晩秋の九州の山旅その3;快晴の由布岳と飯盛ヶ城(正面登山口から)


- GPS
- 06:15
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,013m
- 下り
- 1,011m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
8時過ぎで道路南側の無料Pは満車でしたが、道路北側の有料Pはまだガラガラでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
8:20 別府鉄輪温泉宿 ↓ (所要時間 0:20 ) 8:40 〜 8:58 登山口P500円 休憩 0:18 ↓ (所要時間 0:14 ) 9:12 〜 9:15 分岐(トイレ) 休憩 0:03 ↓ (所要時間 0:29 ) 9:44 南登山道分岐 ↓ (所要時間 1:15 ) 10:59 〜 11:04 噴火口 休憩 0:05 ↓ (所要時間 0:19 ) 11:23 〜 11:26 由布岳本峰 快晴 休憩 0:03 ↓ (所要時間 0:12 ) 11:38 〜 11:53 休憩 0:15 ↓ (所要時間 0:37 ) 12:30 東登山道分岐 ↓ (所要時間 0:12 ) 12:42 〜 12:57 由布岳東峰 快晴 休憩 0:15 ↓ (所要時間 0:13 ) 13:10 噴火口 ↓ (所要時間 0:55 ) 14:05 〜 14:15 南登山道分岐 休憩 0:10 ↓ (所要時間 0:15 ) 14:30 〜 14:34 飯盛ヶ城 快晴 休憩 0:04 ↓ (所要時間 0:26 ) 15:00 登山口P 行動合計 6:02 (歩行 5:07 休憩 0:55 ) |
写真
感想
2012晩秋の九州山旅の最後は、日本三百名山のひとつ由布岳の登頂です。元の予定では9/22が由布岳で、この日は鶴見岳の予定でしたが、22日の天気が今にも雨が降りそうで、最終日のこの日に好天が予想されたため逆にしましたが、本当にようやくよい天気となり、大正解でした。
駐車場は無料が満車でしたが、向かい側の有料はガラガラ、おばさんへ500円を払って由布岳側に駐車し、準備体操をして出発です。ちょうど出発のラッシュアワーで、三々五々、登山者が由布岳へ向かっていきます。私たちも、その流れに乗って、出発しました。
最初の緩やかな草原をゆっくり歩いているうちに、他の登山者から置いて行かれ、二人×2組と前後しながら静かに登ることができました。日向自然観察路分岐からしばらくは、落葉した冬枯れの明るい道を進みます。のぼりも少し急になって、体が温まります。沢山着こんでいたので、どんどん脱皮していきます。
西登山口の分岐を過ぎてなおも樹林の中を登ると、次第に低木となって、視界が開け、遠くに九重も見えてきてテンションが上がってきます。久々に展望の登山です。この後、標高があがるにつれて、だんだんに遠くの山並みがせり上がってきて、九重も立派になり、手前の飯盛ヶ城と茶色の草原も良いアクセントになって、何枚も写真をとるため、大変ゆっくりになります。
この眺めにも飽きてきたころ、マタエという噴火口淵の西峰と東峰の鞍部に着きます。風が強く、急に寒く感じるため、シャツを着こんでそそくさと西峰へ向かいます。すぐに1つ目の鎖場ですがここは難なく通過できます。そして次の鎖場は登り口で大勢の人が登るのを躊躇するように見上げている中を、すいすいと登りました。ここも鎖は使わずに、岩の手がかりを直接掴んで登りました。最後が岸壁をトラバースするようになっていて、足場が小さく高度感抜群で、スリルを味わえます。その後は傾斜も緩くなって、岩を乗り越えたりしながら尾根を進むと西峰(最高峰)に到着します。
山頂も風が強く、避ける場所もないため、写真を撮るだけで通過し、お鉢巡りを続けました。下り始めてすぐ、北側斜面に今朝できたと思われる霧氷が溶け残っていて、陽に当たってきらきら輝き、きれいでした。じっくり写真を撮りたい所でしたが、後ろから人が来ており、避ける場所もない細い道であったため、適当にシャッターを切って数枚撮るだけしかできず、残念ながらあまりよい写真を撮れませんでした。
