雨乞山ー赤指山ー七ツ石山ー雲取山縦走
- GPS
- 08:20
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,060m
- 下り
- 1,987m
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:峰谷〜JR奥多摩駅(西東京バス) |
感想
今年最後の山行は、雲取山に行こうと思う。私が登山を始めた2008年から、毎年登っている山だが、今年はまだ登っていない。今まで登った5回は、すべて1泊2日のテント泊だ。初めて日帰りで登ってみることにした。
今まで歩いたことのない道がいいなと、登山地図を眺めていると、峰谷バス停からのルートが目についた。赤指山という未踏の山も登れるように見えるが、良く見ると、赤指山のピークの東側斜面を通過している。赤指山に登るには、その先で稜線に出てから、引き返さないといけないようだ。もう少し巧いルートはないかとヤマレコの記録を調べると、赤指山の南に延びる赤指尾根が歩けることが分かった。峰谷橋から取り付けるとのことなので、これなら30分早いバスが使える。(今回はyoutaroさんの記録を参考にさせてもらいました。ありがとうございます)
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今日は大晦日ということもあってか、奥多摩駅にいつもの賑わいがない。小菅行きのバスは、ガラガラだ。
峰谷橋で下車し、youtaroさんの情報に従って、橋を渡り終わったところから右手に進む。細い舗装道路を登って行き、民家の脇から取り付いた。ここからすぐに尾根に乗る。
踏み跡は薄いものの、尾根に忠実に登って行くだけなので、道迷いの心配はない。
この尾根を登り詰めたところが、雨乞山と名付けられた山のようだ。急登を、木の幹に掴まりながら登る。
こぢんまりとした雨乞山の山頂は、人に知られていない隠れ家的な雰囲気があって良い。
ここから先、尾根は緩やかに登って行く。前日の雨で濡れた落ち葉を踏んで行くと、すぐに△1074に到着。ここは、ヤマレコで尾平山となっているが、三角点のみで山名標は見つからず。
その後も赤指尾根を進む。踏み跡はあったり無かったりする。あまり踏まれていない土の上を歩くのは楽しい。
その先、地図に描かれていない林道が尾根を横切っている。この林道を進めば赤指山手前まで行けるようだが、そのまま尾根を進み1228ピークに寄って見る。少し薮っぽい。その先で林道に降りて林道を歩くことに。この林道は日差しが注いで、明るい雰囲気。
尾根の西側を通っていた林道が、尾根をまたいで東側に向かうところから、再び尾根に取り付く。そのすぐ先が赤指山だ。展望はほぼなし。少し休憩する。
北に少し下ると、峰谷からの道と合流する。ここからは普通の登山道になった。300m程の急登を汗をかきながら登る。今日は、とても暖かく秋の陽気。
千本ツツジに出てから七ツ石山への登りで、ようやく雪が出て来た。人に踏まれて凍結したところが、すごく滑って危ない。
七ツ石山の山頂で初めて人に遭遇。ここでアイゼンを付けて、凍った斜面を降りる。
鴨沢からの道に合流すると、登山者の数が一気に増えた。
昨日の大雨は、山の上でも雪にはならなかったようで、雪は少ない。先日の雪が凍結しているところと、溶けてドロドロになっているところが交互に出てくる。
今日は快晴で、富士がくっきりと見える。日差しを受けて明るい稜線を進む。
小雲取へのキツい登りを過ぎてしまえば、山頂まではあとわずか。
12:30に山頂に到着。今年もぎりぎりになってしまったが、なんとか雲取山に登れた。山頂から眺めを満喫しながら昼食を摂る。
下山は、時間に少しゆとりが出たので、鴨沢には降りず、歩いたことのない浅間尾根を降りることに。
ブナ坂から先、巻き道を進むと、大勢の登山者とすれ違う。この時間に登ってくるということは、雲取山荘で年を越そうという方々だろう。
鷹ノ巣山は、時間がないので寄らず、浅間尾根を下っていくと、途中、MTBを乗った人と何度かすれ違った。中には、テント装備らしき大きなザックを担いだまま、自転車を漕いでいる人も。この尾根は、自転車でも登り下りができるので、MTBの人に人気があるようだ。
峰谷の最終バス16:20に間に合うようにと下って行くと、中高年の単独行男性に遭遇。同じバスに乗るらしいので、バス停まで一緒に歩くことに。
なんでも、年間50回ほど奥多摩に通い、最近はバリエーションばっかりやっているとのこと。今日は、榧ノ木尾根に特殊なルートで取り付いて、その後も地図にないトラバースをして鷹ノ巣方面に抜けたらしい。私も赤指尾根の話をしたり、その後も色々な奥多摩のバリエーションルートの話を聞かせてもらったりして楽しい。
峰谷バス停に向かう際、車道ではなく、沢の東側を通る小道を教えていただき、一緒に歩いた。この道もとてもいい。
バス停に着くと、他に乗客はおらず、運転手さんが一人待っていた。この方も頻繁に奥多摩の山に通っているとのことで、3人でしばし奥多摩の話で盛り上がった。
今年最後の山行は、いい天気に恵まれ、楽しいルートと、人との出会いもあり、最高の一日だった。
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