記録ID: 2457039
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
孤高のブナは幽谷の妙(゜◇゜ゞ
2020年07月26日(日) [日帰り]
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体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 09:08
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,070m
- 下り
- 1,062m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 9:07
距離 12.1km
登り 1,070m
下り 1,077m
天候 | 曇り のち 雨 のち 晴れ のち ガス のち 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
《tosuke・mappe035》 地元集合〜県道等〜道の駅はが※1 《oobantou》 前日の周遊地〜道の駅はが※2 《全員》 道の駅はが〜一般道(芳賀・宇都宮・今市・日光)〜銅親水公園 【駐車場】 銅親水公園 (無料。20台くらい。トイレは橋を渡った公園内) 先着は5〜6で主に釣師さん。 【復路】 《全員》 銅親水公園〜日光市清滝※3〜一般道(往路戻る)〜道の駅はが※4 《tosuke・mappe035》 道の駅はが〜一般道(往路戻る)〜地元解散 《oobantou》 道の駅はが〜一般道(栃木県道69・64・R4)〜加賀IC※5〜(首都高S1・C2・B・K3・横浜新道)〜戸塚出口〜R1〜自宅 ※1:集合 ※2:前夜から車中泊(なんと!温泉付き) ※3:日帰り温泉&ノンアルビール ※4:解散 ※5:根性無し |
コース状況/ 危険箇所等 |
【銅親水公園(a)〜仁田元沢(徒渉)】 駐車場から渡良瀬川(すぐ上流の堰堤の上で交わる3つの川沢から名前が変わる)に架かる橋を渡り、公園内の仮設トイレで準備万端だが、私のギャグの仮説には誰も耳を傾けてくれない・・・ 展望台への階段を登り、導水管の橋の袂まで沢谷をトラバースし、もう少し先に進んだら、薄い踏み跡を辿って沢底に下る。 梅雨真っ盛りだが水量は少なく這うような流れだが、ハイカットの登山靴よりも深いので飛び石で渡る。 「ちょっとなー」って思う際は靴を脱いでジャブジャブ。 2筋徒渉して林道に上がる。 【〜井戸沢堰堤ヘアピンカーブ(b)】 コンクリ舗装の林道歩き。 ヘアピンカーブはショートカットでき、そこを登り終えたあたりから、茅の藪漕ぎで尾根筋ルートに入る。 【〜ローソク岩〜△中倉山】 山頂尾根の下までバリエーションルート区間で本山行の核心部。 取付きはザレ尾根の急斜面で、緩斜面になってから踏み跡の薄い草尾根にとなる。 北側が崖で南側が急斜面の細尾根となり、150冂度の藪漕ぎをしながら、時折、岩を這い上がる。 途中、唯一の小木(樹高3mくらい?)が休憩ポイント(今回は降雨が始まったので合羽装着)。 再び、細尾根・藪漕ぎが続き、いくつかの岩場が伴う小ピークを越えていく。 この区間は、小柄なtosukeにとっては目先に濡れた草木があって、かなりしんどいはずだが笑顔と嬌声で良くがんばった。ちょっと背の高いmappe035は「聞いてないよ!」と唸りながらも、眼下に広がる景色に満足そうだった。 やがて、若いブナの小さな森を抜け、再び藪漕ぎになるあたりから尾根が太くなりはじめ、リョウブを主とする森に入る。獣道がいくつもクロスするので分かりにくく、トラバースで登り始めたが、なるたけ尾根の上に出るようにしたほうが間違いない。 太めの尾根筋に上がると、北側の尾根からのルート(同じくバリ)に合流し、急な尾根斜面を北側に巻いていく踏み跡を辿ると、森の終とともにローソク岩がドカンと現われる。 