天狗原山・金山へ 花の宝庫・ワイルドな登山道
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,231m
- 下り
- 1,227m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道ははっきりしていて人も入っているがハードな道 時期的に残雪あり、ぬかるみ、笹に苦労するところあった |
その他周辺情報 | 小谷温泉 |
写真
感想
2007年(平成19年)7月7日(土)
天狗原山・金山へ 花の宝庫・ワイルドな登山道
信州百名山の天狗原山が第一目標だ。
その先に焼山につながる金山がある。
雨飾山からの縦走路もあるがとても深くなかなか近づけない山だった。
信州百名山のついでと言ってはおかしいが目指すことになった。
登山口に着くと驚くことにまさかの賑わい。
思っていたのとは全く違う登山者の多いことだった。
それも集団登山ではなく我々のような感じの方たちだ。
ブナの原生林の中を登り始める。
倒木には群がるように茸が生える。
また次の世代となるブナの若芽が伸び世代交代をしようとしている。
湿地帯も多く巨大化した水芭蕉が登場。
水も豊かで高層湿原の山の様相が各所で見られる。
花の宝庫の山が目の前に現われた。
名も分からない様々な花が見られ歩みは遅くなる。
私の知る花は少ないが、白根葵、マイズルソウ、ゴゼンタチバナなど
数種類は名前と花が一致し楽しくも進む。
足を止めざろう得ない花の群れに、いや花の宝庫に入った。
キヌガサソウだ。
大きな葉の受け皿に凜とした白い花一輪。
これだけ広く自生しているキヌガサソウは見たのが初めてだった。
しばし止まりこの宝物に見とれていた。
思わず「クヌガサソ広場」と勝手に名付けてみた。
現実に戻ると、
かなりハード、ワイルドな山だ。
湿地帯が多いということでぐちゃぐちゃの道が続く。
さらに倒木も多く道を遮られるのには辟易する。
乗り越え、潜り何とか進む。
今年は雪が多かったのか、登山道に雪面が何度か現われた。
危険地帯もあり慎重にトラバースなどして高度を上げた。
上り下りを繰り返すことも多くワイルドできつい登山道に挙げられる。
天狗原山山頂はそのために登りでは気づかぬうちに通り過ぎていた。
ただこの辺りだろうかという勘だけは働き、石仏の置かれたところが天狗原山2197mの山頂だった。
山頂標示がされていない。
信州百名山の一座として、素晴らしい花の山としてもう少し知らしめてもと思う。しかしあまり知られたくない気持ちもある。
雲がかかり始め登る右手方向に焼山、広い雪面を登り切ると金山だった。
天狗原山かと思い着いた山頂が最終目的地金山2245mと驚く。
ここで初めて天狗原山はどこだったのかと思い返し、
石仏がひっそりと佇んでいた所だったのだろうと思い起こした。
金山山頂は、頸城山系の展望地だ。
本来ならば妙高、火打、焼山を一望できるはずだったが、
残念ながら雲の合間から焼山のみが円い山容を覗かせたのみだ。
ただ円い山容というのは遠くからの姿で、
ここまで近づくと現役の火山だけあって険しい表情を持っている。
花の宝庫、ワイルドな行程、変化に満ちた山行になった。
この時期、虫の多さには閉口した。
目、口、耳の穴に入ってくる小さな虫たち。
とうとう耳の穴に突入され、耳中を一撃された。
ブヨだろうか。血が出て来るは、痛いは…。
ふるちゃん
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する