**霧氷きらめく鹿留山**(&杓子山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 932m
- 下り
- 913m
コースタイム
08:00 鳥居地峠
08:57 高座山
09:40 大榷首峠
10:18 杓子山(休憩20分)
11:24 鹿留山(ランチ12:18分まで)
14:25 二十曲峠
15:35 天狗社バス停
天候 | みぞれ・雪 のち ガス のち 晴れた〜(^^ 気温-2℃〜0℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
23日:<行き>大橋荘→登山口(徒歩) <帰り>天狗社バス停→富士山駅(富士急山梨バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○鳥居地峠〜高座山 前半は歩きやすい砂利道。 カヤトの原に出てからは、滑りやすい急坂です。 特に、高座山直下はロープがありますが、滑りやすい難所です。 ○高座山〜大榷首峠 アップダウンの細い道。足元さえ注意して歩けば問題なし。 ○大榷首峠〜杓子山 天気のいい暖かい日は泥濘になります。 山頂付近は凍結スリップ注意。 ○杓子山〜鹿留山 稜線の道。危険箇所なし。 ○分岐〜立ノ塚峠 傾斜が急です。岩場もあります。ロープ多数設置されています。 この日は地面がぬかるんで苦労しました。 ○立ノ塚峠〜二十曲峠 危険箇所なし。 |
写真
感想
2012年も残りわずか。
今年最後の山はどこへ行こう?
「まだ行ったことがないから、鹿留山へ行きたい」
私(masataro)一言で、杓子山-鹿留山のルートに決定です。
杓子山は富士山の展望台として有名な山なのですが、同じ山塊に連なる鹿留山に
注目が集まることは少ないようです。
鹿留山(標高1632m)は杓子山(標高1597m)より高い、山塊の最高峰なのです。
きっと何かがあるはず。。。
いつかは行きたいと思っていた私の念願がかなっての山行となりました。
【計画】
杓子山は非常にアプローチが不便な山です。
北方面の倉見山からは論外ですが、忍野や内野からにしても、東京からの早朝スタートは無理。
日が短い12月なので、無理をせず前泊としました。
今回は忍野の民宿に宿泊しましたが、これなら早朝スタートが可能で無理のない
山行ができそうです。
ルートは忍野→高座山→杓子山→鹿留山→二十曲峠→石割山→石割の湯。
これで行く予定でした。
結果的には変更になりましたが。
【記録/感想】
前日入りしていた私たち。
忍野八海での夕方は本当に見事な青空だったのです。
翌日の晴れも疑いのないところだったのですが、起きてみると、なんとくもり。
見上げる空は低く垂れこめた雲で一面覆われていました。
朝の天気予報では、午前中くもり午後から晴れということらしい。
渋い顔の私たちでしたが、天気予報を信じて出発です。
歩き出すとすぐさま何やらポツポツと顔に当たるではないですか。
みぞれまで降り出し、なんとも気の乗らないスタートとなりました。。。
車道を歩いて1時間。
鳥居地峠へ。
これといって何もなく、ただの入り口です。
天気は相変わらずの小雨?小雪?小みぞれ?(笑)
「杓子山では富士山は見られない」
このことは、すでにこの時点で想定できました。
それでも上を目指す気になれたのは、天気予報を信じていたから。
午後には晴れる、午後には晴れる。
これを信じての今日の山行だったのです。
鳥居地峠からしばらく歩くと、黄色がまぶしいくらいのカヤトの原っぱに出ます。
本当に壮観な眺めの草原です。
ここから高座山までは急登につぐ急登でして(^^;
カヤトの眺めもさることながら、晴れていたなら富士山がどか〜んと正面に見えた
ことでしょう。
富士山を眺めるのに絶好な場所なのに、今日は前に立ちはだかる白い壁が。
やっぱり残念です。無念です。
ちなみに、ここの急登は侮れません。
土の地面は柔らかく、足を取られること数度。
ワーワーキャーキャー騒ぎながらの高座山登頂でした。
下手をすると泥まみれになる可能性大です!
