燧ヶ岳・尾瀬沼〜御池から沼山峠縦走

2020年08月04日(火) [日帰り]

• GPS: 09:07
• 距離: 14.1km
• 登り: 1,115m
• 下り: 902m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:07
• 休憩: 1:48
• 合計: 8:55

距離 14.1km 登り 1,115m 下り 921m

6:48 御池登山口
7:52 7:55 広沢田代
8:20 8:28 御池登山道 ５合目
8:39 8:55 熊沢田代
10:09 10:19 俎��
10:35 10:59 燧ヶ岳
11:10 11:15 俎��
11:34 11:46 ミノブチ岳
13:58 長英新道分岐
14:13 燧分岐
14:17 14:46 尾瀬沼ビジターセンター
14:48 14:49 燧分岐
15:04 小淵沢田代 分岐
15:43 沼山峠休憩所

一日目、巻機山のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2467550.html
二日目、平ヶ岳のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2472068.html
四日目、会津駒ヶ岳のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2475529.html

天候

曇り一時雨、のち晴れ。　
【気温】御池駐車場：22℃　　燧ケ岳：18℃　　沼山峠休憩所：20℃

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

七入山荘前泊。
七入山荘
http://nanairi.com/

尾瀬御池駐車場1000円。

沼山峠〜尾瀬御池間は、会津バス
https://fukutubu.jp/event/7826
600円
最終バス17時10分

コース状況／危険箇所等

尾瀬御池〜燧ケ岳）

「美しい高層湿原と、手強い岩道」

御池ロッジは休業中。

1合目表示以降は、ところどころ、木道が
ありますが、登山道が、段差の大きい
岩だらけの、悪路になります。
直前までの降雨で
ツルツル、ドロドロです。
下り利用は、難易度高いでしょう。

途中、展望が開けるのは2箇所。
広沢田代と、熊沢田代。
数少ない、休憩適地。
大半が、樹林帯のルート中
ハイライト的箇所です。

燧ケ岳山頂部）

熊沢田代以降、潅木帯が続きます。
傾斜も、さらに急坂に。
山頂直前で、いきなり森林限界を超え
俎�瑤了劃催�着です。
一気に展望が開ける展開は
満足感高し。
尾瀬沼の眺め、遠くの山の展望は
バツグン。

燧ケ岳〜長英新道・下り利用）

「相変わらずの泥道」

歩きやすいのは、ミノブチ岳まで。
以降は、泥道が続きます。
ただ、悪路ながらも足場は
安定していて、歩きやすく感じました。

尾瀬沼〜大江湿原〜沼山峠）

「花の最盛期を逃して」

一面に広がる、ニッコウキスゲの風景を
期待しましたが、既に終わっていました。
ギボウシが目立つ程度。
それでも、尾瀬沼、大江湿原は、
絶景の宝庫です。

尾瀬沼ビジターセンターで、水が無料で
補給できます。トイレあり。

その他周辺情報

沼山峠のトイレは閉鎖と案内が
ありましたが、利用できました。

写真

8/4 11:12

尾瀬の名峰
東北の最高地点
燧ヶ岳（俎�堯砲�
ようやく踏むことが
できましたっ！！
（k）

8/4 6:45

御池登山口からスタート。
いろいろな情報が
記載されています。
（k）

8/4 7:11

苔生した岩ゴロの急登。大清水側からの道とは真逆ですね。
(o)

8/4 7:47

途中を飛ばしまして、
広沢田代到着〜
一面に広がる
金光花の庭園。
（k）

8/4 7:42

最初の登りが尽き、広沢田代の北端でやっと一息。
(o)

8/4 7:47

池塘のある風景は
うっとりします。
（k）

8/4 7:48

水面に映り込む
青空と夏雲。
（k）

8/4 7:53

金光花の黄色と
ワタスゲの白色に
彩られた道を進みます。
（k）

8/4 7:57

湿地ですが
ホソバノキソチドリも
咲いてました。
（k）

8/4 8:33

熊沢田代到着〜
さらにスケール大きい
眺めが望めます。
燧ヶ岳の山頂が見えなくて
残念ですけど。
（k）

8/4 8:38

綿毛になったチングルマもお花畑に色を添えています。
(o)

8/4 8:41

しっとりとした
風景が連続します。
（k）

8/4 8:41

熊沢田代の池で。尾瀬はいろんな表情を見せてくれます。
(o)

8/4 8:51

そして再び
樹林帯に入ります。
（k）

8/4 9:32

いよいよ燧ヶ岳への登りも終盤だと感じる風景。
(o)

8/4 9:49

燧ヶ岳が火山なんだと
感じる場所が
増えてきました。
コマクサを探しますが
発見できず。
通常ルート以外の場所に
あるようです。
（k）

8/4 10:10

最高点のある
柴安�瑤�
向かいます。
（k）

8/4 10:23

なんと、晴れてきました。
展望に期待です。
（k）

8/4 10:32

燧ヶ岳最高地点
柴安��到着！！
（k）

8/4 10:35

念願の燧ヶ岳最高地点・柴安�瑤任后Ｆ鷽預靴辰道�りましょう。
(o)

8/4 10:43

ハクサンシャクナゲが
残ってました。
（k）

8/4 10:45

尾瀬ヶ原を一望〜
の予定が、ガスに
包まれてしまいました。
（k）

8/4 10:53

では柴安�瑤�ら俎�瑤慳瓩蠅泙靴腓Α�
(o)

8/4 11:18

ミノブチ岳の先に
尾瀬沼。
こちらは一望できました。
お気に入りの眺めです。
（k）

8/4 11:18

尾瀬沼を正面に捉えてミノブチ岳へ下る。
(o)

