塔 → 丹 → 蛭 〜麓は晩秋、山の上は初冬〜

2012年11月25日(日) [日帰り]

• GPS: 08:38
• 距離: 25.8km
• 登り: 2,222m
• 下り: 2,258m

コースタイム

7:00大倉発-7:54一本松-8:21堀山の家-8:52花立山荘-9:02金冷シ-9:15塔ノ岳着
9:25塔ノ岳発-10:08丹沢山10:18-10:54棚沢ノ頭-11:28蛭ヶ岳着
11:49蛭ヶ岳発-12:48姫次-袖平山往復-1313姫次-13:48黍殻（きびがら）山-14:16焼山着
14:39焼山発-15:42焼山登山口着

天候

一日中、快晴！　…のはずが丹沢山から蛭ヶ岳は曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き）6:19渋沢着（小田急小田原線）
　6:48渋沢駅北口発-（神奈中バス）-7:00大倉着（終点；\200）
　渋沢駅ではバス乗車に長蛇の列。追加で2便増発するも乗り切れず、残りは7:02発に回されたらしい。

帰り）16:38（ほぼ定刻）焼山登山口発-（津久井神奈交バス）-17:00三ヶ木バスセンター着（終点；\320）
　17:12三ヶ木バスセンター発-（神奈中バス）-18:00橋本駅北口着（終点；\420）
　三連休最終日の夕方、国道413号線や国道16号線は渋滞。橋本駅到着は大幅な遅延（普通なら30〜40分程らしい）
　18:10橋本駅発（JR横浜線）

コース状況／危険箇所等

★本ルートはガイドブックなどでは1泊2日で歩くコースとして紹介されています。参考にされる方はその点ご注意ください。

渋沢駅北口にはコンビニが見当たらず（あるらしいけど）。
南口には駅スグに1軒。ここで買い物とトイレ借用。
大倉バスターミナルで登山届提出。トイレ・駐車場あり。
大倉尾根は危険個所ナシ（木道完備で歩きやすい）。
塔ノ岳〜蛭ヶ岳の南斜面では日が昇ると霜柱が融けて泥濘化（スパッツがあると良い）。
丹沢山→蛭ヶ岳の間（鬼ヶ岩の先）にクサリ場あり（慎重に）。
蛭ヶ岳直下は急な木の階段が続きます（凍結時スリップ注意）。
その後はほぼ全域で快適な登山路でした。
焼山登山口バス停横の神社裏手には綺麗な公衆トイレ。周囲には商店数件あり。

写真

11/27 1:29

渋沢駅で早朝の富士山

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今日は大倉を出発
雑事場ノ平を過ぎて振り返ると朝日に輝く海

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一本松のあたりは気持ちのいい尾根道

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見上げると青空に紅葉

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今年はホントに綺麗でした

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足元には冬の訪れ

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霜柱にも…

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いろんな形が

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ありますね

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まずは塔ノ岳に到着

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はるか遠くに東京スカイツリーが見えます…よね？

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日高（ひったか）の手前で振り返ると塔はもう遠くの彼方に

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竜ケ馬場は眼下に大山

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丹沢山到着
富士山は雲の中

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マユミの大木とみやま山荘

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丹沢山頂にはチップ制の綺麗なトイレ

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山荘の軒に下がったツララを手に、ポーズを決める少年

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蛭ヶ岳に向かって歩き始めると道端には融け残った雪

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苔の上にも霜

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不動ノ峰では霧氷が美しい

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蛭ヶ岳のてっぺんはガスの中

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鬼が岩から下のクサリ場は慎重に通過します

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蛭ヶ岳山頂に到着

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軽めの昼食を取っていると…

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隠れていた富士山が現れてきました！

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山頂からは姫次ぐに向かって下ります
木の階段にもうっすらと雪

