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Yamareco

記録ID: 238170
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

燕岳〜中房温泉口ピストン1泊2日 初めての北アルプス

2012年10月19日(金) ~ 2012年10月20日(土)
 - 拍手
GPS
28:05
距離
9.8km
登り
1,451m
下り
1,435m

コースタイム

1日目 8:00 第一駐車場到着 8:30-8:45登山口-9:30第一ベンチ9:35-9:55第二ベンチ10:05-10:45第三ベンチ10:50-11:28富士見ベンチ11:38-12:10合戦小屋12:35-13:50燕山荘
2日目 7:30燕山荘-7:55燕岳山頂8:05-8:35燕山荘 9:15下山開始-10:00合戦小屋10:10-10:30富士見ベンチ10:40-11:10第三ベンチ11:15-11:35第二ベンチ通過-11:55第一ベンチ12:05-12:35登山口
天候 最初、ガス。稜線に出る前くらいから快晴!
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自宅〜中央道〜長野自動車道(安曇野IC←10月7日 豊科ICから名称変更)
コース状況/
危険箇所等
自家用車は中房温泉登山口の第一駐車場にデポ。到着したのは朝8時でしたが、シーズン終わりがけの平日だと、この時間でも駐車スペースがありました。
登山ポスト:登山口にあり。用紙もあります。
初めての北アルプスで、北アルプス三大急登、と言われているらしい燕岳の登りでしたが、これが急登・・・?というくらいの傾斜でした。
登山道がよく整備されて、沢山の登山者によく踏まれているせいもあると思います。
特に難所もなし。
私のような北アルプス初心者でも安心して登れる、北アルプス入門にはうってつけの良い山だと感じました。
稜線に出てからの眺望も素晴らしく、立ち止まっては写真を撮りながら登ったので、コースタイムは遅めだと思います。
ご飯の美味しい燕山荘も非常にいい山小屋でした。
季節外れの平日だったので、4畳分のスペースを二人でシェアして広々使えて、快適でした。
下山後、登山口の中房温泉か、途中の有明荘で立寄り入浴出来ます。
私は中房温泉に入りました。
露天風呂で、浴槽の底が苔?で少しぬるぬるするのが気にはなりましたが、それ以上に目の前に餓鬼岳の紅葉を望みながら温泉に入れるのは最高でした。
お湯も、源泉かけ流しのいいお湯でした。
単純硫黄泉です。
紅葉はもうかなり麓まで下りてきています。終わりがけ。
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紅葉はもうかなり麓まで下りてきています。終わりがけ。
登山口にある立派なトイレ。無料です。
登山口にある立派なトイレ。無料です。
地面にも紅葉の名残。
地面にも紅葉の名残。
台風直後で、最初はガスがかかっていました。幻想的な木立。
台風直後で、最初はガスがかかっていました。幻想的な木立。
第一ベンチ。
ここにも黄葉。
休憩中のザックとストック。
休憩中のザックとストック。
第二ベンチ。
ムシカリ。真っ赤でなく、この薄桃色にほんのり色づいている様子がまたいい。
ムシカリ。真っ赤でなく、この薄桃色にほんのり色づいている様子がまたいい。
登山道はよく手入れされています。
登山道はよく手入れされています。
山崩れの跡。これに巻き込まれたらおそらく助かりません。
山崩れの跡。これに巻き込まれたらおそらく助かりません。
第三ベンチ。
休憩中のストック。がんばれ、わたし。
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休憩中のストック。がんばれ、わたし。
花崗岩の山肌が現れて来ます。
花崗岩の山肌が現れて来ます。
富士見ベンチ。
岩が出ている急な場所もあります。
岩が出ている急な場所もあります。
合戦小屋。スイカはもう終わっています。
合戦小屋。スイカはもう終わっています。
ちょうど小屋への荷上げ作業中でした。滑車が回っています。
ちょうど小屋への荷上げ作業中でした。滑車が回っています。
稜線に出た!
どうもカメラのレンズ内に埃が入ってしまったらしい。くー、せっかくの雲上富士山なのに…!!
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どうもカメラのレンズ内に埃が入ってしまったらしい。くー、せっかくの雲上富士山なのに…!!
合戦沢ノ頭の三等三角点。
合戦沢ノ頭の三等三角点。
槍ヶ岳も見えています。かっこいい…!
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槍ヶ岳も見えています。かっこいい…!