杓子山を目指して…
大榷首峠までは緩やかなアップダウン。
途中、暴走ワンコに追い抜かれるハプニングもありましたが(笑)無事に大榷首峠に到着。
相変わらず、天気はガスガス、たまに小雪?みたいな。
大榷首峠から杓子山への道は一度だけ経験ありです。
その時は上から下へだったのですが、記憶にあるのはドロドロのぬかるんだ急坂。
clioneさんがずっこけて、お尻が泥まみれになったのです(^^
要警戒でしたが、今日のくもった寒々しい天候では地面も凍っていて大丈夫でした。
凍結のおかげで比較的歩きやすい登りが続き、この辺りからあるものが目を引くように…
それは樹木に咲く白い花。
11月の末に蛭ヶ岳で見た霧氷がまたここで見られるとは。
「ひょっとして、蛭ヶ岳の再現!?」
二人して霧氷を堪能しながら、そして、午後からの青空を信じながらの山歩きが続きます。
そして、杓子山に到着。
寒風吹きすさぶ、寒々しい山頂でした(-_-
当然、富士山が見えるはずもなく、景色は真っ白。
「まあ、仕方ないね」
とりあえず風に揺れる霧氷を眺めながらのコーヒー休憩です。
次は鹿留山へ。
ここからが私たちには初めてとなるルートです。
こんな天候なので、テンション激低と思いきや…
霧氷の幻想的な世界にいざなわれ、先に進むほどその雰囲気に飲み込まれていきます。
樹木であり、草であり、土であり、稜線に存在するあらゆるものが白くなった
モノトーンの世界。
最初から晴れていたのなら見られなかった景色なのです。
「青空の富士山も見たかったけど、これもすごくいいよね♪」
満足の鹿留山までの稜線歩きとなりした。
45分ほどで鹿留山に到着です。
望んでいた山頂は…ひっそりと大樹が存在するだけの静かな山頂でした。
静かなのは今日がこのような天候だったからかもしれません。
雰囲気がよく感じるのは霧氷のせいかもしれません。
理由はどうであれ、私はここに来て、本当に良かったと思いました。
鹿留山でランチです。
風が強かった杓子山とは対照的に、風を感じない穏やかな鹿留山でした。
気温は0℃ですが、風がない分、寒さを感じることなくのんびりランチができました。
「これで青空になったら、霧氷がもっときれいなんだけどね」
ずっと二人で話していたこと。
ランチの途中にそれは突然やってきたのでした。
徐々に現れはじめたお日様に気付き、頭上を見上げると青空が広がっていたのです!
こんなことって。。。
静かな山頂だったのですが、二人して大騒ぎ。
しばらくは現れては消える青空だったのですが、次第に青が勝って、見事な青空に。
霧氷は日差しを受けて輝きだします。
もう感激で言葉はありません。ただ空を見上げてたたずむだけ。
今日も素晴らしい景色に出会えました。ありがとう。
これだから山はやめられません。
天気予報を信じて登ってきてよかったです。
いつまでも居たい山頂でしたが、そうもいきません。ランチを終えて撤収です。
鹿留山から二十曲峠へ向かうのですが、思わぬことが。
日に当たると霧氷は落ちてくる!
バラバラと音を立てて落ちてくる霧氷にビックリです。
辺りは雪が降ったかのように真っ白になったのでした。
そして…
忘れてはならぬ、富士山のお姿。
こちらもちゃんと拝ませていただきました。
二十曲峠へのルートは富士山が見える箇所があるのです。
さすがにこちらは青空をバックにとはいきませんでしたが、見ることができただけでも良かった!
さて…計画では最後に石割山へ行くことになっていたのですが…
やっとたどり着いた二十曲峠において、作戦会議。
・鹿留山直下の下りがけっこう険しく、体力消耗
・霧氷と青空でテンションがMAXになってしまった
・二十曲峠への道のりが単調で長く感じた
・石割山へ行かなくても途中で富士山が見えていた etc.
