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Yamareco

記録ID: 2512328
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

三条の湯からの雲取山

2020年08月16日(日) ~ 2020年08月17日(月)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
10:16
距離
29.1km
登り
2,770m
下り
2,759m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:34
休憩
0:07
合計
2:41
距離 11.8km 登り 1,421m 下り 859m
10:23
5
10:28
9
10:37
31
11:08
11:09
35
11:44
11:46
51
13:04
2日目
山行
5:59
休憩
1:13
合計
7:12
距離 17.3km 登り 1,349m 下り 1,910m
5:14
129
7:23
7:29
27
7:57
8:07
2
8:09
8:44
13
8:57
15
9:12
4
9:16
9:21
29
9:50
15
10:05
11
10:26
10:34
3
10:37
10:40
28
11:08
13
11:21
39
12:00
12:01
3
12:20
12:25
1
12:26
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:「奥多摩駅」より西東京バスに乗り、「鴨沢西」下車
復路:「鴨沢」より西東京バスに乗り、「奥多摩駅」下車
コース状況/
危険箇所等
三条の湯から三条ダルミヘ上がる途中に迂回ルートあり。
20分程余計に時間がかかる。
その他周辺情報 下山後は河辺駅まで移動して駅前の「梅の湯」を利用した。
ホリデー快速おくたま3号で、奥多摩駅09:17着
2020年08月16日 09:23撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 9:23
ホリデー快速おくたま3号で、奥多摩駅09:17着
お祭バス停を通るバスの時間が合わず、鴨沢西行きのバスに乗り終点で下車。ここからお祭バス停まで1劼舛腓辰畔發。
2020年08月16日 10:08撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 10:08
お祭バス停を通るバスの時間が合わず、鴨沢西行きのバスに乗り終点で下車。ここからお祭バス停まで1劼舛腓辰畔發。
お祭バス停(登山口)に到着。ここから登り始める。
2020年08月16日 10:39撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 10:39
お祭バス停(登山口)に到着。ここから登り始める。
時々下の方に川が見える。
この登山道はほとんど川に沿っているため、水の流れる音が聞こえて気持ち良い。
2020年08月16日 11:04撮影 by  SLT-A77V, SONY
1
8/16 11:04
時々下の方に川が見える。
この登山道はほとんど川に沿っているため、水の流れる音が聞こえて気持ち良い。
水が流れ落ちている。
2020年08月16日 11:39撮影 by  SLT-A77V, SONY
1
8/16 11:39
水が流れ落ちている。
ここで林道が終了。
ここからは少し細いトレイルを歩く。
2020年08月16日 12:39撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 12:39
ここで林道が終了。
ここからは少し細いトレイルを歩く。
2020年08月16日 12:53撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 12:53
20分程歩くとテントサイトが見える。
2020年08月16日 13:02撮影 by  SLT-A77V, SONY
1
8/16 13:02
20分程歩くとテントサイトが見える。
しばらく進むと小屋が見える。
2020年08月16日 13:03撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 13:03
しばらく進むと小屋が見える。
受付はもう少し先。
2020年08月16日 13:07撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 13:07
受付はもう少し先。
受付兼売店。
ここでチェックイン手続きを行う。
2020年08月16日 13:14撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 13:14
受付兼売店。
ここでチェックイン手続きを行う。
今日の宿泊部屋。
2020年08月16日 16:01撮影 by  SO-01M, Sony
8/16 16:01
今日の宿泊部屋。
部屋には机がひとつ置かれている。
2020年08月16日 13:18撮影 by  SO-01M, Sony
8/16 13:18
部屋には机がひとつ置かれている。
置かれているのは、焼き印入りのオリジナルの机。