8/4 11:33

尾瀬を囲む山々が
望めました。
さらに先の日光方面は
同定できるほどには
見えず残念。
（k）

8/4 11:38

柴安�瑤釆撕瑤�
双耳峰を振り返ります。
ここから先は
噂の長英新道。
慎重に進みます。
（k）

8/4 11:42

ウスユキソウ発見。
咲き始めの数輪。
（k）

8/4 11:50

マルバダケブキは
この先、尾瀬沼でも
たくさん咲いています。
鹿が食べない花です。
（k）

8/4 13:11

泥ぬかは、今回の4座中
最強レベルでした。
巻機山と違い
足の置き場はあります。
（k）

8/4 14:04

尾瀬沼到着〜
何度訪れても
飽きることのない
高層湿原の
穏やかな風景。
（k）

8/4 14:06

クルマユリ。思わずパチリ！
(o)

8/4 14:06

この辺りは浅湖湿原でしょうか？雨の中を歩いた懐かしい場所です。
(o)

大江湿原と、ほぼ一体でしたね。
（k）

8/4 14:09

花は以前より
少な目です。
最盛期は逃したようです。
（k）

8/4 14:11

主役が、ニッコウキスゲから
マルバダケブキに
なっていましたが
美しい湿原の景色です。
（k）

8/4 14:12

メタカラコウ
クルマユリ
ワレモコウなど
咲いています。
（k）

8/4 14:12

沢桔梗。
紫色が鮮やかです。
（k）

8/4 14:12

木道をテクテク歩きます。
吹きそよぐ風が爽快でした。
（k）

8/4 14:40

燧ヶ岳のピーク群を
振り返ります。
楽しませてもらいました。
（k）

8/4 14:41

人気の去った長蔵小屋の売店でゆっくり休もう。
(o)

8/4 14:42

名物
三本檜。
ここからですと
2本に見えます。
（k）

8/4 14:47

サギの仲間が
飛び立ちました。
（k）

8/4 14:49

ここから見ますと
三本檜です。
（k）

8/4 14:55

シャジン
(o)

淡い青色系の花は
夏の終わりを予感します。
（k）

8/4 15:02

尾瀬の湿原の末端部。
離れがたい心境です。
（k）

8/4 15:37

沼山峠まで登り返し〜
地味に辛いところ。
（k）

8/4 15:42

沼山峠休憩所に下山終了。無事3座目も終わりました。
(o)

8/4 18:02

お宿は、七入山荘に連泊。
美味しいお料理と
翌日の会津駒ヶ岳の情報を
ありがとうございました。
（k）

撮影機器：

Canon EOS Kiss X7 Canon

COOLPIX L32 NIKON

Canon IXY 180 Canon

感想

onetotani

遠征3座目となる百名山は、先回雨にたたられ断念した燧ヶ岳。
今度は北側から登りましょうと決めたとおり尾瀬御池の駐車場へ向かう。

見晴らしとの分岐を左へ入ると岩ゴロの厳しい登りが待っていた。
大清水側から辿る道とは真逆の岩場のような歩きづらい道で
最初の急登を頑張ると初めて尾瀬らしい湿原が広がる広沢田代だ。
湿原に広がる池塘や花を眺めながら湿原を抜け、二度目の急登で
更にスケールの大きな熊沢田代に出る。
南側とは違う尾瀬が見せるもう一つの表情だ。
中腹から上は薄いガスに覆われた燧ヶ岳の山腹に絡むようにして
行くとやがてガレ場の登りにかかる。
ここで初めて我々が登っているのは尾瀬ではなく、燧ヶ岳なのだと
実感する。

岩場の登りにハイマツが現れ森林限界を意識するとやがて
登りが尽き、そこが石の祠が祀られ三角点の埋められた俎�瑤世辰拭�
やっと念願の燧ヶ岳に立つ事が出来たが、山頂とされる柴安�瑤�
鞍部を挟んで聳えるピークだ、さあー今度こそ本当の山頂に
立ちましょう。

薄いガスに囲まれた柴安�瑤�ら尾瀬沼、尾瀬ヶ原を眼下に望み
贅沢なひと時を過ごす。
燧ヶ岳までの厳しい登りを終えた後は大江湿原の散策を楽しみに
尾瀬沼を目指して水溜まりが続く長英新道を下る。

【御池ルートは南側から歩く尾瀬の表情とは全く異なる表情を
見せてくれた。念願の燧ヶ岳に立てた感激と、懐かしさを感じながら
歩いた大江湿原。ニッコウキスゲの時期は逃してしまったが
今回の山行は間違いなく今後も記憶に残るだろう。】

komaki

遠征3座目は、尾瀬の名峰
「燧ヶ岳」です。

燧ヶ岳は、3年前には、
長英新道の、泥ぬか情報による計画変更。
2年前は、俎�瑤�山頂だと思って
下山してしまうという、初歩的ミス。
結果、本来の山頂、柴安�瑤砲蓮�
未だ登りそびれているという
鬼門的な因縁を感じる山です。
このたび、3度目にしまして、ようやく
頂上に立つことが出来ました。

2年前と同じ道を辿ってみて
改めて感じたのは、
御池からの北面の
火山らしさ満載に景色と
南側、長英新道、尾瀬沼と
森と湖が、広々と展開する景色が、
全く違っていて
別の山を登っているような気分に
なれました。
何度登っても楽しめる名峰
燧ヶ岳。
いつか機会があれば
三条ノ滝方面も訪れてみたく
思いました。

山旅は、最終章、「会津駒ヶ岳」へと
続きます。