温泉キャンプ&戦場ヶ原〜切込湖・刈込湖ハイク
- GPS
- 22:03
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 517m
- 下り
- 360m
コースタイム
【day2】0730日光湯元キャンプ場=0745温泉寺(源泉)=0845刈込湖0900=0945涸沼=1130日光湯元キャンプ場
天候 | day1 晴れ day2 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】1235日光湯元=1300中禅寺湖金谷ホテル(入浴)1350=1530日光湯元1559=1830浅草 ★東武の「まるごと日光フリーパス」4400円で浅草〜日光のスカイツリーライン快速列車往復プラス日光〜日光湯元間のバス乗り降りが2日間自由に!追加料金で特急にも乗れて、とってもお得です。 しかし、平日でもいろは坂から中禅寺湖までの渋滞が激しく、バスが時刻表通り動きませんので注意を。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況(危険箇所) 10/19に戦場ヶ原でハイカーが襲われたため、23日まで自然研究路は閉鎖されていたようですが、午前9時から午後3時までに限って通行止めが解除されていました。また24日は初雪が降ったようで白根山は白く雪化粧、キャンプ場にも小雪が舞ったようですが、25日にはすっかりとけていました。 ■温泉 平日とはいえ、修学旅行生と観光客で大混雑の日光。湯元の温泉も何軒か小学生に貸し切られて入浴を断られました(>_<) とはいえ立寄り入浴できるところはいっぱいあります。3軒のうち、硫黄が濃いと感じたのが休暇村、露天の雰囲気が素晴らしいのが森のホテル、施設が立派なのが金谷ホテルでした。 奥日光森のホテル 入浴時間14-20時 1100円(タオル付き) 休暇村日光湯元 入浴時間12-16時 850円 中禅寺金谷ホテル 入浴時間13-16時 1000円 |
写真
感想
私のバックパッキングのバイブル、日本奥地紀行"Unbeaten Tracks in Japan"を書いたイザベラ・バード女史が絶賛する日光。小学校の修学旅行で行ったことはあるけれど、ベタな観光地って感じで特に何の印象も残っていなく、どこかそんなにいいのかな〜、と不思議に思っていた。
ある日、使用期限が残りわずか1ヶ月の自遊人・温泉パスポートを見ていて、休暇村奥日光と中禅寺金谷ホテルが使えることを知り、さらに時を同じくしてニュースで戦場ヶ原にてハイカーが熊に教われるニュースを見かけ、しかも愛読書『名湯秘湯の山旅』を見ていて以前からずっと気になっていた刈込湖・切込湖もついでに歩けることを知る。ちょっと調べると、高速直通バスはないけど東武スカイツリーラインの快速を使えば日帰りも可能だとわかった。時はまさに紅葉前線が標高1500m前後まで降りて来ているときた。温泉のすぐそばにキャンプ場もある。うーん、これは行くしかない。ってことで突然職場の女子数名に声をかけ、たまたま休みが合ったmikaちゃんと2人でぷらりと出かけることに。翌日仕事のmikaちゃんは日帰り、私は今年最後のソロテント泊で!
