程久保山―入笠山


- GPS
- --:--
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 953m
- 下り
- 943m
コースタイム
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
7回連続で中央アルプス山塊に行ったので、竜東(天竜川の東)で行く所を考えた。
今日の山行のねらいは2つ。)未亮蕾飴海ら南アルプスへつづく足跡の残された区間を歩く。伊那市や西の山から見ると、左から小入笠山ー入笠山ーアンテナの立つ1960m峰・・・と丸い山が続き、その右に今日歩いた2006m峰が大きく目立つので、これを登る。この2006mはきっと登山目的で登った人はいないに違いない・・・と自己満足に浸りたいのだ。
寝坊をして遅い出発となった。戸台から小黒川沿いの林道を進む。堰堤工事の関係車両が何台も入っている所を抜けなおも進んでいくと、なんと土砂崩れで通れなくなっている。予定より3.5キロほど手前だが、仕方ないので歩き出す。43分でねらいの尾根末端に着いた。はじめは笹もまったく無く、明瞭な作業道がジグザグにあがっていく。(登山道よりは数ランク落ちるが) なお今日の山域はほとんどと言ってよいほどカラマツ林だ。やがてヒザ下の低い笹がでてきたが、鹿道が続いているので問題ない。いつの間にか、人の道ではなく鹿の道になっているようである。ただ縦横無尽に道があるので、最も尾根っぽいところを歩くのだ。
やがて嫌な光景が・・・。頂上に向かっての急斜面が一直線に幅20mくらいの防火帯になっている。その帯の中は笹しか無いのだ。まあカラマツ林の中も笹があるのは同じなんだけどネ、気分的にはゲンナリだ。さあこれを直登しようと思ったら、左斜面から降りてきた林道の終点になっている。この林道をたどれば楽ができるだろうなと頭をよぎったが、真っ向勝負で行こう。笹の丈は腰以上あるが、鹿の踏跡がまあまあありたどる。それほど長区間ではなかったけど、困ったのは膝上まで霜で濡れて冷たかったことだった。振り返ると中央アルプスに励まされ、やがて頂上へ。2006mの頂上といっても人の痕跡は無く、笹とカラマツとたくさんの鹿の道だ。(鹿のフンも)
笹原には所々雪により笹が寝ている所がある。そのためシカ道を追うことができず、適当に進むことになる。こりゃ大変だと思う間もなく頂上から6分ほどで林道に出た。しばらく林道歩きで楽をさせてもらう。地図上の五叉路(県境)から程久保山への登りも雪の上に轍がある。ただ上部は笹に覆われているので、車では難しい。1年半ぶりの程久保山。往路を戻るのも面白くないので、地図上の2本の道の中間=北西に線を引き、直進してみた。60mほど下に林道があるので。原生林と薄い笹の中、7分で林道に出て冒険は終了。ここから入笠山の登り口まではアスファルト道を歩く。日影は数センチの雪だけど轍が凍っているので注意。
首切清水の北から山道に入る。すぐに「法華道:佛平峠」の看板あり。昨年1月は無かったが、ここにて守屋山―南アルプスの足跡がつながり、ひとりニヤリとする。入笠山では10人ほどの人に会った。写真を数枚とって前進。
牧場の柵に沿ってくだるが、鹿の群れが牧場の中を走って行く。ここの8頭をはじめとして今日は18頭見る。西の山に登り返した後は、鹿嶺高原につづく尾根を行く。細い踏み跡を進むと、突如立派な道標などが目に入る。左下から道があがって来ている。「入笠山―鹿嶺高原トレッキングコース」でここは「御所平峠」だという。ヒト気の無い尾根だと思っていたので驚いた。なるほど一級国道のような道が続いている。10キロちょっとあるようだが、どのような使われ方をしているのだろうか。というのは車でも両端を結ぶのは、大周りだし良い道ではない。現在は私が捕まった様に通行止めである。つまり往復するしか無いと思うのだが、通った人の感想を聞いてみたいものだ。・・・・・いや文句を言ってはいけない。おかげで、苦も無く高座岩を経て半対峠にたどりついた。初めの計画では、朝の尾根取り付き点まで車で入るつもりだったので、半対峠など来る予定では無かったが、土砂崩れのおかげで半対峠まで来れば車に近いし、林道歩きが短縮できるという訳である。
さて半対峠から下の林道まで地図上では破線が通っているが、現地ではわからなかった。わかっても距離短縮のため直降しただろうけど。かなり急だがヤブでもなく10分足らずで河原へ。10分ほどの林道歩きで山行を終えた。
適度な笹ヤブこぎがあり、目的も達成し、今日も私らしい山でした。
コメント
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お疲れ様でした
道があるのに藪を行く・・・真髄ですね
意外と可愛いボールペン
マニアックな道すぎて・・・
写真をルートに配置してくれると分かり易いですー
7度で固定していたコンパスを、進行方向に向けてみた。なるほどとは思ったが、面倒くさいものだ。
そこに気づいてくれたかな? と期待したのですが、ボールペンの方でしたか。
意外と簡単でした。手動でチマチマと貼り付けていくこういう作業は好きです。
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