湯久保山ー御前山ー月夜見山ー三頭山縦走
- GPS
- 07:00
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,159m
- 下り
- 1,856m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:温泉センター〜JR武蔵五日市駅(西東京バス) |
感想
前回の山行の2日後、突然、体調がおかしくなった。朝、起きようとすると、酷いめまいで立ち上がることができない。ぐるぐると回転するようなめまいで、激しい吐き気がする。
結局、その日は起き上がることも出来なかった。前日まで何の兆候も無かっただけに怖い。このまま山に登れない体になってしまうのではないかと不安になる。
翌日、なんとか動けるようになったが、頭の向きを変えると、大きくバランスを崩してしまい、体が制御できない。フラフラしながら近くの病院に行くと、良性発作性頭位めまいという症状で、それほど心配するような病気ではないらしい。
めまいと吐き気を抑える薬を処方してもらって様子を見ることにしたが、その後も1週間程、ふらつきと吐き気が酷かった。
それでも、発症から1週間を過ぎた頃から、症状が治まって来て、普通の生活が送れるようになった。この病気は、安静にしているより、体(頭)を動かした方が回復が早まるらしい。それではと、リハビリのために山に行くことにする。ただし、まだ体がふらつくので、やせ尾根とかの無い所がいいだろうと、安全そうなルートを歩くことにした。
宮ヶ谷戸のバス停で、一人下車する。今日は、天気が午前中は良いはずだったが、どんよりとしている。天気がそのまま私の体調を表しているようで、調子ががあまり良くない。治まっていたはずの吐き気がする。
それでも、御前山くらいまでなら行けそうだと、橋を渡って登山口に取り付く。道標完備で分かりやすい。
前日の雨で濡れた落ち葉を踏んで、暗い樹林帯を登って行く。いつもの調子がでないまま、仏岩ノ頭の手前まで来た。この三角点も行ってみる予定だったのだが、ピークに向かう踏み跡の無い急斜面を見たら、登る気にならず、巻き道を行くことに。
その先の湯久保山も、登山道は巻いている。ここくらいは登っとこうと、巻いた後に引き返して頂上に着いた。仏岩ノ頭をパスして来たというのに、計画よりも15分遅れている。
御前山を目指してすぐに歩き出すが、ペースは上がらない。それでも、緩やかな登りに助けられて登って行くと、なんとか御前山に到着。雲とガスで何も見えない。
吐き気はまだ治まらない。何か食べると症状が軽減するのを思い出し、早めの昼食を摂ることにする。
月夜見山までは行きたいと出発。奥多摩湖を右手に見下ろしながら進む。まだ、体のバランスが怪しいので、慎重に下る。小河内峠の先、少しやせ尾根の危険箇所があった。
一度、車道に出て、少し先から取り付くと、月夜見山の山頂はすぐだ。山頂のベンチで少し休憩。少し天気が回復している。体調も良くなって来たことだし、予定通り三頭山まで行くことに。
風張峠から鞘口峠まで、稜線を行く道と巻き道があるようだが、ついつい巻き道を選んでしまう。案外、足にも疲れが出ている。
都民の森に入ってからは、道の分岐が沢山でてくる。最後の登りを登って、ようやく三頭山の東峰に着いた。3回目の三頭山で、東峰に来たのは初めて。展望台がある。
今日は雪があるものと、アイゼンも持って来たのだが、結局、全く雪はなかった。
後は下るだけだ。ブナの路と書かれた道を下って行く。新緑の季節には、緑で溢れて雰囲気の良さそうな道だ。落差の大きい三頭ノ大滝を眺めてから、遊歩道を進む。
この遊歩道には木のチップが敷き詰められていて、足裏に心地よい。チップから木のいい香りが立ち上がってくる。
最後は、前から行きたかった数馬の湯に立ち寄って疲れを癒すことができた。やはり、山行後の温泉はやめられない。
今回は、最後までいつもの調子は出なかったものの、予定通りのルートが歩けて、十分満足できた。山の中を歩けるだけ健康である、ということは、本当にありがたいことだと思う。
コメント
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前泊はキャンプ場でしたんですか?
寒くなかったですか?
それと、テントと寝袋は何を使ってるんですか?
boneさん、こんばんは。
今回は、普通に朝、家を出ての日帰りです。
テント泊、年末に行きたかったんですが、天気が良くないです...
ちなみに私が使ってるのは、以下です。
テント:エスパース スーパーライト 2-3人用
(重いけど広くて快適)
シュラフ:モンベル スーパーストレッチダウンハガー#1
(冬用。ULモデルじゃないので嵩張る。夏はULの#4)
参考に成りました。
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