北側の鞍部へ下る急斜面の上に草付きの個広い場所があり、ここでようやく休憩して昼食にしました。
土の滑りやすい急斜面を下ると、鞍部に到着します。ここからは鋸刃状の岩尾根の上を上下していく大変スリルのある楽しい道になります。鎖やロープ類は一切なく、自分の手足のみが頼りです。手がかりが少なく、難易度の高い岩場もあります。両側が崖になっていて、高度感も楽しめます。東登山口の分岐付近にも霧氷がのこっていました。
当初はここから下り、日向岳経由で正面登山口へ戻る周回を考えていましたが、お鉢めぐりで予想以上に時間がかかったこと、この日は夜の大分発の便で帰宅するため、遅れることができないこと、東峰にも登頂したいこと、等の理由で東峰軽油で正面登山道を下り、代わりに飯盛ヶ城に寄っていくことにしました。
東峰は大勢の人で賑わっていました。ここは風も弱く、休憩にはもってこいで、最後の山頂を堪能しました。
東峰からマタエまではしっかりした道で下りやすく、あっという間にマタエ着、正面登山道もよく踏まれていて下りやすく、ジグザグ道になってからは段差も少なく快適に西登山道分岐まで下りました。
ここからは飯盛ヶ城へ向けて西登山道へ入ります。道は急にほそくなって、人もいなくて静かです。すぐに飯盛ヶ城との鞍部に到着し、湯布院からの西登山道を右に分けて飯盛ヶ城への登りにかかります。由布岳の登山道からみると結構登るように見えますが、10分もかからずあっけなく山頂に着きました。ここは予想通りの由布岳の展望台で、足元には正面登山口へ続く小笹の草原が広がり、いかにも九州といった風情、今回の九州の山旅のエピローグを飾るにふさわしい所でした。そして誰もいない貸し切りの山頂、こんないい所に誰も来ないのが信じられない感じでした。
その草原の中に延びる歩きやすい小道を登山口へ向けて最後の下りです。最高の一日を振り返り、感謝しながらゆっくりと下りました。前の3日分の天気をこの一日でとりもどしたようで、終わりよければ全て良し、となりました。
shigetoshiさん、こんにちは。
その1からその3まで続けて拝見しましたが、
こう見てくると、やはり晴れはいいですね!
そして、由布岳はずっと展望が良さそうで
登ってみたくなりました。
この周辺は有名な温泉もたくさんあり、よい
ところなんだろうなあと思いつつ、まだ九州
に行ったことがありません。(鹿児島空港で
乗り継いだだけ。。。)
相方が宮崎の日向で育ったので、いつか行って
みようと話をしているのですが。。。
youtaroさん、こんばんは。
>やはり晴れはいいですね!
youtaroさんはこの秋すでに何度か霧氷や雪を体験しているので、あまり九重山の霧氷や霰の写真を見てもあまり感じるところがなかったかも知れませんね
由布岳だけは、何としても天気の良い時に登りたかったので、初日からいきなり日程を変更しましたが、大正解でした。でも最近は天気予報があてにならないので、当日まで本当に晴れるのか、ひやひやものでした
感想・記録の欄に、
奥さまが宮崎出身でしたか。でも実家はそちらにはないのですね。宮崎には祖母・傾山、市房山、そして霧島に学生時代にのぼったことがありますが、その他にも大崩山等、魅力的な山々が沢山あり、また行ってみたいですね。
ところで、youtaroさんの西丹沢のレコで
「奥秩父の主脈は金峰までではなく、小川山から
信州峠、横尾山と通過して、飯盛山までが正しい」とのコメント、私も全く同じことを考えていて
日程が合えば、ご一緒したいですね
始めましてchusakaiと申します。
土曜日山行予定でルート頂きました。
詳細はまだ読んでいませんが後ほど読ませていただきます。
ひとまずルート頂いたご挨拶でした!
chusakaiさん、はじめまして。
私のルートがお役に立てればうれしい限りです
明日登山ですね。この時期の由布岳は雪山でしょうか。
新調バイルで慎重にお気をつけて行って来てください。
レコを楽しみにしております。
それと、飯盛ヶ城へは是非よってみて下さい
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する