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南アルプスも見えました
右端は甲斐駒ケ岳

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散らずに枝にぶら下がる赤銅色の枯れ葉がきれい

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主脈ルートを外れて袖平山へ
正面にひときわ高い蛭ヶ岳

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黍殻（きびがら）山頂
雨量測定施設と三角点

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ふかふかした落ち葉の路を下っていきます

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木々の間から東側に見える丹沢三峰の稜線

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エスケープルートのつもりでいた鳥屋への道は通行止めになっていました

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焼山山頂
山頂に立派な展望台があります

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一緒に休憩したMTBライダーが颯爽と下っていきます

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彼とは朝からずっと抜きつ抜かれつ同じコースを歩いてきました

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展望台からの眺め
丹沢山から宮ケ瀬へ下りる稜線

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宮ケ瀬の周辺は紅葉が綺麗そう

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焼山の麓の紅葉も

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負けず劣らず見事でした

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石畳の道を下ります

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林道に出ると大岩の下に山神さまが祀られてました

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夕日を受けた石砂（いしざわ）山

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焼山登山口バス停に到着
バス停は村の鎮守、諏訪神社の脇
お疲れさまでした。

撮影機器：

DMC-TZ10 Panasonic

感想

Jack069

■計画
最近、つづけて何度か丹沢に行ったけれど、主峰の丹沢山＆最高峰の蛭ヶ岳は未登頂。
日帰りでこの2つをまとめて攻略するには？…と考えて、バカ正直に主脈を縦走することに決定。

しかし、この時期。日が短いのに距離は長い。
体力的にも時間的にも大いに不安であるが、今回を逃すと次のチャンスは来シーズンになりそうな気がしたので、行ってみることにしました。

検討の結果、�‖臍劼�らなら早い時間から登り始められる
��姫次から先にエスケープルートが複数ある
�Ｃ安�山頂の時点で時間的に無理そうなら、宮が瀬にも抜けられる（バスが遅くまである）
などの理由で、大倉から入って長野（焼山登山口）に抜ける南→北コースを選定。

ちなみに、逆ルートも考えたが、朝6:20橋本駅発のバスにはどうやっても間に合わないことが判明したため、あえなく断念。

■記録＆感想
当日、一番の不安だった朝寝坊は無事にクリア。始発電車に余裕で乗れました。

大倉〜塔ノ岳
朝は予報どおりの快晴。11月の終わりだというのに大勢の登山客がいました（渋滞という程ではないけれど）。

塔ノ岳〜丹沢山
この区間ではすれ違う人も大勢いました。連休なので、丹沢山や蛭ヶ岳の山頂で一泊した人も多かったのでしょう。

丹沢山〜蛭ヶ岳
雲が出てきて気温が上がりません。下界は晴れているのに、山の上は雲に覆われていました。
木の枝についた霧氷がまるで山桜のようで美しい。南斜面では前日までの雪や霜柱が融けて田んぼ状態が。北斜面では歩きやすい。

蛭ヶ岳〜姫次
ここから先は人も減って静かな山歩きを楽しみました。蛭直下の木階段は凍結。調子に乗って下っていたら滑って尻モチ。気をつけなければいけませんね。

姫次〜袖平山（往復）
姫次は富士を望む開けた峠。ベンチもいくつかあって静かに賑わってました。
今後のコースタイムとバスまでの残時間を秤にかけた上で、袖平山往復にチャレンジ。
袖平山から先の尾根道もいずれ歩いてみたいです。

姫次〜焼山
ここからはダラダラと下りが続きます。ルートは黍殻山を右に巻きますが、せっかく来たので道標にしたがって山頂へ。この登りが結構こたえました。三角点を確認してそのままスルー。

焼山〜長野
焼山まで来ればゴールは目の前。どうやら無事に下山できそうです。
山頂で今日初めてのノンビリした休憩をとりました。
ちょうど居合わせたハイカー氏（大倉から抜きつ抜かれつ）＆MTBライダー氏（長野〜姫次往復）としばし談笑。
彼らを見送ってから、落ち葉の道＆石畳の道を歩いてゴール地点へ。

これにて丹沢主脈縦走完了です。
塔ノ岳以北は初体験。丹沢の広さ＆深さの一端を味わいました。