阿蘇山【想像以上のスケール・砂千里ピストン】
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- GPS
- 03:44
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 536m
- 下り
- 518m
コースタイム
-------- RW前駐車場 09:02
09:23 砂千里駐車場 09:23 00:21 00:30
09:31 砂千里分岐 09:31 00:08 00:15
10:11 急登終わり 10:11 00:41 00:50
10:39 中岳山頂 10:40 00:29 00:25
10:58 高岳山頂 11:00 00:18 00:25
11:22 中岳山頂 11:22 00:22 00:20
<小休止 00:12>
11:56 急登終わり 11:56 00:22 00:15
12:22 砂千里分岐 12:24 00:26 00:30
12:30 砂千里駐車場 12:30 00:06 00:15
12:47 RW前駐車場 -------- 00:17 00:30
【計画】
仙酔峡駐車場07:00 - 08:40高岳火口壁 - 08:50天狗の舞台 -
09:10高岳09:20 - 09:40中岳 - 10:00火口東展望所 -
10:10かこうひがし駅 - 10:45仙酔峡駐車場
天候 | ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・阿蘇山ロープウェイ乗り場前の駐車場利用 >ロープウェイ乗り場に向かって左手に無料駐車場。 左手前のは有料駐車場。 >ロープウェイ終着駅前と、手前駐車場へは阿蘇山公園道路開門しないと行けない。 ※阿蘇山公園道路 普通車600円 開門AM9:00(ただし、有毒ガスや除雪状況による) 詳細 : http://www.city.aso.kumamoto.jp/sightseeing/spot/kouendouro.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・砂千里通過までは特に危険箇所なし。 ・砂千里からはゴロ岩の登り。急登。 特に最後の詰めは慎重に! ・稜線上での危険箇所はなし。トレース通りに歩けば問題なし。 ◆登山ポスト ・砂千里ヶ浜駐車場脇にあります。 ※下山時も記入を忘れずに! |
写真
感想
正月だと言うのに一人きりで車中泊
道の駅阿蘇で2013年の一晩目を迎えた
計画は仙酔峡からの周回コース
いつもながら地図と実際に見るとではイメージが全く異なる
想像以上にきつそうだな
そういえば、九重でも祖母山でも阿蘇山へ行くと話すと
年末に遭難があって、未だに発見されていないと聞かされていた
調べてみると12月22日に遭難したとのこと。
神奈川からの単独行らしい。
俺も単独。他人事じゃないんだよなぁ…
朝7時
一抹の不安を抱えたまま
仙酔峡に向かって道の駅阿蘇を車で出発
ところが仙酔峡道路は青少年交流の家の前で通行止め!
地図をすかさず拡げる
仕方ない砂千里ヶ浜から登ろう
ナビをセットし直して砂千里ヶ浜へ
阿蘇駅前を左折して阿蘇パノラマラインへ。
路面は凍結していて、きついカーブではテールが流される
若かりし頃を思い出しながらドリドリしながら進む
草千里ヶ浜は夜明けの絶景だった。
人影はほとんどなく、全てが朝の寒さに凍っている
車中からシャッターを切る
阿蘇山公園道路はまだ始まって無い
看板を見ると9時からの開門らしい
駐車場でミルクティーを作ったり身支度をしていると
お土産屋さんやロープウェイの関係者がぞくぞくと車でやってきた
駐車場の人に話を聞くと、道路沿いに砂千里ヶ浜まで歩けるとのこと
9時過ぎ歩き始める
風は強い。それでも大晦日の九重とは比ではない。
お土産屋さんの前を通過し、公園道路に沿って登って行く
ロープウェイも動き始めたようだ
砂千里ヶ浜駐車場脇には登山ポストがあった
開けると届出書とボールペンがある
コース変更したから、ここで記入
下山したらその時間も記入するようになっている
砂千里ヶ浜は幅の広い木製の遊歩道で横断していく
強い風で所々に雪の吹き溜まりが出来ている
他の山と違うのは、周りが吹きさらしの砂礫なので
雪の表面にぽつぽつと黒い砂が乗っている
その為、雪が汚らしく見えてしまう
砂千里ヶ浜を横断しきると階段
登りきるとここで初めて土を踏む
だが、まだ気温が低いせいで凍りついていて
靴が汚れることはない
砂千里ヶ浜を左手に見ながらまるで火口縁のような高台を進む
見えていた岩稜が近づく
岩稜への取り付きには一旦、高台から下る
所々雪があるが踏み跡が全くない
前日までの踏み跡は風雪で消されたのだろう
岩稜への沢状の急登をコースを登る
岩に黄色の矢印や丸印があるのでそれを目当てに歩を進める
兎の足跡が登山道を導くようについている
沢の最後のつめはちょっとスリルがある。
狭い足場となる岩の上には雪が乗っている
足を滑らせないように慎重にあがった
尾根筋を巻くようにして標高を稼ぐ
稜線が近づく
目の前の大きな岩は霧氷で真っ白になっている
誰もいない白い稜線に、青い空、流れて行く雲
風は冷たく強い
荒涼とした雄大な風景
素敵な山
中岳への緩やかな坂を登りきると
噴火口がよく見える
西の空を見ると、黒く平らな厚い雲が広がっている
昼過ぎくらいから天気が崩れそうだ
すぐに後ろの高岳を目指す。
ゴロ岩のころがる稜線を暫く歩き
高岳への最後の登り
ゴロゴロとした岩ばかりの間を縫うようにして登る
高岳の山頂からは今まで見えなかった天狗の舞台が見える
一服したかったけど
数枚の写真を撮り、来た道を引き返す
上空ではヘリコプターが飛んでいる
噴煙の調査か、遭難者の捜索かな?
中岳、山稜を過ぎ下り始めると
下から上がってくるが4人見えた
最初の二人とすれ違いざまに挨拶すると
「足跡つけてくれてありがとうございます」
みんなスタートがゆっくりなんだなとチョッピリ安心して
ここで初めて腰を下し、ティータイム
砂千里ヶ浜までは四組とすれちがった。
その砂千里ヶ浜へ下る階段にさしかかった時
黄色い防寒ジャンパーに熊本県警の刺繍をあしらった二人と行きあった
年末の行方不明の捜索ですかと聞くと、そうだと言う。
正月なのに大変なんだな
俺も充分に気を付けよ
午後1時
車に到着する頃は、すっかり観光客であふれかえっていた
車に乗り込んだ途端、黒い雲に覆われ山頂方向は雲の中になってしまった
同時にアラレ混じりの雪がぱらぱらと勢いよく降り出した
壮大な風景を楽しみながらパノラマラインを下った
外輪山や根子岳など歩いてみたい山がたくさんある
素敵な阿蘇
忘れられない山行になった
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