結局、これらを理由に、石割山への登頂を断念して内野へ下山することにしました。
これはこれで、私たちとしてはOKなのです。
今日はいろいろなことがあり過ぎました。ここで無理をしてもいいことはないですから。
今年ラストのclioneさんとの山行、予想を超える素晴らしい体験をさせてもらい、大成功でした。
そしてclioneさま、1年間お疲れ様でした。
来年はどこへ向かうのでしょうか。
また素晴らしい景色を求めてあちこちの山へ行きましょうね。
おわり
masataroさん、clione師匠、こんばんは。
またまたの霧氷遭遇ですね。
も綺麗に見えたようで。
私も同じ7時スタートだったのですが、山中湖にも
届かず撤退&ノー でした。
日頃の行いの違いでしょうか・・・
millionさん、こんばんは!
またまた霧氷です
全然期待していなかったことも前回と一緒。
JPさんのように予想も待ち伏せもできないので、ただのラッキーです
近くだけあって、 大きかったですよ!
millionさんの体調は好調なようなので何よりです。
山中湖も富士山も逃げませんからね
日ごろの行い?私たちも微妙ですが
こんばんわ
clioneさん、masataroさん
ガスガスの天気、途中で青空広がって、富士山もバッチリ! 良かったですね
お二人のレコはいつもほほえましく、あたたかい雰囲気で、素晴らしいです
今年お二人一緒の時に花立のところで声をかけていただき、とっても嬉しかったです。
来年も偶然でもよいので 、山でお会い出来る事、楽しみにしています。
今年いろいろありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします
millionプロ…
いいのは私でしょうか
今年最後にまた富士山に会えていい締めくくりになりました
お世話になった忍野の民宿には富士山の写真を撮る著名な方も泊まるそうで、その方が
「富士山痩せてきましたね…」と言われるそうです。
砂崩しのように日々変化しているのですね
プロも今年の締めくくり頑張ってください!
最初は残念なお天気でしたが、
最後はきっちりと富士山も顔を出してくれて、よかったですねー
霧氷もすばらしいですねー
鹿留山&杓子山、私も富士山周辺を歩いていて、この絶好の富士の展望台にいつか登らないと、と思っているのですが、手軽そうに見えてけっこう手ごわいんですね
それにしても、私も暴走ワンコに会ってみたいです
おつかれさまでした
おかげさまで感動の青空になりました
霧氷は予想していなかったので、
うれしい誤算になりました。
晴れて降ってくる霧氷の塊は背中に入って冷たいし、結構痛いんですよ
まっこれもうれしかったりもしますが…
こちらこそ、今年はいろいろとありがとうございました。
極寒の杓子山山頂で頂いたプルーン食べてコーヒータイムしてました 美味しかった
来年もマイペースで歩いていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
鳥居地峠〜杓子山までは間違いなく富士山を見る最高の展望台です
かなり奥まで車で入れるので、
実際、富士山の写真を撮ろうとしているであろう車が2台ほど待機していました。
yamahiroさんのように車で移動される方は登山口までいけますね
いずれの山も山頂直下が急登・急降下です
本当に大暴走していましたよ…ワンコ
思いっきり無視されましたから…
こんばんは★表題はダジャレです(くだらなくてごめんなさい)
霧氷…素敵ですね。
37,39,52の写真は霧氷の造形が面白く、77以降の写真は青空バックにキラキラでとっても綺麗。
いいなぁ。私もいつか見てみたい
しかしお二人のパワーはスゴイですね。雲を吹き飛ばして晴れさせてしまうなんて
すこしそのパワーを分けてもらいたいぐらいです!
clioneさんは、今回が歩き納めですか。一年間おつかれさまでした。来年も今年以上に元気に山を楽しみましょうね
masataroさんの歩き納めはまだなようですね 年末にまた寒波が来るようなので気を付けて行って来て下さいね
今年はclioneさんとmasataroさんのレコを楽しませていただきありがとうございました。
来年もまた、お二方のレコを読むのを楽しみにしています。
ではでは、良いお年をお迎えください
pikachanさん
お返事が遅れてすいません
なんと言いますか、あまりにも展開がうまく行き過ぎて、
ちょっと怖いくらいでしたね!
