初冬の大岳山<檜原村側周回コース>


- GPS
- 06:42
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,061m
- 下り
- 1,047m
コースタイム
10:05 天狗滝
11:10 つづら岩下
11:50 大岳山/大滝分岐
12:10 大岳山荘
12:30 大岳山山頂(着)
14:05 大岳山山頂(発)
14:30 白倉/馬頭刈山分岐
15:35 白倉バス停
15:45 千足バス停
天候 | 午前:快晴 午後:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありませんが、勾配が比較的急なところや岩場があります。 |
写真
感想
西高東低の気圧配置、上空には寒気。本格的な冬がやってきました。そんな季節でも気軽に登れるのが関東の山のいいところ。今回は富士山の眺望が評判の大岳山に行ってみることにしました。
大岳山は関東平野からもよく見え、僕は子供の頃からよく眺めていました。でも実際にその山頂まで行くのは、今回が初めてです。
クルマで登山口までアプローチできるところがないか調べたところ、檜原村側から登って下るルートを見つけました。クルマは都道205号の千足バス停前にある駐車場に停めることに。駐車場には誰もいない代わりに看板があり、連絡先が書いてあったので電話してみました。すると感じのいいおばちゃんが電話に出て、料金はすぐ近くにある家まで来て払ってほしいと言われました。登山の準備を終えてその家まで歩いて行くと、先ほどのおばちゃんらしき人が料金を受け取りに出てきました。料金を渡すと「荷物になっちゃうかもしれないけど」と言いながら渡してくれたのは三ツ矢サイダー。たしかに荷物になるけど、こういうお気持ちは嬉しい!ありがたく受け取って出発することに。
舗装された林道を少し登っていくと公衆トイレがあったので利用しました。この先は大岳山荘までトイレはありません。
やがて登山道に入り、しばらく沢の音を聞きながら登っていきます。登山道沿いには3つの滝があります。下から小天狗滝、天狗滝、綾滝です。どれも水量は多くなく静かな滝ですが、天狗滝と綾滝は落差があり目を楽しませてくれます。
道はゴツゴツとした岩場が多く、脚を大きく上げて進まなければならない場所があります。勾配が結構急です。だんだん汗ばんできます。この日は風もなく、登りは長袖シャツ一枚でもいいくらいでした。
つづら岩下まで出ると、そこからは馬頭刈尾根の上を進みます。途中に富士見台という東屋のある休憩ポイントがありました。富士山は一応見えるのですが、木々が多いため絶景とまでは言えませんね。富士見台を過ぎて少し行くと、景色が開けてきます。こちらの方が富士山がきれいに見えます。雪化粧をした富士山を眺めながらの山歩きができるとは、なんてすばらしいのでしょう。ビバ奥多摩!
この日は平日のため、大岳山荘までは誰にも会わず静かな山歩きを堪能しました。霜柱をザクザク踏みながら歩くのは大人になっても楽しいものです。山頂に近づくにつれ霜柱はどんどん立派になり、里では到底見られないような大きさにまで成長した霜柱がもの珍しく、何度も写真に撮ってしまいました。
山頂に着くと、8人前後の先客がいました。反対側から登ってくる人たちもいましたね。ちょうどお昼どきだったので、みなさん富士山を眺めながらのお弁当。僕も多分にもれずお弁当にしました。心配していた風はほとんどなく、陽射しが降り注いでいたのであまり寒くはありません。気温は0℃前後だったはずなのですが。
山頂の岩に腰掛けてのんびりしていると、数羽のコガラがすぐ近くまでやってきて落ちているパンくずのようなものをついばんで飛んでいきます。警戒心が強いはずの野鳥がこんな近くにまで!どうやら餌を与える登山客が普段からいるみたいです。かわいいのはわかりますが、あまり感心しませんね。
のんびりした後、ひとしきり写真を撮り終えて時刻は14時。雲も多くなり、だいぶ寒くなってきました。日が暮れないうちに下山しましょう。途中まで来た道を戻り、尾根の途中の分岐を右へ。つづら折りの登山道を足早に下ります。特に見所はなく少し退屈ではありましたが、速く下るにはかえって好都合。行きに歩いた道よりも勾配はゆるく、歩きやすかったのもよかったです。
大嶽神社里宮の前で道路に出て、舗装路を都道まで下ります。白倉バス停に出たのち都道を駐車場まで歩いて戻りました。今回、白倉バス停まで下ってしまったのですが、その少し手前で左に曲がると途中まで都道を歩かなくて済むのでそちらを行けばよかったと思いました。都道はそれなりに交通量がありますので。
駐車場到着は15:45。暗くなるまでにだいぶ余裕をもって下山できました。
冬でも、いやむしろ冬だからこそ安定した天気のもと気持ちのいい山歩きを堪能しました。この冬は関東の山をいくつか登りたいです。
そうそう、いただいた三ツ矢サイダーは結局飲みませんでした。飲みたいと思うシーンもあったのですが、飲みきるのには多かったので開けずにお持ち帰りと相成りました(^^;
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