浅草から朝7時すぎの快速電車に乗り込むと、そこはハイキング列車と化しリュックを背負ったシニア達で埋め尽くされていました。空いている席を探して一番奥の車両へ。あとは2時間半楽しくmikaちゃんとおしゃべりしていたら9時半には東武日光に到着!のはずだったのですが、なんと今市で自分たちの乗っている車両が切り離され、気がついたら鬼怒川温泉に着いていた(>_<)。
慌てて今市まで折り返し、1時間遅れで東武日光に到着。中禅寺・湯元行きのバス停にはすでに長蛇の列。今日って平日ですよね?(汗 何とか10時半初のバスに乗れたものの座れる訳がない。そして今度は悪名高きいろは坂の大渋滞につかまって、2時間近くかかってやっと竜頭ノ滝に到着。バスの運転手さん曰く、休日ともなると日光湯元まで4時間かかる時もあるとか。ひょえ〜。。。
すっかり到着がお昼をまわってしまったのでまずは竜頭の茶屋で腹ごしらえしてから歩き出す。うんうん、紅葉はどピーク!!!この人出も無理はない。竜頭ノ滝付近でさかんに出会う修学旅行生のこんにちは連発攻撃と「あ、山ガールだ!」という珍しい生き物でも見たかのような無邪気な声に疲れた頃、だんだん人気が少なくなり、赤沼の分岐を過ぎて戦場ヶ原の自然研究路入口(熊注意と通行止めの張り紙が生々しい)をくぐれば、やっと静かに歩けるように。
戦場ヶ原きれいですなー。小学生のときはただの原っぱにしか思えなかったけど、今やっとその価値がわかる感じ。植生がいいし、湯川のせせらぎに癒されるし、男体山の遠景がいいし、湿原の木道歩きがいいし。どこを切り取っても絵になる感じ、上高地や尾瀬に匹敵しますな。それなのにマイカーアクセスができるものだから、この混雑もいたしかたない。
小田代橋を超えて湯滝まで到着すると、また小学生の団体さんに出くわす。お茶屋でだんごでも食べながらやりすごそう、と考えたのだが甘かった。1校2校の話じゃない、どっと次から次へと押し寄せる小学生の波!そうだ、彼らは東照宮、華厳の滝、竜頭ノ滝、湯滝と効率よくピンポイントにバスで運ばれていくから途中の印象が残らないんだな。一番いいところはその間にあるのに。
湯滝から一気に登って標高をあげると湯ノ湖に到着。硫黄の匂いが立ちこめている。本日のゴールの日光湯元温泉もすぐそこ。しかし狙っていた休暇村奥日光の外来入浴時間をまわってしまい、他の旅館数軒をあたってみるも、どこも小学生に貸し切られているか他のお客さんでいっぱいで入れない(汗 ようやく森のホテルにて入れてもらえることになった。これが怪我の功名で、なかなか露天風呂の雰囲気の良い上品なホテルであった。温泉からあがると、とっぷり日が暮れていて、mikaさんと夜道を歩きつつ流れる星を見た。
mikaさんをバス停で見送ったあと、ひとりキャンプ場へ向かうと、テントのまわりで鹿がキョンキョン鳴きながらはねまわってるではないか。何たる大自然。立派な炊事場で野菜をたっぷり使ったラーメンを作って十分あったまってから就寝。しかし一晩中鹿が鳴いてました。ワイルドな温泉地だなー。
翌朝、いつものようにパンケーキを焼いてコーヒーを飲んで体を温めてから、結露で濡れたテントを張りっぱなしにして散策へ。まずは湖畔を散策し、由緒ある温泉寺をお参りしてから源泉のわく湯の平湿原へ。何とも鄙びたよい雰囲気の木道に紅葉と乳白色の沼が美しい。そこから登山道へと入り、ちょっとした峠を超えて針葉樹林のほの暗い森を歩くこと小一時間で刈込湖へ。ここがまた気持ちのよい静かなところで。小さな湖岸はピクニックに最適。その先を歩くと、つながっている切込湖、平坦な道をもう少し足を伸ばせばまた落城樹林帯になり涸沼と呼ばれる明るい湿地帯に出る。ここがぐるりと山に囲まれた平和なところで、初夏にはたくさんのお花が咲くような可愛らしいところです。
本当ならこの道をもうあと少し歩き続ければ光徳温泉でバスにも乗れるのだけど、いかんせんバスの時間が全く読めないことを前日に身を持って知ったので、ここで引き返すことに。キャンプ場に戻ってテントを畳み、金谷ベーカリーのペストリーとコーヒーで休憩したら、ちょうど休暇村のお風呂に入れる時間。湯元始発の昼過ぎのバスで今度は中禅寺湖の菖蒲ヶ浜まで戻って、金谷ホテルではしご湯。このあたりの紅葉も盛りでしたが、ポツポツ雨が降り出す。2時ちょい前のバス(定刻通り)に乗り込んで日光駅に向かうも、行きよりもさらに混雑が激しく、大きなザックを持った自分は肩身が狭い。なんとか中禅寺温泉でどっと人が降りてくれたため補助席に着席でき、無事にいろは坂を下ることができた。(いろは坂下りは立ち乗りが禁止されているそうです)
近くていいところ、奥日光。次は夏にベースキャンプを張って白根山や男体山にも登ってみたいな。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する