本当に大自然に感謝です。
お互い、来年も楽しい山行ができるといいですね
yamahiroさん
コメントありがとうございます!
杓子山については、clioneさんの仰せのとおり。
車でピストンなら…
高座山は曲者でしたね。
それにしても、最高のシチュエーションで今年を締めくくれて満足です!
わんこ…山中の道なき道を突っ走っていました(驚!
コメントありがとうございます!
仕事が多忙につき、時間がありません。
また、あらためてお返事します!
お時間がありましたら、またお越しください
masataroさん、clioneさん、こんにちは
最初はガスの中、寒さが伝わって来て、どうなるのかな…とちょっとドキドキでした
でも途中から天候が回復されて良かったですね!
青空に霧氷がとても綺麗です
ついつい足をとめてしまって、何枚も写真撮っちゃいますよね。
良い登り納めになって羨ましいです
今年もたくさん、楽しませて頂きました〜(^^)
引き続き来年も、楽しみにしております!
どうぞ良い年末年始をお過ごしくださいネ
大どんでん返しの青空に霧氷は美しかったです
霧氷はあちこちで見れているようですよ
少し足を伸ばせば見れるのではないでしょうか…。
うっきうきになること間違いないです
お互い健康に気をつけて元気に山に向かいましょう
来年も楽しいお山になりますように
良いお年を…
はい 素晴らしい山納めになりました
今回はワンコ・リス・鳥さんにもたくさん会えました。
鳥の名前知りたくなってきました。
pippiさんのレコはナイスなタイミングでいい山に行かれているので、
とても参考になりました
来年も楽しみにしております
年明けはどちらの山からスタートでしょうか
来年も元気に山に向かいましょう
neko-tamaさん、こんばんは!
実際に見る霧氷は、写真の霧氷よりはるかにきれいです
neko-tamaさんにもぜひ見てほしいと思います。
いつかチャンスはありますよ
するどいっ
私がまだ納めていないことがよく分かりましたね。
しかしながら、天気がイマイチでして
納めの「単独」があるかどうかはまだ未定ですが…
とりあえず、一年間ありがとうございました!
来年もよろしくです。
neko-tamaさんのガッツリロングも期待していますよ
pippiさん、こんばんは。
勤務先にこき使われ、家路に着くと眠気に勝てず…
ようやく仕事納めとなり、お返事する時間がとれました
霧氷は本当に自然の芸術ですね。
最高の締めくくりになり、満足です!
あとは写真の腕がもう少し上がれば、言うことないのでしょうが
今年を振り返って、よくもまあ、毎週のように山へ行ってレコを書いたなぁと我ながら感心してしまいます。
拙筆ですが、楽しんで見てくれる人がいるのは嬉しいですね
pippiさんも良いお年をお迎えください!
初めまして。
自分は今回のルートとほぼほ同じルートを
2年前に歩きました。
下山後の二十曲峠→鳥居地峠までの一般道歩きが苦痛
だったのを覚えています。でもこれだけ綺麗なら
また行きたくなりました。
ちなみに私のプロフ写真はその時の鳥居地峠からの
ものです(その年の初冠雪時)
コメントありがとうございます。
私たちが登った時は、
霧氷が美しく見える好条件が揃った幸運の日だったかもしれませんね。
残念ながらカヤトの原からは絶景富士山は拝めていません。
また行きたいと思います。
下山後の道路歩き…長かったですね
でも富士山見ながら道路歩きできるいい街だと思いました
今後ともよろしくお願いします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する