燕山荘も見えて来ました。
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燕山荘も見えて来ました。
燕山荘から望む燕岳。白と緑のコントラストが、本当に美しい…!!
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燕山荘から望む燕岳。白と緑のコントラストが、本当に美しい…!!
燕山荘から見る槍。
燕山荘から見る槍。
燕山荘の蚕棚。季節外れの、しかも平日なので空き空きでした。快適!
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燕山荘の蚕棚。季節外れの、しかも平日なので空き空きでした。快適!
燕山荘ではケーキセットまで頂けるのです!なんて素敵な山小屋!これは紅茶のシフォンケーキ。
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燕山荘ではケーキセットまで頂けるのです!なんて素敵な山小屋!これは紅茶のシフォンケーキ。
ガスガスの夕暮れ。
ガスガスの夕暮れ。
燕山荘の玄関。山小屋とは思えない雰囲気です。
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燕山荘の玄関。山小屋とは思えない雰囲気です。
ご飯券♪
お夕飯です。豪華!
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お夕飯です。豪華!
食べきれないくらいでした。頑張って完食!
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食べきれないくらいでした。頑張って完食!
朝。富士山の向こうの空が茜色に染まって来る。
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朝。富士山の向こうの空が茜色に染まって来る。
朝の槍。
頭のてっぺんがうっすら見えて…
頭のてっぺんがうっすら見えて…
だんだん…
雲の上へ…
朝日に染まる燕岳と燕山荘。
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朝日に染まる燕岳と燕山荘。
槍も朝日に染まっています。
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槍も朝日に染まっています。
槍、もういっちょ。
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槍、もういっちょ。
朝日を浴びる燕。本当に美しい。
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朝日を浴びる燕。本当に美しい。
朝ご飯です。山小屋の朝ご飯って、しあわせ!
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朝ご飯です。山小屋の朝ご飯って、しあわせ!
燕山荘裏手の、ゴリラ岩?オットセイみたい…
燕山荘裏手の、ゴリラ岩?オットセイみたい…
燕岳山頂へ向かいます。視界の中でだんだん大きく迫って来ます。
燕岳山頂へ向かいます。視界の中でだんだん大きく迫って来ます。
燕岳の二等三角点!
燕岳の二等三角点!
燕岳から見る燕山荘。本当にすごい所に建っているなぁ。
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燕岳から見る燕山荘。本当にすごい所に建っているなぁ。
燕山頂からの槍。
燕山頂からの槍。
この岩による景色は本当に不思議。異世界。
この岩による景色は本当に不思議。異世界。
メガネ岩。
燕山荘前のこのお方と燕岳のコラボ。
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燕山荘前のこのお方と燕岳のコラボ。
テント場。朝になってもテントを張ったままの方がいらっしゃいました。連泊?
テント場。朝になってもテントを張ったままの方がいらっしゃいました。連泊?
稜線で、標と槍の共演。
稜線で、標と槍の共演。
紅葉の名残。
こんな木の根の場所も。
こんな木の根の場所も。
頭上に、黄葉のカーテン。
頭上に、黄葉のカーテン。
麓です。
餓鬼岳側。
お疲れさまでした〜。お風呂に入りましょ。
お疲れさまでした〜。お風呂に入りましょ。
帰りの駒ヶ岳SAで食べた天ぷらそば。山に登った後には何でも美味しい!
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帰りの駒ヶ岳SAで食べた天ぷらそば。山に登った後には何でも美味しい!

