記録ID: 244322
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ハイキング
大台ケ原・大杉谷・高見山
大杉谷から大台ケ原、また雨!
2012年11月10日(土) ~
2012年11月11日(日)
クマ
その他8人
- GPS
- 10:21
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 2,817m
- 下り
- 1,525m
コースタイム
●11/10(土)
12:00 登山口(宮川第三発電所) 289m
13:00 京良谷出合 昼食 320m
15:20 桃の木山の家 480m
15:45 七ツ釜滝 540m
16:05 桃の木山の家 480m
●11/11(日)
06:05 桃の木山の家 480m
07:50 林道出合 1050m ひたすら林道歩き
09:40 登山道出合(堂倉避難小屋) 1150m
11:40 日出ケ岳 16950m
12:20 大台ケ原ビジターセンター 1573m
13:00 レストランにて昼食 兼 雨宿り
-
12:00 登山口(宮川第三発電所) 289m
13:00 京良谷出合 昼食 320m
15:20 桃の木山の家 480m
15:45 七ツ釜滝 540m
16:05 桃の木山の家 480m
●11/11(日)
06:05 桃の木山の家 480m
07:50 林道出合 1050m ひたすら林道歩き
09:40 登山道出合(堂倉避難小屋) 1150m
11:40 日出ケ岳 16950m
12:20 大台ケ原ビジターセンター 1573m
13:00 レストランにて昼食 兼 雨宿り
-
天候 | 11/10 晴れのち曇り 11/11 叩きつけるような雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大阪難波−(近鉄線)−松阪−(JR)−三瀬谷−(歩き)−道の駅おおだい−(登山バス)−大杉谷登山口 【復路】 大台ケ原−(バス)−近鉄大和上市−(近鉄線)−近鉄あべの橋 ※大杉谷へのアプローチはとても時間がかかるし交通費も大変。6:30に大阪を出発して、登山口に着いたのは12:00だ。なんと5時間半。つまり、信州へ行くのとたいして変わらない。関西の山だと思ってはいけない。 - |
コース状況/ 危険箇所等 |
【アクセス・準備】 ・往路のアクセスで、JR三瀬谷駅から”道の駅おおだい”まで歩いて5分ぐらいあり、ここが登山バスの始発点となる。バスは完全予約制。http://www.ma.mctv.ne.jp/~s-pearl/ ・登山バスは、かつてのバスの終点大杉(船着場)で休憩して、宮川第三発電所のある登山口まで行ってくれる。 ・登山届けなどは、この大杉バス停前にある登山センター(大杉自然の家)に提出する。登山ポストもある。http://oosugidani.jp/ ・宮川ダムの水門故障により貯水池の水位が下がり、観光船(渡し舟)は今後もしばらく運営されないものと思われる。昔は風情があったんだが・・・ ・登山道マップは、以下のサイトからダウンロードできるPDFのものが良くできている。http://oosugidani.jp/map.html ・大杉谷渓谷は山ヒルが多い。活動期間は5月〜10月頃迄で、11月〜4月は土の中等で越冬している。いまが絶好のチャンスだ。 【登山口〜桃の木小屋⇔七ツ釜滝】 ・登山口からすぐに”コの字”の登山道が始まり、最初から注意して進む必要あり。これが、関西の黒部(下ノ廊下)と呼ばれている所以。 ・登山道左側はガケで宮川の川面まで遠くなったり近くなったりするが、標高差で50m以上離れている場所もある。 ・今回の我々のコースと逆になるが、日出ケ岳から降りてくる場合、このあたりでは疲労のピークとなり、何人かのハイカーがここで落ちて亡くなられている。 ・つまり大杉谷コースは、”下る”よりも”登る”ほうが、はるかに安全であることを意味する。 ・なお、現在は七ツ釜滝で通行止めとなっているが、このさき2年ぐらい以内に全コース開通される方向で工事が進められているらしい。 ・現在、桃の木小屋は、”近鉄”の所有物であり、経営は委託しているだろうが、個人とは違って、バックの資本や政治力がモノを言う。 【桃の木小屋〜林道出合】 ・小屋から上はざっと、500m登って林道に達し、7kmのほぼ平ら(標高差100m)な林道を進み、林道分岐から500m登って日出ケ岳に達する。 ・小屋から林道までの尾根道は、今回初めて通った。急勾配が続きハイカーにとっては結構つらいが、登山道そのものはしっかりとしている。 ・この尾根道は昔からあった細道を、新たに登山道として整備した感じがする。看板には”桃の木縦道”と命名されていた。とくに危険な箇所はない。途中で平等グラからの登山道が合流する。 ・ピンクのリボンが目印になっているが、見落としやすい場所もあるので周囲を見渡しながら登ること。 【林道出合〜林道〜避難小屋〜日出ケ岳】 ・林道は7kmあって少し退屈するだろうが、我々はひどい雨降りの中を進んだので、それどころではなかった。 ・そんな中でも、林道ぞいの紅葉は、結構楽しませてくれた。天候が良かったら、さぞ素晴らしい景色だろう。 ・堂倉避難小屋のある登山道分岐から日出ケ岳までの登山道は従来と同じ道で、木枝や根っこを掴んで登る急登が何箇所かある。 ・ここも特に危険な場所はない。シャクナゲ坂を進んでいって、草付きの緩斜面に出たら山頂は近い。 ・今回、山頂は、暴風雨であった・・・・ 【日出ケ岳〜大台ケ原】 ・展望デッキを直進して、大台ケ原を周回する予定でいたが、とても寒くてその気になれず、右折してセンターへ直行した。 ・ビジターセンターには、雨具の脱ぎ場所なるコーナーがある。日本一雨の降る場所として心得たものだ。 ・おねえさん、そのあたりをビチョビチョにしてごめんなさい! - |