岩の袂のザレを登り、小ルンゼ状を這い上がり、ローソク岩の肩に上がると「おぉー!」な景観が広がる。 上に続く低木帯の細踏み跡を少し登ると、横ばいの正規?ルートに合流する。そこで唯一行き会ったオッサンズ&若者の4人パーティは、僕らが復路ルートを登り返して来たと思ったらしい。 眺望の良い尾根筋にオンすると、南アルプス山頂部と思わせる景観が広がる。 雨が一気にあがり、青空が覗きはじめたあたりで山頂尾根のファース トピークに上がり合羽脱装。 緩やかなアップダウンの先に、少しガラが積み上がった中倉山ピークに至る。 (山頂標は無くなったまま) 【〜孤高のブナ(c)】 笹が包む細めの尾根。 中倉山のすぐ下の崖っぷちの尾根に凜と立つブナが見える。 ちょっと登り返しで休憩に良い小フラットで昼食。 【〜△沢入山〜(c)(ピストン)】 最初の岩稜細尾根(短い)は南側の急斜面から巻ける。 尾根に出ると、岩稜に草が少し張りついた尾根が続き、一気に切れ込んで深い谷に落ちる姿は、「日本のグランドキャニオン」との別名があるらしいが、私としては「足尾アルプス」と呼びたい。 サイズは小さいものの、北アルプスを思わせる岩稜山容の尾根ルートの四方には深い谷を隔てて岩稜尾根が重なり、日光男体山・日光白根山・錫ヶ岳等がドンドンと顔を覗かせる。 岩稜帯を一気に登り返す途中から、南斜面には銅鉱山の煙害から復活した小木帯となり、枯小木が1本だけ立つ通称“波平さんピーク”を過ぎ、林相がダケカンバとなって少し登り返した先に沢入山のこじんまりとしたピーク。 その先の揺る尾根登り返しポイントは絶景の空間だが、ガスが出始めたのですぐに折り返し。 【〜尾根・巻き道分岐点】 ブナの空間ポイントからトラバースルートへ分岐する。 ほぼ横ばいの林ルートは、途中で岩稜上のビューポイント立ち寄りがあり、森の斜面切替わりポイントで尾根筋への分岐となる。 【〜中倉山取付地点】 急斜面のトラバースジグザグルートは、土質のためかほぼドロドロ。 気を抜くとスッテンコロリンが間違いないコンディションを何度も転倒しそうになりながら下る。 下部は石の間を縫うが、林道に出るまで気が抜けない。 晴れていれば、往路の岩稜VRに行きたくなる。 【〜(b)〜松木川・久蔵沢〜(a)】 林道歩き。 復路は仁田元沢を渡渉せずに林道を詰めたが、二つの流れを尾根の張り出しに沿っているので大きく回り込むことなり距離が長い。 |
その他周辺情報 | 【買い物】 日光市街のコンビニがラスト。 足尾方面に分岐すると何もない。 【温泉】 「やしおの湯」 (510円。アメニティあり) 日光市清滝地区まで20kmくらい戻る。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック:チャチャ35
靴:ツォロミー3
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感想
7/26(日)は、足尾山地の異形相な尾根の上で、復活の象徴の木々と切れ込む谷が重なる山旅を愉快な仲間と楽しみました(^○^)
足尾銅山は社会の授業でも習った有名な煙害と鉛害の奥地。
精錬の煙害で草木が枯れ果てたハゲ山は、起死回生の蘇生の中で不思議な景観を創り出している。
その岩稜と生命の伊吹きが混沌とした尾根道を訪ねてみた(^^)
【山行記】
めまぐるしく変わる天気と
めまぐるしく変わる景観で
めまぐるしく笑顔がつづく
曇りの沢徒渉は
透き通った冷たい水に笑い
雨降りの尾根は
岩稜の藪漕ぎの飛沫に笑い
晴れ間の山頂は
緑と岩の異相の景観に笑い
ガスが漂う森は
泥々斜面のぬかるみに笑い
再び雨の林道は
熟語だらけの表わしを笑う
ザレボロでキレた尾根は
谷川岳の歩きが糧となり
全く怖くなかったね(^^)
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