蝶ヶ岳 節目の日

2012年11月05日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.1km
• 登り: 1,476m
• 下り: 1,471m

コースタイム

ゲート-三俣登山口-まめうち平-蝶ヶ岳山頂-蝶ヶ岳ヒュッテ-まめうち平-三俣登山口-ゲート

天候

夜間 上空は薄曇
日中 晴れ 頂上付近は風 恐らく平均10M〜

アクセス

利用交通機関：

自家用車

烏川林道 日曜以外時間帯で通行止め

コース状況／危険箇所等

11月5日現在
ゲート〜まめうち平 積雪無し

まめうち平〜大滝山分岐
2100m手前から沢水が登山道に流れ込み凍結 夜間はもちろん下山時(正午過ぎ)も凍結 アイゼンでも踏み抜けない硬さと厚さ
この辺りから断続的に積雪有

大滝山分岐〜蝶ヶ岳山頂
積雪はほとんど無し

写真

気温のせいかあんまり冷たく感じなかった。というか適温。

ゴジラみたいな木ってネーミングセンス素敵です。

堀金村はもう無いですね。

ガッチガチでした。

良く凍ってます。クランポンが効いて気持ちいい！

日の出を迎えます。

キタキタ！

常念にも雪が無い

なんか好き。
LINEのEric Pollardみたいな木。(スキーの板)

分岐。雷鳥の声は聞こえるけど見えず。

槍の穂先が見えました。

営業終了で戸締りなどをしています。

いい眺め。

瞑想の丘で3T発症・・・

双眼鏡くっつけて北鎌！行きたいです。雪が無い時。

穂高岳山荘も営業終了。

やっぱ槍はかっけぇ。

最後に目に焼き付けて下山です。

まだ凍ってる。

ガッチガチ

戦隊モノみたいな配色

3T発症

感想

sho8421

どデカイ雪の山を見たくて蝶ヶ岳へ。
本来ならば山頂で日の出を待つ予定でしたが、
アイゼン装着でペースが著しく落ちた事と自分の脱水症状でコースタイムの120%位まで落ちてしまい山頂到着が遅れました。

4日午後7時頃神奈川から上田に戻り準備。
仮眠という仮眠も出来ず22時過ぎに同行者と合流。
12時頃、烏川林道ゲート到着。
のんびり準備をして12:30出発です。
ナイトハイクと言うことで音楽を流したまにデカイ声を出しながら歩きます。
ゆっくり汗をかかないようにしながらまめうち平までは順調にコースタイム

ここで初めてちゃんと休憩。おにぎりを1つ頬張ります。

まめうち平から先は徐々に雪が出てきて等高線が混み始める2000m付近から登山道にも着雪が有ります。
2100m付近の沢から流れ出た水が登山道内に流れ込み凍結しています。
ここからクランポンを装着して歩きます。
前回の阿弥陀では雪しか歩けませんでしたが今回はアイスも試す事が出来ました。バッチリです!
氷の厚さも割れる程度なら装着せず進んだ方が早いはずでしたが、蹴っても割れず地面まで貫通しない固さでした。
その後の道の状況も読みきれず、
装着のまま大滝山分岐まで行きました。
ある程度雪は締まった状態で付いていたのですが、底付きして中の石を踏むことが多いです。
クランポンを装着した辺りから体調があまり良くありません。
下腹部辺りで弱めの波が来てます。
数回の波をいなしたのですが、ビッグウェーブが来てしまいギブアップ。。。
無念の雉撃ちと相成りました。
ここれで脱水が進行したようで、唇が一気に割れました。
体力の消耗も激しく足が思うように動かず焦ります。
ただでさえクランポン装着でペースが上がらないのに、足を引っ張ってしまい本当に情けない。
結局山腹からの日の出となってしまいました。
ただそれでも短い間でしたが真っ赤に染まった空が本当に綺麗で見とれてしまいました。
槍沢で早出をしてソロで歩いた時もそうでしたが、太陽の光が本当にありがたいく感じます。
ここでしっかり休憩をしてのんびり山頂に向かいます。
雪の量は少し増えてきていますが、クランポン装着では相変わらず底付きして歩きにくいです。
根っこも出ているので足場を選ぶのがめんどくさい。(だったら脱げって感じですけど・・・)
大滝山分岐で下山してくる方と会いました。
どうやら槍穂高のモルゲンロートはダメだった様です。
それを聞いて気持ち的に少し楽になりました。

分岐付近で雷鳥の鳴き声がしていましたが姿は見れず・・・
冬毛の姿を拝みたかった。

分岐からはすぐ頂上。
稜線直下のハイマツ帯がしっかり凍結していてうざったかったですが・・・

前方に槍の穂先が見えてテンションが上がりました！

テン場で宿泊の方と少し言葉を交わして稜線に出ます。

ずっとこの景色が見たい！と思っていた本当に素晴らしい景色が広がっていました。

絶景っていろんな所で見てきたと思っていますが、比較にならない景色でした。
時間掛かってるくせになんですが、地味で登山道自体に面白味がそんなに無い山だけど、そんな事全て帳消しにしてお釣りが来る程素晴らしい山です！

キレット以来ずっと発症している「高い所に立ちたがる症候群」略して「3Tシンドローム」(TakaiTokoroniTachitagaru)が発症しました。が・・・高い所といえば瞑想の丘の1mが精一杯の山です。
瞑想の丘に立ちました。一応我慢をしました。。。無いものは無いですから。。。

その後、小屋周辺で食事を済まし・・・
JETBOIL壊れた・・・

最高の景色を目に焼き付けて下山

前回の西穂が北アルプスに雪が無い最後の日で、今回は主な小屋が閉まる最後の日。
節目節目で登れてるみたいでなんかいい。

今シーズンも存分に楽しませてくれた北アルプスに感謝！
ありがとうございます。

コメント

oinokura

さすがです
私は２回蝶ヶ岳に行ってあの素晴らしい展望を目にしていません。悔しいが脱水 になっても行く根性がすごい。０:３０発 も信じられません。クランポンはないので今年は潔く諦めます。また雪山行ったレコ待ってます。山スキーはいつ行けるでしょうか。
ちなみに、わたしは３Ｔは絶対無いので そんな所のない山へ行きます。

sho8421

コメありがとうございます。
oinokuraさん 先日はありがとうございました。まさかこんな繋がり方すると思いませんでしたよ。
実はしょっちゅう脱水症状起こしてるんですよね・・・
自己管理の甘さです。前回脱水した時は餓鬼岳で落雷喰らった時ですｗ
0:30はさすがに着くだろうと思ってましたけどまさか・・・遅すぎですね。
そろそろ登山でなくて滑走の方が始まっちゃうじゃないですか！例のあれさっそく使ってみてくださいね！

次は燕か谷川か・・・どこでしょうね？ちなみに来月は西穂の予定です。