明神洞 明神滝の落ち口から40分ほど遡行してピストンで戻った
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- GPS
- 05:41
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 2,191m
- 下り
- 2,151m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:51
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 谷汲温泉 満願の湯 露天風呂には湯がためられてなかった。その代わりに安くなる券をくれた。 |
写真
装備
個人装備 |
沢靴
メット
ハーネス
下降器
合羽
他
|
---|---|
共同装備 |
8.5mm40m
8mm30m
7.8mm30m
8mm20m
ツェルトx2
ハンマーx3
|
備考 | 大西さんが呼子を忘れた |
感想
※後日、追記修正する可能性あり
●プロローグ
9/12-13の土日は計4人で谷中一泊の予定やったが、雨予報とか家の用事とかで3人とも行かなくなり、挙句の果てに、俺も家の用事など入れられてしまい、沢登りには行けずじまいやった。gpvだと月曜火曜と天気よさそうで沢登り行きたいなぁと、沢の禁断症状が悪化してた。月曜は仕事で毎週やってる定例会議があるし、9月に消化しないといけない代休が1日あるから火曜に行こうかと。で、Mr.Tに声かけて久々に二人で行こうかと思ったら、なんか人数 膨れ上がって5人で行くことになった。
Mr.Tを待ちで集合場所の千中は22時発くらい、前夜泊は うすずみ とかゆう道の駅。12時半頃に着いて智ちゃんはサウナスーツを着てスグ寝たが、残り4人は午前2時まで呑んでた。
朝は ちょっと出遅れた感あり。でも天気がいいから えっか。
●遡行と下降
明神滝の水流左岸側、水流から数m離れたところから大西さんにビレイしてもらって、とりつき10-15mほど直上してから、立木のあるところでトラバースする、…予定だった。立木のあたりに来ると、あまり安定していない。トラバースするとロープの流れが悪くなるので、ここで一旦ピッチを切る必要があるが、こんな安定してないところに4人も居れない。し、一旦一人あがってもらって、そこから2ピッチ目を登りつつ、他の人も順繰りに上がっていく、ということも考えられるが、今日のメンツでそんなややこしいことは出来ない。し、そもそもトラバるの、少し回り込む感じで落ち口が視界に入っていないのも怖い。
で、直上してから懸垂で降りれるかも、と、直上したが、40mロープの残り5m弱のところで行き詰まり、そっから先は登れなさそうやった。ちょうど そこに残置の虎ロープとカラビナがあり、誰か懸垂支点に使ったような感じ。これを利用させてもらい、かねてから使ってみたかったBealのEscaperをセットし、シングル懸垂で降りたみた。が、これ、懸垂下降時、常に10kgの荷重をかけろ、と説明書に書いてあって、ようは、荷重を抜いたり、またかけたりを繰り返すと、しまいに、ほどけてしまうので、荷重をかけ続けろということやねんけど 荷重をかけながらランニングを回収していくのは結構むつかしかった。ロープを真っすぐに引っ張らないとEscaperが回収しにくいので、そうしようとしたが、出だしの登り始めのところでマメに支点をとっていて、それを回収するには まっすぐには下りられなかった。
で、降りて、引っ張って緩めて引っ張って緩めて…を5分くらい繰り返したが外れない。疲れてきたので、Mr.Tや大西さんにも手伝ってもらって、交代してもらって さらに数分、ちょっと上めというか壁に沿わないように引っ張ることで ようやく回収できた。計10分弱かかったと思う。
まぁとにかく、Escaperを使って懸垂して降りるのも怖いし、回収するのも大変やし回収時の落石の心配もせなあかんしで、もう沢登りで使うことはないかも。
次は大西さんオススメの右岸側からの大巻き。右岸とはいっても、これ、滝の水流の真向かいにあるガレたルンゼ。なんかすごいことになりそうやなと思ったが、傾斜は緩く、落石の心配もさほどない。しかし10分弱登ったところで、嫌らしいところが出てきた。直登するか左の草付きから巻き上がるか、、、、Mr.Tが直登しようとしたが、ぬめぬめやしやめとけ、ってことで、左岸の巻き道を探そうかということで 登ったルンゼを降りた。飄逸沢遊会の4人は 展望台?から明神滝や その落ち口の上側を対岸から鑑賞していた。
で、下流側に向かう。大西さん達は どんどん下流に向かっていたが、左岸を見上げてるとコルっぽいところがあり、立木もあるので、呼び戻して そこから取りつく。途中 踏み跡っぽかったりテープがあったりして、結構 人が入ってる感じで 小尾根っぽいところを辿って、途中 休憩も入れつつ、登っていく。俺と智ちゃんはフリーで登ってったところを、Mr.Tがロープくれーというので、シュリンゲを繋いでフィックスして渡したりした。
