記録ID: 2529535
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無雪期ピークハント/縦走
日高山脈
神威岳
2006年08月06日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,248m
- 下り
- 1,252m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
7月の連休に満を持して登ろうとしたのだが、直前の大雨で林道がクローズしてしまい転進を余儀なくされた神威岳に、再チャレンジする事にした。初日に空路千歳に飛び、レンタカーで日高を目指す。静内で買物を済ませ三石からサラブレッドロードを北上、2週間前に閉まっていたゲートを無事通過。初日は神威山荘まで入り、此処で幕営した。今回は熊の領域に入り込んだところでの幕営で、匂いの出る「焼物」は控えた献立だ。食事を済ませてウイスキーの水割りを飲んでいると、隣に幕営していた札幌から来た二人連れに声をかけられ、宴に招かれた。コマエの干物や焼いた夏野菜等を美味しく戴く。毎年、日高の山を登っているそうでペテガリにも登っていると言う。神威小屋は綺麗な小屋で、10〜15人は楽に泊まれる小屋であったが、この日は小山周りに6張のテントが張られていた。明朝に備えて10時前にはシュラフに潜り込んだ。
翌日は4時に起床し、5時に出発した。既に出発している登山者が多く、神威岳を目指す登山者の中では最後発の様であった。歩き始めて直ぐニシュオマナイ川を渡り川の左岸を進む。暫らくは林道跡の様であったが、二股付近からは道幅が狭くなり、渡渉を繰り返しながらの道となった。ここで持参した渓流シューズに履き替えれば良かったのだが、石伝いでも行けそうで横着をしてしまったのが運のつき。遭えなく足を滑らせ最初の渡渉で転倒する。油断していたのかカメラに防水カバーをかけていなかった。一瞬ではあったが冠水してしまいい、残念ながらカメラは正常動作が出来なくなった。嘆いてもしょうがないと、気を取り直して歩き始める。空気が乾燥しているせいか、濡れたズボンは間も無く乾いてきたが、カメラは元に戻らなかった。(合掌)
沢の渡り返しは所々でルートファインディングがいるが、赤いテープを外さなければほぼ問題なく歩けるであろう。石に付けられたマーキングとテープを注意深く辿りながら、約2時間少々で上二股に到着する。此処から右手に伸びる急傾斜の直登沢を登って行くと尾根道への取り付きが現れた。沢からの取り付き部分には大きな赤い印がついており、間違える事は無いであろう。ここから標高差800mの急登りが始まった。尾根取り付きの急登は珍しくは無いが、大抵の山は尾根に取り付き暫らくすると、傾斜が緩くなるものであるが、神威岳は違っていた。ザックを置くと下に転がり落ちそうな斜面が延々と続き、荷物を下ろす平らな場所が無いのだ。両手両足をフル稼働して高度を一気に稼ぐ。木々の間から、数年前に上ったペテガリ岳が望める様になると漸く傾斜が緩くなった。此処から何度か急坂を登りきり、ハイマツ帯が現れる様になると山頂はもう一息となる。人の手の入っていない日高の山景色を望みながら、視界の効く斜面を登りきると神威岳の山頂に到着した。さっきまで晴れ渡っていた空に雲がかかり始め、南方方面の視界が今ひとつであったのが残念だ。山頂に吹く風は結構冷たく、汗が引くと肌寒いほどである。長い林道、沢の渡渉、急な斜面の末に辿りついた日高神威岳の山頂は、ひときは味わい深いものであった。
翌日は4時に起床し、5時に出発した。既に出発している登山者が多く、神威岳を目指す登山者の中では最後発の様であった。歩き始めて直ぐニシュオマナイ川を渡り川の左岸を進む。暫らくは林道跡の様であったが、二股付近からは道幅が狭くなり、渡渉を繰り返しながらの道となった。ここで持参した渓流シューズに履き替えれば良かったのだが、石伝いでも行けそうで横着をしてしまったのが運のつき。遭えなく足を滑らせ最初の渡渉で転倒する。油断していたのかカメラに防水カバーをかけていなかった。一瞬ではあったが冠水してしまいい、残念ながらカメラは正常動作が出来なくなった。嘆いてもしょうがないと、気を取り直して歩き始める。空気が乾燥しているせいか、濡れたズボンは間も無く乾いてきたが、カメラは元に戻らなかった。(合掌)
沢の渡り返しは所々でルートファインディングがいるが、赤いテープを外さなければほぼ問題なく歩けるであろう。石に付けられたマーキングとテープを注意深く辿りながら、約2時間少々で上二股に到着する。此処から右手に伸びる急傾斜の直登沢を登って行くと尾根道への取り付きが現れた。沢からの取り付き部分には大きな赤い印がついており、間違える事は無いであろう。ここから標高差800mの急登りが始まった。尾根取り付きの急登は珍しくは無いが、大抵の山は尾根に取り付き暫らくすると、傾斜が緩くなるものであるが、神威岳は違っていた。ザックを置くと下に転がり落ちそうな斜面が延々と続き、荷物を下ろす平らな場所が無いのだ。両手両足をフル稼働して高度を一気に稼ぐ。木々の間から、数年前に上ったペテガリ岳が望める様になると漸く傾斜が緩くなった。此処から何度か急坂を登りきり、ハイマツ帯が現れる様になると山頂はもう一息となる。人の手の入っていない日高の山景色を望みながら、視界の効く斜面を登りきると神威岳の山頂に到着した。さっきまで晴れ渡っていた空に雲がかかり始め、南方方面の視界が今ひとつであったのが残念だ。山頂に吹く風は結構冷たく、汗が引くと肌寒いほどである。長い林道、沢の渡渉、急な斜面の末に辿りついた日高神威岳の山頂は、ひときは味わい深いものであった。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
|
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