSUNG

感想

山石

　初めは扇浦から初寝浦の往復で考えていましたが、車道歩きを我慢すれば旭山もいけるなと思い、父島中央部縦走の形になりました。ガイドなしで行けるルートですが、歩きごたえがあり、2月でも暑さを感じ喉が渇きました。水分を十分に持って行くことをお勧めします。
　歴史ある扇浦から始まり、タコノキやオガサワラビロウの茂る森を登り、中央山の展望を楽しみ、初寝浦の鶯砂の浜に降り立ち、旭山から大村を見下ろす変化に富んだコースです。乾性低木林や固有植物も観察でき、満足できました。下山後は観光やグルメを楽しみながらゆっくり宿に戻りました。