そんなこんなで結構時間がかかって、両側がスパっと切れ落ちた尾根に出てきた。もう11時まわってて、今から計画書どおりに上まで詰め上がるのは闇下山のリスクありそうやし、下降するとしても明神滝のスグ上が どうなってるか分からんし下降できひんリスクあるかもしれんから、ということで皆と相談して「明神滝の滝上の沢床に降りて、その辺 観たあと、又 この尾根に上り返して、尾根をたどって植林ぽいところから下山しよう」ということで、シングル懸垂の段取りをして、「さー降り始めよう」と。そのときにMr.Tが「登り返さんと、このまま下降したほうが楽ちゃう」と言い出し、まーそれもそーかな、じゃー、ダブルで降りようか、と、ダブルでセットしなおし、8mm30mと7.8mm30mの二本も持ってから降り始めた。大西さんからは「対岸の展望台から見た時は、明神滝の上側の両壁は、水流近くはスパっと立ってるから懸垂で降りられへんのんちゃうか」と結構びびらされてたが、降りてみると、そんなにゆうほどたってなくて、18m降りて(つまり、40mダブルで末端2mほど余らせて)いい支点の木があったので、そこから30m2本を繋いで2ピッチ目の懸垂をすることにした。沢床に降りてから行こか戻ろかの最終判断を俺から伝えるという段取りになってて、2ピッチも降りると呼子があっても微妙やなということで、まずMr.Tに1ピッチ降りてきてもらってから、最終決定後、順繰りに降りていくことにした。2ピッチ目は一部、立ってるところもあったが、ロープは5mほど余ってた。つまり25mの懸垂。で沢床に立つ。そこから明神滝の落ち口は見えなかったが、降りれそうな雰囲気やったし、降りられなくても、懸垂下降のロープを回収してしまってたとしても また左岸側に登り返せそうな斜面があったので、Goのサインのピーピーピーの呼子を鳴らした。全員降りるまでに30分弱かかった。
で、12時半。その後、「13時までは遡行して、そっからピストンで戻ろう」ということで少しの休憩後、遡行を開始。
噂の大きい岩屋の下の祠は昭和12年に出来たらしく、父の誕生年と同じだったので ご縁を感じた。その後 遡行し、首まで浸かるところがあって、濡れるのを嫌ったのか、大西さん智ちゃん旧日本兵は そこから引き返してしまった。が、Mr.Tは だいぶ先に行ってしもてて、おーいといっても振り向かないので、「13時に引き返します」といって進む。
何回か谷が曲がり、最後に右に曲がって綺麗な連瀑帯があるところまで行って、13時になったので 残念がるMr.Tに「帰るでーー」と言って、一緒に戻ってきた。
明神滝の上は釜を持った4〜5mクラスの滝が4つ続いている。それぞれ、懸垂したり飛び込んだりしながら降りた。
明神滝の一つ上の滝の落ち口右岸側に残置ハーケンがあり、また、大西さんが、明神滝の落ち口右岸側にボルトがあるのが対岸から見えてた というので、それを頼りに2ピッチで明神滝下まで降りることにした。
残置ハーケンにかかってるロープは腐ってきてて心配なのでナイフで切って、自分のシュリンゲに付け替えた。で、7.8mm30mロープをダブルにして振り子懸垂。滝壺に落ちるとややこしそうな気がしたので、ぬめる岩肌をこわごわトラバースしながら降りていくと、大西さんの言う通りにボルトやら残置シュリンゲがあって、最終的にはそれにセルフをとってから、懸垂の解除。で、既存のPetzlボルトx2+新しめのテープスリングに 8.5mm40mをセットし、智ちゃんが降りて来るのを待ってから明神滝を降りた。途中、空中懸垂になるところが3mほどあり、また、若干シャワーも浴びるので、なかなか刺激的な懸垂下降になった。
旧日本兵は明神滝の落ち口の釜のところにボちゃんしてしまい必死で泳いで魂が抜けた とのことやった。明神滝の落ち口に姿が見えてから なかなか降りてこなかったのは、そのせいやったかと後で合点がいった。
●帰途
谷汲温泉で汗を流して、800円の朴葉焼き定食(大西さんと智ちゃんは 1200円の鰻丼)を喰ってから大野神戸ICから高速。
以下、車中でのトークなど。
・同行メンバーの お一人が、そこらへんに置いてある誰のか全く分からないペットボトルとか水筒の飲み物を何も考えずに飲んでしまうことがある、、、、と聞かされたことが驚愕の事実で今回の一番の核心部やった。
・Mr.Tが車中で 昭和アイドル懐メロなどなど音程無視で唄いまくってたが、その中で「そーれそーれそれそーれそーれそれそーれそーれそれ、よっしゃー♪」と唄ってのが頭の中でリフレインというか、ヘビロテしまくっててヤバい。K1の角田さんが唄ってるんやけど、あの人あんなに唄上手いとは…びっくりした。
・他、車中で唄ってた歌で印象に残ってるやつ
https://www.youtube.com/watch?v=MvgWk979eGY
https://www.youtube.com/watch?v=63S5MbGmjQU
石野真子、松田聖子、キャンディーズ、他。。。
・智ちゃんを茨木ICで無理くりな感じで下ろしてから、千中で残り3人を下ろして解散。往復交通費 2800円/人
月曜夜からの楽しい24時間になった。
でも、大西さんが ほんの少しの待ち時間でもスパスパ煙草を吸って、煙草の臭いが漂ってくるのが かなんかった。
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滝登りの練習?
いえ。この谷で滝登り?の練習が出来るかもしれませんけど、私は滝登り?はしませんでした。私は常に本番です。
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