2020年08月16日 14:22撮影 by  SO-01M, Sony
2
8/16 14:22
置かれているのは、焼き印入りのオリジナルの机。
部屋の窓からの眺め 
煙突は風呂釜のもの。
2020年08月16日 15:51撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 15:51
部屋の窓からの眺め 
煙突は風呂釜のもの。
部屋の窓からの眺め◆
2020年08月16日 14:32撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 14:32
部屋の窓からの眺め◆
部屋の窓からの眺め。
2020年08月16日 15:54撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 15:54
部屋の窓からの眺め。
水場とトイレ。
2020年08月16日 15:58撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 15:58
水場とトイレ。
水場にはガスコンロも設置されている。
50円で利用できる。
2020年08月16日 14:12撮影 by  SO-01M, Sony
8/16 14:12
水場にはガスコンロも設置されている。
50円で利用できる。
小屋の裏手。
右手に見えるのが、2つある風呂の内の1つ。
今日はこちらが男性用。
2020年08月16日 16:25撮影 by  SO-01M, Sony
8/16 16:25
小屋の裏手。
右手に見えるのが、2つある風呂の内の1つ。
今日はこちらが男性用。
とてもきれいな風呂。
誰も入っていないので、蓋がされてる。
2020年08月16日 16:27撮影 by  SO-01M, Sony
1
8/16 16:27
とてもきれいな風呂。
誰も入っていないので、蓋がされてる。
2020年08月16日 16:27撮影 by  SO-01M, Sony
8/16 16:27
軽く硫黄の香りのするとろみのあるお湯。
2020年08月16日 16:30撮影 by  SO-01M, Sony
1
8/16 16:30
軽く硫黄の香りのするとろみのあるお湯。
食堂にて夕食。
2020年08月16日 17:33撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 17:33
食堂にて夕食。
オーナーの家で栽培された野菜なども使ったメニュー。
どれも美味しい。
2020年08月16日 17:36撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
8/16 17:36
オーナーの家で栽培された野菜なども使ったメニュー。
どれも美味しい。
食堂にはストーブが置かれている。
2020年08月16日 18:02撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 18:02
食堂にはストーブが置かれている。
食堂内部。
2020年08月16日 18:07撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/16 18:07
食堂内部。
2日目の朝。
涼しいうちに出発する。
左手が登山道。
2020年08月17日 05:09撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 5:09
2日目の朝。
涼しいうちに出発する。
左手が登山道。
山の端から日が昇り始める。
2020年08月17日 05:57撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 5:57
山の端から日が昇り始める。
2020年08月17日 05:58撮影 by  SO-01M, Sony
1
8/17 5:58
三条ダルミに到着。
2020年08月17日 07:24撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 7:24
三条ダルミに到着。
振り返ると富士山がきれいに見える。
2020年08月17日 07:24撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 7:24
振り返ると富士山がきれいに見える。
急登で200m程高度を上げると、雲取山の避難小屋(小屋は使用中止)。
2020年08月17日 07:53撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 7:53
急登で200m程高度を上げると、雲取山の避難小屋(小屋は使用中止)。
さらに山頂まで移動して、再び富士山を眺める。
2020年08月17日 08:00撮影 by  SLT-A77V, SONY
1
8/17 8:00
さらに山頂まで移動して、再び富士山を眺める。
遠くに北岳や甲斐駒ヶ岳も見える。
2020年08月17日 08:07撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 8:07
遠くに北岳や甲斐駒ヶ岳も見える。
避難小屋の外のベンチで朝食にする。
小屋にお願いした弁当はちらし寿司。暑さで傷まないように配慮されたメニュー。
量はやや多め。
