【有明作戦】有明山(表参道〜裏参道)【乙35.4】
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- GPS
- 05:43
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,694m
- 下り
- 1,138m
コースタイム
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:43
天候 | 晴れ 山頂部雲 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰りは運良く中房温泉からの最終バスに間に合って有明荘から黒川口までバス1300円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
表参道:滝の中を上る所がクライマックス。その後も急登が連続。 裏参道:急傾斜は表と変わらないが、滝沢の中を歩いたりしない分、楽。 |
写真
感想
さすがに夏季休暇を取らないわけにはいかないので、既定の連休と被らないよう、この週末をはさむ形で休暇を取ったが、ちょうど秋雨の季節。前半は大体寝て過ごす。
その間も好機を見つけて守門岳に行ったりしたが、やはり、せっかくなのでアルプス、2500m級を歩きたいところ。
すると例のごとく、休暇明け直前だけ長野方面の好天が期待できる予想が出た。何故、好天は平前日に訪れるのだろうか。ま、平前日でも早発早着でさっさと帰れば良いだけなのだが。
一方で、天気予想をいろいろと見比べると、必ずしもスッキリとした晴れは望めなさそうでもあり、とりあえず、長野で山行することだけ決めて、どの山を歩くかは当日決めることとした。
当日、車窓から望む長野は強い日差しが射し込みつつも周囲の稜線は雲に覆われている。天気予想を改めて見てみると、北信の天気予想が前日よりも悪化している。
北信五岳を最有力候補として考えていたが、より天気の安定が見込める中信地域へ転進することとし、地図を舐めまわした結果、以前から気になっていた北アルプスの前衛、有明山を、グレトラで見た垂直の登りを体感することとした。
【山行概要】
当初、駐車場所を求めて30分ほど右往左往するが、思い切って路肩駐車する。
登山口から入ると、さっそく澄んだ色をした沢が出迎えてくれて表参道への期待も高まる。どれだけの難路悪路が待っていようと、つい最近、巻機山の割引沢を歩いているのだ。危険だなんだとずっと怖気づいていては経験値が全くつかない。虎穴に入らざれば虎子を得ずだ。
と思ったら、まさかの滝中突破。これには面食らった。もう完全に沢登り。無事突破できたからこその充実感と言うか満足感。滝も沢も大満足。やはり夏は、(もう夏ではないし、それほど暑くもなかったが、)沢道が最高。
沢から離れた後も超急登が続く。これを乗り越える方法は簡単だ。稜線まであとどのくらいかかる、といったようなことを一切考えないこと。目の前に集中して、一歩一歩、ゆっくりでも確実に歩を進めること。そうすれば、いつの間にか稜線に到達している。稜線に出れば後はほぼほぼ長閑な展望散歩を楽しめるはず。スッキリ晴れていれば。
【クライマックス滝中突破】
岩の合間から物凄い勢いで水が流れ出てくる。その中を歩く。岩は当然濡れておりツルッツルに滑る。下手すれば滑落して大ケガは必至。そんな中を無事突破するにはどうすれば良いか。無事突破することを放棄することだ。すなわち、濡れるのを厭わず上れということ。靴や身体が濡れないようにしようという気持ちで上ると、体勢に無理が生じ、バランスを崩すことに繋がりかねない。靴に滝水がバシバシ当たるのを感じると足を速くその場から動かしたくなる衝動に駆られるが、そこで焦ったら死ぬか大ケガか、そのどちらかだ。
【総括】
有明山は、良い。グッド。エクセレント。ビューティフル。ワンダフル。かなり大変だったが、登り終えてみるとまた登りたい気持ちにさせる不思議な山。まさにワンダーがフルフルの山。今度はヒロシ氏でも連れて歩いてみることにしよう。
〜おしまい〜
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