泥濘地獄の先にある天国 大白森
- GPS
- 04:47
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 693m
- 下り
- 689m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鶴の湯の手前100m付近から分岐する林道に入れば少しショートカットすることもできます。こちらは道路脇に駐車スペースがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
これといった危険箇所はありませんが、いつ行っても泥濘んでいるのでスパッツなどを用意しておけばいいかもしれません。数カ所ある急斜面も非常によく滑るので転倒注意です。一帯は熊が多数出没する場所です。ご注意を。 |
その他周辺情報 | 登山口にある鶴の湯は有名な秘湯。日帰り入浴可能です。 その他、周辺には乳頭温泉郷・田沢湖温泉郷・水沢温泉郷など温泉施設が多数ありよりどりみどりです。 また山のはちみつ屋さんでははちみつの他、スイーツなどが各種販売されており下山後のお楽しみにどうでしょう。 |
写真
感想
ずっと以前、雨に降られて途中敗退して以来、ご無沙汰になっていた大白森・小白森に行ってきました。一度敗退すると、なかなか足が向かなくなるのがヘロヘロ隊の悪い癖であります。
で、満を持して挑もうと決めた日の朝、不覚にも寝坊しまして(笑
登山開始が10時を回っておりました。一年で最も日が長い今の季節だから入山しますが、あまり褒められたものではありません。
スタートが遅くなったので駐車場には先行者の車がズラリ。熊多発地帯なので他の登山者がいるというのは心強いです。静かな山域なので、登山者ゼロというのも覚悟してきてましたから。とはいえ、結果的にはそのほとんどがタケノコ採りの人たちの車で純然たる「登山者」には数えるほどしかお会いしなかったんですけどね。
さて、このコースですが豪雪地帯だからなのか、山頂に広大な湿原を持っているからなのか、理由は定かではないですが、とにかく全体的に湿っぽいのが特徴です。傾斜がきつい場所でも上からどんどん泥が運ばれてくるらしくヌタヌタ。接地感に乏しく、歩くのに非常に気を使います。さりとて鞍部などの平坦地となると今度は足首まで沈む深い泥濘が待っていて不快指数高し。泥濘地獄が行く手を阻みます。
しかしその分、山頂に出たときの感動は大きく、広大な湿原とそこに咲く花たちには感動しっぱなし。以前来た時は雨でひたすら不快だったのですが、今回その印象は大きく変わりました。もっと登山道の状況が良ければ足繁く通うのに…と思ったほどです。もっとも、登山道があまり良くないので、この静寂が保たれているのだとおもうとむやみに「整備してほしい」とも言い難いものがありますな(笑
帰り際にタケノコ採りに来ていた人とお話させていただいたんですが、その方は前日に入山して熊に遭遇。威嚇されて下山できず、山中に一泊したのだとか。
「会わなくてよかったね。でも、たぶんそのへんにいるよ。」
と脅かされて帰ってきました。
泥濘地獄と熊に守られた雲上の楽園、大白森…でした。
コメント
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泥濘地獄もかなりの酷さで大変だったね!
でも景色は抜群!
湿原の景色はいつもの登山で見る景色と違って気持ちがいいよね〜
私たちも志賀高原で癒されてきたよ〜(^^♪
志賀高原も良さそうですよね〜。
飲んでみたい地ビールもあるので、今度ぜひ行ってみたいです(笑
熊は…最近連日のように熊の事故のニュースが流れてくるので恐ろしいです…。
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