藤沢から滝子山を経てすみ沢へ
- GPS
- 07:06
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,245m
- 下り
- 1,122m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:07
7:38 藤沢子神社
7:43 滝子山分岐
8:51 最終水場
9:15 フタマタ沢ノ頭
9:27 北方川西尾根分岐
9:49 桧平
11:02 鎮西ヶ池
11:05 滝子山・笹子駅分岐
12:52 浜立山分岐
13:02 道証地蔵
13:30 浜立尾根の南尾根入口
13:30 浜立山南陵入口
13:41 寂惝苑入口分岐
13:47 桜森林公園
13:55 稲村神社
13:59 吉久保入口バス停
14:11 笹一酒造
14:17 笹子駅
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から北方尾根に登るまでは沢沿いで何度も渡渉し、赤テープも少ないですが、沢を詰めれば間違いないです。 ルートはGPSアプリの不備で檜平付近から山頂までが記録されていません。 |
写真
感想
盆の日に鷹ノ巣山へ行ったところ、下山後の奥多摩駅で人混みに巻き込まれた。
山へ行くのに人混みでは洒落にならない。その後もテレビで奥多摩が特集され、
混雑はさらに酷くなっているようだった。
そこで以前間際まで行ったにも関わらず山頂に寄っていない滝子山に行く事に
した。やたらと大規模と喧伝される台風10号が迫っているので、午後の早いう
ちに降りよう。
初狩駅での下車は自分の他に同好の士一名のみ。駅前から滝子山への案内板は
あるが、集落の中の小径を縫って分かりにくい。駅を出たら真っ直ぐ北、信号
を左に甲州街道を進み、橋の先を右折というのが分かり易い。
中央道の向こうに滝子山らしきものが見える。今は快晴だが、どうせ期待はで
きない。その先の藤沢集落を貫いて、涼しい林を進むと登山口。未舗装の林道
をしばらく進んで山道になるが、藤沢の支流(名称不明)の左岸を伝っていた道
がすぐに消えた。消えた先や、1m程上の杉林に登ってみるが、道は無い。右往
左往した結果、対岸に山梨県の道標を見つけた。力が抜けた。
ただそこからは実に快適な道。沢も沢風も爽やかで勾配は緩い。ただとにかく
長く、先が不安になった。初狩駅から2時間近くかかって、道は尾根腹を登り
始めた。沢を詰めてから山腹に取り付き、尾根の突端に出て後は尾根をひたす
ら登る。鷹の巣山の岩尾根と同じ流れのコースだが、こちらの方が最初の距離
が長い。
やっと尾根の上に出てスポーツドリンクと水を飲んだ。その先は鷹の巣山程で
はない傾斜だが、鈍った身体がなかなか動いてくれない。始めてのコースで先
も読めない。ただただ無心に登って、コースタイム通りに檜平に着いた。
檜平でかなり曇ってきた。今日の懸念点は自分の体力と下り坂の天気だ。男坂
でいよいよ足が止まるようになったので、6分タイマーを設定。それが鳴るま
では決して止まらない。途中で山旅ロガーが記録をしなくなった。もう夢中で
歩くしかない。
地形図に現れにくい隠れピークに二度やられながら誰も居ない山頂に着いた。
もはや雲の中で何の景色も期待できない。虫が多い。おまけにアンモニア臭い。
写真だけ撮って鎮西ヶ池へ向かう。
思ったとおり下りは頗る快適だった。特に大谷ヶ丸分岐からずみ沢の頭までは
草原が続き、北側の麓から涼風が吹き上げてくる。無事登れた達成感が更に気
持ちを高揚させてくれる。毎回この辺りが登山の醍醐味を最も感じる地点だ。
後はずみ沢を降りるだけだ。沢沿いを避ける迂回路辺りで鹿一匹が逃げるのを
目撃。時々沢と戯れながら大鹿林道へ。ここから長い舗装路歩きがあるのは知っ
ていたので、持ってきたスニーカーに履き変えた。大分楽になったが、煩い甲
州街道を1kmも歩くのはやはりしんどかった。
行程全体で出会ったのは人間が10名弱、鹿1匹。トカゲと蛇は多数。静かな山
歩きだった。
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