三条の湯からの雲取山
- GPS
- 10:16
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 2,770m
- 下り
- 2,759m
コースタイム
- 山行
- 2:34
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 2:41
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 7:12
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:「鴨沢」より西東京バスに乗り、「奥多摩駅」下車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三条の湯から三条ダルミヘ上がる途中に迂回ルートあり。 20分程余計に時間がかかる。 |
その他周辺情報 | 下山後は河辺駅まで移動して駅前の「梅の湯」を利用した。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
食器
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
シュラフカバー
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
ファーストエイドキット
ツェルト
細引き
|
備考 | 三条の湯で小屋泊りの場合は、感染防止のためにシュラフやシュラフカバー、シーツの持参が必要。また、マスクと消毒液の持参も必須。 |
感想
計画した時から天気が悪いとの予報だったので、最悪の場合は雨の中を歩く覚悟だったが、数日前に好転。初日は朝から晴れ、奥多摩駅に降り立った時にはジリジリとした日差しに汗が次々と溢れ出る程だった。
奥多摩駅からは本来、「お祭」までバスで移動するのだが、ちょうど良い便が無かったため2つ手前の「鴨沢西」までバスに乗り、そこから歩き始めた。
お祭からは後山林道を歩いた。後山林道は川に沿って続いているので、常に川の音が下の方から聞こえて気持ち良く歩けた。釣りをする人たちとも時々すれ違った。ただし、同じような景色が続くので飽きてしまう可能性もある。
林道の終点からは、細いトレイルを30分程歩くと三条の湯のテン場が見えてきた。テントはまだ2張程だった。そこからもう少し歩くと今日の宿泊先の小屋に着いた。受付を済ませ、案内された部屋に入り荷物を置き、ホッと一息をついた。
初めて訪れる三条の湯は、立派な小屋ときれいな風呂があり、小屋番さんたちの対応も親切で、食事も美味く、申し分のない程の小屋だった。もしも初めての小屋泊がここだったら、他の山小屋でカルチャーショックを受けることだろう。ちなみに風呂は硫黄の香りのする温泉だった。
2日目は気温の上がる前に出発したかったので、朝食を弁当にしてもらった。
出発すると(当たり前だが)すぐに急な登りとなり、前日の林道とのギャップに身体が順応できなかった。風は涼しいのだが全身からは一気に汗が噴き出した。三条の湯から三条ダルミの手前までは同じような勾配の登りが続いた(途中の迂回路も中々の高低差だった)。
2時間程歩き三条ダルミに着いて振り返ると、目の前にドーンときれいな富士山が見えた。今日も天気に恵まれたことを実感した瞬間だった。
そこから雲取の山頂までは200m程急激に高度を上げることとなり、これが最後の関門だった。汗だくになりながら30分登ると避難小屋が見えた。ここが山頂に思えるが本当の山頂はもう少し北へ移動したところになる。
山頂からは富士山はもとより、南アルプスや八ヶ岳も見える素晴らしいロケーションだった。過去2回訪れてはいるが、いずれも競技中に通過するだけだったので景色を眺める余裕はなかった。そういう意味では「はじめまして」に近い感覚だった。
避難小屋へ戻り、外のベンチを借りて朝食にした。三条の湯で用意してもらったちらし寿司は美味しかった。量はやや多めだったが無事に完食した。
しばらく休憩したのち、鴨沢へ向けて下山を開始した。相変わらず天気は良く、しばらくは日陰のない道を下った。時々他の登山者とすれ違う程度で、平日の雲取山は空いていて快適だった。途中サルの群れを見かけた。あちらのホームグラウンドだけに、堂々と振舞っているのが可笑しかった。
1時間程下るとブナ坂の分岐に到着した。今までは七ツ石山の山頂は迂回していたのだが、今回は山頂を目指して100m登った。息を切らしながら山頂で振り返ると、雲取山の避難小屋や下ってきたルートを全て見渡すことができた。ここまであっという間にたどり着いたと思っていたが、こうして改めて見ると感慨深いものがあった。
山頂から20分程下り、七ツ石小屋に着いた。小屋は休業中だったが、トイレの利用は可能との案内があったので立ち寄った。ついでに水も補給させてもらった。
あとはひたすら長いルートを下り、1時間30分後に小袖の登山口に出た。しばらくはアスファルトの道を下り、村営駐車場の脇から再びトレイルを経由して鴨沢のバス停に到着した。
次のバスまではおよそ1時間30分の時間があったので、待合ベンチ横で湯を沸かしてマジックパスタのカルボナーラを昼食にし、ドリップコーヒーも淹れた。食べ物をそれとなく要求してくる猫を横目に荷物の整理をしながら過ごし、定刻通りに到着したバスに乗り奥多摩駅へと向かった。
奥多摩駅では、既にフォームに停車していた電車に乗り込んだ。5分程すると電車は、我々の最終目的地「梅の湯」のある河辺駅へ向けて動き出した。奥多摩駅に着いた頃から降り始めた雨は、しばらくすると上がってしまった様だった。
今回も良い天気の中で山へ登ることができ、楽しく充実した山行となった。
いつもお付き合いいただく友に感謝しつつ、次の山行も天気に恵まれますように。
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