感想

燕岳に登ろうと思ったのは、8月初旬に登った恵那山で会ったお爺様に「北アルプスに登ったことはありますか?燕はいいですよ。いい山です。ぜひ登ってみてください」と勧められたことがきっかけ。
8月末に、念願だった南アルプスの北岳に登ったことで、なんだか満足してしまって、燕&北アルプスデビューはまた来年でいいや...と思っていたのですが。
秋山シーズンの終わりが近づいてきたら、急に焦って来て、やっぱり今年中に登っておこう!と。
冬山になってしまう前に駆け込みで登ることになりました。

当初、日帰りで登るつもりでいたのですが、山の師匠である友人に「もちろん日帰りで登れる山だけど、いい山小屋があるから泊まって来る方がいいよ。いい山だからゆっくり味わって登ってほしいし」とアドバイスをもらい、それなら、と燕山荘に予約を入れました。
友人のアドバイスは正しかった!
本当にいい山といい山小屋でした。
それに加えて、夕日が沈むところと朝日が昇るところは、やはり泊まりでなければ見られません。
朝焼けに染まる燕を見て、つくづく泊まりで登って良かったと思いました。

燕山荘は、本当に山小屋の中では最高の小屋ですね。
ご飯は美味しいし、展望喫茶室は素敵で、お手洗いもきれいで、蚕棚に置かれたシュラフタイプの布団と毛布も清潔で快適でした。
それに泊り客でない登山者にもお手洗いを無料で開放していたり、飲料水も無料で提供してくれたり、登山者へのサービスも素晴らしかったです。
それだけに、夜、歯磨きをしたり顔を洗う時に歯磨き粉や洗顔剤を使っている登山者がいたのは残念でした。
この辺り、山でのマナーを周知徹底していく必要があるのかなぁ...と思いました。
まだ登山を始めたばかり...という雰囲気のカップルやグループも多かったので。

土日の宿泊では混み合うかと思い、1日外した平日、金曜夜の泊まりにしましたが、これが当たりでした。
シーズン終わりということもあり、宿泊客は少なめ。
蚕棚の2階、4畳分のスペースを、もうお一人、ソロで登っていらっしゃった若い女性の方とシェアして広々使わせてもらえました。
お互い、単独登山だったので、情報交換や感想など、いろいろ話もはずみ、楽しく過ごさせて頂きました。
お名前も伺わないまま分かれてしまいましたが、感謝です。
山ではこういう出会いもあるのが、いいですね。


肝心の燕ですが、本当に美しい山でした。
北アルプス三大急登、というのはそんなに感じませんでした。
第一ベンチ…第二ベンチ…第三ベンチ…富士見ベンチ…と、小刻みにベンチが設置されていますが、足の速い登山者や体力のある方は、そんなにも休憩しなくても大丈夫だと思います。
私も第二ベンチや富士見ベンチは飛ばしても大丈夫かな、と感じました。
が、2日目に私が下って来る時には、登りでバテバテになっていらっしゃる方と何人かすれ違いました。
2日目はかなりの快晴で気温も上がっていたので、やはりコンディションによるかもしれません。
自分の体調と天候を見極めながら登るのが、登山の基本ですね。

来年また、夏〜秋シーズンに登りたいです。
今度は常念〜蝶ヶ岳まで縦走したいなぁ。

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コメント

いいですねぇ。
平日の山小屋って良いですね。
私も、平日休みが取れるのでこういう時に行けたらいいなぁ〜という思いになりました。

写真も感想も臨場感が伝わってきました。

燕山荘はいいよ〜と私も言われていたので、再確認させられてしまいました。
いつか私も!!という気分で今年か来年行けたらと思います。

残りシーズン楽しんでくださいね!!
2012/10/30 18:25
平日山小屋のすゝめ
コメントありがとうございます!

よく考えてみたら、私は今まで、平日にしか山小屋に泊まったことがありませんでした(笑)
どうしても土日に行くとものすごく混むだろうなぁという恐れがあったので…。
平日にお休みが取れるのでしたら、ぜひお勧めです。

燕山荘は本当にいい山小屋でしたので、来シーズン行ってみてください。
今年はもう、先週からかなり雪が降って積もってしまったので、緑と白のコントラストが美しい燕や北アルプスの山脈を見るには、来シーズンだと思います。
私もまた来年、登りに行きたいと思っています。

3,000m級の山はもうどこも雪になってしまったので、今シーズンは1,500m前後の山をうろうろして終わりですね。
伊吹や鈴鹿方面に行こうかなぁ…と考えています。

お互い、良い山登りを楽しみましょうね!
2012/10/30 23:17
伊吹、鈴鹿
おっしゃる通りです。

やっぱり平日ですよね!!

伊吹鈴鹿に行ってみます。

鈴鹿は山登りしたことないので、楽しみです。
2012/10/31 21:23
プロフィール画像
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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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