記録ID: 2521518
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越
苗場山
1998年06月28日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,224m
- 下り
- 1,218m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 7:15
●信越国境の明峰「苗場山」
東京から関越道を使えば簡単に行ける山とのイメージが強かった為か、ついつい後回しになっていた苗場山に漸く登る機会を得た。梅雨末期の強い雨の日が続く中、翌日の日照予想図を見ると、新潟地方だけが雨雲がかからない予想になっている。ワタスゲの季節でもあるこの時期、山上湿原の風景を楽しみに、苗場山に出かけるこ事にした。
三俣温泉から林道を入るとまもなく、ゲートがあって監視員が居た。簡単な書類をに記入すれば、登山者はフリーパスであったが、どうやら「山菜狩り」に入山する人をチェックしている用であった。林道がリフトの下を潜る様になって間もなく、「苗場山登山口」の標識がある駐車場に出た。ここに車を停めて登り始めたが、登山道はすぐ林道と合流して、和田小屋まで林道を歩く事になる。和田小屋付近にも駐車スペースがあり、知っている人は此処まで車で上がっていた。
和田小屋からはいよいよ本格的な登りとなる。梅雨の合間である為道がぬかるんでいて滑りやすい。登山道自体が沢のようになっていて、道を泥水が流れ下っている。白装束に身を包んだ、信仰登山をしている一団を追い抜き、登山口から約1時間で「下の芝」に到着した。
●神楽ヶ峰を越えて
神楽ヶ峰を越えていく祓川ルートには、「下之芝」「中之芝」「上之芝」と、程よい感覚で休息が取れる場所がある。湿気の多い登山道にあって、小湿原に「すのこ」が敷かれたこれらの「芝」は、絶好の休息ポイントであった。中之芝を越えた辺りからは木の高さも次第に低くなり、展望が開けてくる。熊笹の大斜面を登り切り、神楽ヶ峰の頂きを越えると、漸く目の前に苗場山が現れた。神楽ヶ峰を越えてすぐの場所にある「雷清水」で荷物を降ろし、苗場山を眺めながら飲んだ水の味は格別であった。
神楽ヶ峰から一旦くだり、ニッコウキスゲの咲いている鞍部を越えると、いよいよ最後の登りである。祓川ルートの中で、この最後ののぼりが一番きつい場所で、特に山頂直下の登りは、真上に登って行くような錯覚すら覚える登りであった。
最後の一段を登り顔を上げると突然、目の前に広大な湿原が広がっていた。その余りの唐突さと、一変する景色に感嘆の声をあげずにはいられない。殆どの登山者が、坂を登りきった瞬間、立ち止まり景色に見とれていた。
●広大な山上湿原
苗場山の三角点のある山頂は、遊仙閣のすぐ裏手に小さく佇んでいた。皆、山頂の標識で記念撮影はするが、写真をとり終えると地塘の点在する湿原のそばで休んでいる。ワタスゲの白い花が風にゆれ、コバルトブルーの地塘に映え美しい。峻烈な急登の先にあるピークもいいが、湿原を渡る穏やかな風の中で、のんびりと「お昼寝」をしたくなる様な山頂も楽しいものだ。苗場山頂で心地よい一時を楽しんだ後、登路を引き返し下山することにした。
東京から関越道を使えば簡単に行ける山とのイメージが強かった為か、ついつい後回しになっていた苗場山に漸く登る機会を得た。梅雨末期の強い雨の日が続く中、翌日の日照予想図を見ると、新潟地方だけが雨雲がかからない予想になっている。ワタスゲの季節でもあるこの時期、山上湿原の風景を楽しみに、苗場山に出かけるこ事にした。
三俣温泉から林道を入るとまもなく、ゲートがあって監視員が居た。簡単な書類をに記入すれば、登山者はフリーパスであったが、どうやら「山菜狩り」に入山する人をチェックしている用であった。林道がリフトの下を潜る様になって間もなく、「苗場山登山口」の標識がある駐車場に出た。ここに車を停めて登り始めたが、登山道はすぐ林道と合流して、和田小屋まで林道を歩く事になる。和田小屋付近にも駐車スペースがあり、知っている人は此処まで車で上がっていた。
和田小屋からはいよいよ本格的な登りとなる。梅雨の合間である為道がぬかるんでいて滑りやすい。登山道自体が沢のようになっていて、道を泥水が流れ下っている。白装束に身を包んだ、信仰登山をしている一団を追い抜き、登山口から約1時間で「下の芝」に到着した。
●神楽ヶ峰を越えて
神楽ヶ峰を越えていく祓川ルートには、「下之芝」「中之芝」「上之芝」と、程よい感覚で休息が取れる場所がある。湿気の多い登山道にあって、小湿原に「すのこ」が敷かれたこれらの「芝」は、絶好の休息ポイントであった。中之芝を越えた辺りからは木の高さも次第に低くなり、展望が開けてくる。熊笹の大斜面を登り切り、神楽ヶ峰の頂きを越えると、漸く目の前に苗場山が現れた。神楽ヶ峰を越えてすぐの場所にある「雷清水」で荷物を降ろし、苗場山を眺めながら飲んだ水の味は格別であった。
神楽ヶ峰から一旦くだり、ニッコウキスゲの咲いている鞍部を越えると、いよいよ最後の登りである。祓川ルートの中で、この最後ののぼりが一番きつい場所で、特に山頂直下の登りは、真上に登って行くような錯覚すら覚える登りであった。
最後の一段を登り顔を上げると突然、目の前に広大な湿原が広がっていた。その余りの唐突さと、一変する景色に感嘆の声をあげずにはいられない。殆どの登山者が、坂を登りきった瞬間、立ち止まり景色に見とれていた。
●広大な山上湿原
苗場山の三角点のある山頂は、遊仙閣のすぐ裏手に小さく佇んでいた。皆、山頂の標識で記念撮影はするが、写真をとり終えると地塘の点在する湿原のそばで休んでいる。ワタスゲの白い花が風にゆれ、コバルトブルーの地塘に映え美しい。峻烈な急登の先にあるピークもいいが、湿原を渡る穏やかな風の中で、のんびりと「お昼寝」をしたくなる様な山頂も楽しいものだ。苗場山頂で心地よい一時を楽しんだ後、登路を引き返し下山することにした。
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:61人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する