(過去レコ)白馬三山
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- GPS
- --:--
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 2,271m
- 下り
- 2,270m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
3時40分に猿倉の駐車場に着き、車内で食事をしてライト無しで足元が見えるようになってからスタートする。
白馬尻の二軒の山小屋は解体されたままとなっていた。
雪渓は葱平まで続いていた。小雪渓の横断はアイゼンなしで大丈夫だった。
猿倉を出てちょうど4時間、白馬岳頂上には何人かは先行しているだろうと思ったが、意外にも人は全くいないことに驚いた。
八ヶ岳の右に富士山が見えていたが、この後行った杓子岳でも白馬鑓ヶ岳でも富士山は見えていた。風が全く無い快晴で、下山するまで上空には雲の欠けらも見えず。
村営宿舎ではブルーのつなぎを着た数人が何かの作業を始めようとしていた。
私が挨拶をすると、「今日はこれからどちらへ?」と聞かれた。鑓ヶ岳の方へ、と答えると「時間が遅いので速めに歩いて下さい」とアドバイスされた。
確かに、小屋泊まりで今から出るには遅いが、今朝4時に猿倉から上がりましたとは言わなかった。忠告は謙虚に受け止め、安全第一で杓子岳へ向かう。
下る途中、ふとした出来事があった。
前方に小日向山が見え、眼下に見下ろす三白平から、「お〜い」「お〜い」と男性の呼び声が聞こえる。繰り返し呼び続けるので、「お〜い、どうしたんだ〜」と大声で答えても返事はない。それを2〜3回繰り返していたが、何の返事もないので下ることにした。まさか、雪渓をトラバしないで下り続け、道に迷ったのだろうか?
小日向ノコルからしばらく下った所で山菜取りの女性二人と会う。
少し話をする。今年の残雪は例年よりずっと少ないそう。私が、埼玉から日帰りで来て、今朝4時に駐車場を出て白馬岳を一周して来たというと、女性の一人がびっくりした表情で顔に手のひらを当て、「まぁ速い!キチガ…」と言いかけて口を押さえた。気違いみたいに速いと言いたかったのだろうが、江利チエミに似た美人だったので悪い気はしなかった。
日帰りなので長話に夢中になる訳にもいかず、その場を辞したが、あの男性の呼びかけはこの女性らに対するものだったと分かった。
三白平で連れの男性が呼んでいましたよということを言いそびれ、後悔先に立たずだった。
同時に、美女の暴言ということも経験し、まんざらでもない気分で帰途に就いた。
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