2020年08月17日 08:12撮影 by  SLT-A77V, SONY
2
8/17 8:12
避難小屋の外のベンチで朝食にする。
小屋にお願いした弁当はちらし寿司。暑さで傷まないように配慮されたメニュー。
量はやや多め。
ここの気温は22℃。
2020年08月17日 08:36撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 8:36
ここの気温は22℃。
避難小屋前から見た富士山。
2020年08月17日 08:39撮影 by  SLT-A77V, SONY
2
8/17 8:39
避難小屋前から見た富士山。
鴨沢へ向けて下山を始める。
2020年08月17日 08:39撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 8:39
鴨沢へ向けて下山を始める。
途中何度かサルの群れに遭遇する。
2020年08月17日 09:11撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 9:11
途中何度かサルの群れに遭遇する。
惜しまれつつ廃業してしまった、奥多摩小屋。
2020年08月17日 09:18撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 9:18
惜しまれつつ廃業してしまった、奥多摩小屋。
ダンシングツリー。
2020年08月17日 09:37撮影 by  SLT-A77V, SONY
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8/17 9:37
ダンシングツリー。
ブナ坂に到着。
今回は鴨沢方面の巻き道ではなく、七ツ石山山頂の経由を選択。
2020年08月17日 09:46撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 9:46
ブナ坂に到着。
今回は鴨沢方面の巻き道ではなく、七ツ石山山頂の経由を選択。
七ツ石山山頂。
2020年08月17日 10:01撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 10:01
七ツ石山山頂。
振り返ると、下ってきたルートが見える。
2020年08月17日 10:04撮影 by  SLT-A77V, SONY
1
8/17 10:04
振り返ると、下ってきたルートが見える。
右手には雲取山の避難小屋も見える。
2020年08月17日 10:04撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 10:04
右手には雲取山の避難小屋も見える。
七ツ石山を下った先の分岐。
七ツ石小屋方面へ下る。
2020年08月17日 10:11撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 10:11
七ツ石山を下った先の分岐。
七ツ石小屋方面へ下る。
七ツ石小屋に到着。小屋は休業中だがトイレは借りられる。
2020年08月17日 10:31撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 10:31
七ツ石小屋に到着。小屋は休業中だがトイレは借りられる。
鴨沢へ向かってひたすら下る。
2020年08月17日 10:59撮影 by  SLT-A77V, SONY
1
8/17 10:59
鴨沢へ向かってひたすら下る。
登山口へ到着。
2020年08月17日 12:00撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 12:00
登山口へ到着。
鴨沢バス停の待ち合いスペース。
次のバスまで1時間30分程ある。
2020年08月17日 12:25撮影 by  SO-01M, Sony
8/17 12:25
鴨沢バス停の待ち合いスペース。
次のバスまで1時間30分程ある。
湯を沸かし、昼食にする。
2020年08月17日 12:48撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 12:48
湯を沸かし、昼食にする。
ついでにコーヒーも淹れる。
2020年08月17日 13:08撮影 by  SLT-A77V, SONY
8/17 13:08
ついでにコーヒーも淹れる。
帰りに立ち寄った河辺駅前の梅の湯にて、入浴後のビール。
よく冷えていた。
2020年08月17日 16:22撮影 by  SLT-A77V, SONY
1
8/17 16:22
帰りに立ち寄った河辺駅前の梅の湯にて、入浴後のビール。
よく冷えていた。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 食器 コンパス ヘッドランプ 予備電池 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ シュラフカバー
共同装備
調理用食材 調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) ファーストエイドキット ツェルト 細引き
備考 三条の湯で小屋泊りの場合は、感染防止のためにシュラフやシュラフカバー、シーツの持参が必要。また、マスクと消毒液の持参も必須。