写真
感想
もとより雨は覚悟していた。直前に確認した日本気象協会の天気予報は、土曜日が”晴れのち曇り”で、日曜日が”曇りのち午後から雨”で確度は”A”だった。大台ケ原周辺は日本一雨が多い地域であり、雨がよく似合う。実際、NHKなどの記録映像でも、ここ大台ケ原に関しては、雨のときを好んで撮影している。霧雨にむせぶ正木が原やブナ林のコケはとても美しくて種類も多い。したがって、今回は雨を楽しもうと思っていた。
しかし、”雨の度”が過ぎた。林道にとりつく尾根道の急な登りの途中で、まだ早朝なのに雨が降り始め、長い長い林道ではずっと雨に叩きつけられた。これまで日本気象協会の”確度A”には何度もだまされて来たが、今回もまたやられてしまった。雨を楽しむどころではなく、土砂降りに近い。カラダも冷えて指先がしびれる。大台ケ原の素敵な周回コースは、当然のごとく中止となり、展望デッキを右折してビジターセンター直行となった。
くやしい。雨はもう懲り懲りだ。しかし、今回の山行、そんなに悪くなかったなあ〜と感じてしまうのは、いったいどうしてだろうか? ある種の”M”、それとも、知らず知らずのうちに雨を楽しんでいたのか? 雨であれ、風であれ、ずっと大自然のふところの中にいたのだから・・・
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kuma-さん、こんばんわ。
叩きつける豪雨の中、お疲れ様でした。
こんな秘境感たっぷりの所が関西にあるんですね。
ほんとに黒部の廊下みたいです。
(行ったことないけど)
イワナも釣れるのかな?
紀伊半島の地理は疎いのですが
ここは三重県なんですね。
大杉谷は三重県で、日出ケ岳が県境となって、
大台ケ原は奈良県です。
このあたりは、大阪からアクセスするには
とても時間がかかりますね。
山や渓はとても深くて、沢登りは全国レベルです。
イワナはおらず、アマゴが悠々と泳いでいます。
本当に秘境ですね。
でも、今回のコースはハイキングレベルで行けるんです。
クマ
タイトルを見て、いったいどこの山なんだろ?って思いましたが(すみません、関西の山は全くわかりません)、
レコを拝見して、こんな魅力的な山もあるんだな〜って関西を見直しました(上から目線ですみません)。
本当に下ノ廊下みたいですね。岩壁をコの字に掘削した道とか、なんて写真で見ただけで行ったことないんですが
桃の木小屋もいい雰囲気です
この時期の雨はきついですよね〜。雪のほうがまだマシ。
こんな雨を楽しめるのは、ずばり、Mですね
私も行ってみたくなりました、ただし天気のいい日に
また関西のオイシイ所を紹介してくださいネ
僕もつねづねそうじゃないかしらんと思ってたんですが、
世間様から見て”M”ですよね
ところで、Mって、レーオポルト・フォン・ザッハー・マゾッホというオーストリアの小説家による精神的あるいは肉体的な苦痛に快楽を感じる倒錯傾向つまり、マゾヒズムのことですよね? 知ってました?
苦痛に快感を覚えるかぁ・・・
「これでもか!これでもか!」っちゅうやつですね
今回は、苦痛・・・とまではいってなかったかも知れません。
クマ
はじめまして。。
夏に第3発電所-七ツ釜滝往復しましたが
林道コースは大変そうですね。。
林道コース誰かレコしないかなあっとずっと
待ってました。
来年挑戦したいと思っています。
マゾヒズムというのは高度の精神レベルでの快楽ですよね。
Mの人は精神レベルが高いってことでエバっていいんです
henshiroさん、こんにちは。
すでにどなたかのレポートがあったと思ったんですが・・・
このコース、普段から山登りされている方には、正直なところ、さほど大変ではありませんよ!危険な場所もないし、ちょっときつめのハイキングレベルです。
桃の木縦道は、標高差500mでずっと樹林帯で展望が無い登りが続きます。夏場は山ヒルに献血すること、必至でしょうね!
逆に林道は7kmの平坦路で退屈しそうですが、ずっと展望が効くし、横切る渓の雰囲気もいいし、なにしろ紅葉が素晴らしいですね。林道から先は、従来からの急登で、また標高差500mです。
年内でもまだ大丈夫だと思いますが、小屋の営業などは確認してください。
カノスケさん、納得です。
高度なんですね!
で、カノスケさんもMっちゅうことですね。
Mクマ
またもや雨・・・
しかもこの時期の大杉谷で・・・
って楽しそう
それにしてもアプローチが・・・
関西からだとホントに遠いっすね
utaotoさん、まいどです。
大杉谷は土曜日だったので、晴れのち曇りですわい!
日曜日、大杉谷を後にして、大台ケ原までがずっと雨中の登りでした。
そちらも、京大演習林で雨だったそうで・・・楽しそう?!
otoちゃんが、いろんな社会勉強しているのを、ヒヤヒヤしながら読みました。ほっ!
昔、よく由良川源流へ釣りしに入りましたが、アブラハヤばっかしだったことを、なつかしく思い出しました。
クマ
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