感想

計画した時から天気が悪いとの予報だったので、最悪の場合は雨の中を歩く覚悟だったが、数日前に好転。初日は朝から晴れ、奥多摩駅に降り立った時にはジリジリとした日差しに汗が次々と溢れ出る程だった。
奥多摩駅からは本来、「お祭」までバスで移動するのだが、ちょうど良い便が無かったため2つ手前の「鴨沢西」までバスに乗り、そこから歩き始めた。
お祭からは後山林道を歩いた。後山林道は川に沿って続いているので、常に川の音が下の方から聞こえて気持ち良く歩けた。釣りをする人たちとも時々すれ違った。ただし、同じような景色が続くので飽きてしまう可能性もある。
林道の終点からは、細いトレイルを30分程歩くと三条の湯のテン場が見えてきた。テントはまだ2張程だった。そこからもう少し歩くと今日の宿泊先の小屋に着いた。受付を済ませ、案内された部屋に入り荷物を置き、ホッと一息をついた。
初めて訪れる三条の湯は、立派な小屋ときれいな風呂があり、小屋番さんたちの対応も親切で、食事も美味く、申し分のない程の小屋だった。もしも初めての小屋泊がここだったら、他の山小屋でカルチャーショックを受けることだろう。ちなみに風呂は硫黄の香りのする温泉だった。
2日目は気温の上がる前に出発したかったので、朝食を弁当にしてもらった。
出発すると(当たり前だが)すぐに急な登りとなり、前日の林道とのギャップに身体が順応できなかった。風は涼しいのだが全身からは一気に汗が噴き出した。三条の湯から三条ダルミの手前までは同じような勾配の登りが続いた(途中の迂回路も中々の高低差だった)。
2時間程歩き三条ダルミに着いて振り返ると、目の前にドーンときれいな富士山が見えた。今日も天気に恵まれたことを実感した瞬間だった。
そこから雲取の山頂までは200m程急激に高度を上げることとなり、これが最後の関門だった。汗だくになりながら30分登ると避難小屋が見えた。ここが山頂に思えるが本当の山頂はもう少し北へ移動したところになる。
山頂からは富士山はもとより、南アルプスや八ヶ岳も見える素晴らしいロケーションだった。過去2回訪れてはいるが、いずれも競技中に通過するだけだったので景色を眺める余裕はなかった。そういう意味では「はじめまして」に近い感覚だった。
避難小屋へ戻り、外のベンチを借りて朝食にした。三条の湯で用意してもらったちらし寿司は美味しかった。量はやや多めだったが無事に完食した。
しばらく休憩したのち、鴨沢へ向けて下山を開始した。相変わらず天気は良く、しばらくは日陰のない道を下った。時々他の登山者とすれ違う程度で、平日の雲取山は空いていて快適だった。途中サルの群れを見かけた。あちらのホームグラウンドだけに、堂々と振舞っているのが可笑しかった。
1時間程下るとブナ坂の分岐に到着した。今までは七ツ石山の山頂は迂回していたのだが、今回は山頂を目指して100m登った。息を切らしながら山頂で振り返ると、雲取山の避難小屋や下ってきたルートを全て見渡すことができた。ここまであっという間にたどり着いたと思っていたが、こうして改めて見ると感慨深いものがあった。
山頂から20分程下り、七ツ石小屋に着いた。小屋は休業中だったが、トイレの利用は可能との案内があったので立ち寄った。ついでに水も補給させてもらった。
あとはひたすら長いルートを下り、1時間30分後に小袖の登山口に出た。しばらくはアスファルトの道を下り、村営駐車場の脇から再びトレイルを経由して鴨沢のバス停に到着した。
次のバスまではおよそ1時間30分の時間があったので、待合ベンチ横で湯を沸かしてマジックパスタのカルボナーラを昼食にし、ドリップコーヒーも淹れた。食べ物をそれとなく要求してくる猫を横目に荷物の整理をしながら過ごし、定刻通りに到着したバスに乗り奥多摩駅へと向かった。
奥多摩駅では、既にフォームに停車していた電車に乗り込んだ。5分程すると電車は、我々の最終目的地「梅の湯」のある河辺駅へ向けて動き出した。奥多摩駅に着いた頃から降り始めた雨は、しばらくすると上がってしまった様だった。

今回も良い天気の中で山へ登ることができ、楽しく充実した山行となった。
いつもお付き合いいただく友に感謝しつつ、次の山行も天気に恵まれますように。

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