【記録】憧れの大キレット制覇!!


- GPS
- 320:00
- 距離
- 37.2km
- 登り
- 1,956m
- 下り
- 1,963m
コースタイム
7:35上高地BT-8:30明神-9:30徳沢園-10:40横尾-12:00一ノ俣谷-13:00槍沢ロッジ-14:25槍沢キャンプ場(テント泊)
9/15
5:50槍沢キャンプ場-7:00天狗原分岐-7:45天狗池(氷河公園)-9:40横尾尾根のコル-11:00南岳稜線(中岳・天狗原分岐地点)-11:25南岳小屋(テント泊)
9/16
5:30南岳小屋-7:10長谷川ピーク-7:45A沢のコル-8:35飛騨泣き-9:20北穂高小屋-11:55涸沢小屋-15:50横尾(テント泊)
9/17
7:00横尾-8:10徳沢-9:30明神-10:30上高地BT
天候 | 9/14 晴れ(午後からガス) 9/15 晴れ(雲多め)のちガス 9/16 快晴! 9/17 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
足湯には一度も入ったこと無いけど、それが目印になるので友人との待ち合わせに最適な環境だと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地~天狗原分岐まではご存知の通り、とっても歩きやすい道です。 天狗原方面は槍ヶ岳方面に比べて利用者が急激に減るので迷うことはありませんがなんだか急に寂しい気持ちになります(笑) でも天狗池の逆さ槍を静かに見られる絶好のポイントが待っています。 横尾尾根のコルから急な岩稜の登りになり、クサリやはしごが出現します。 (私は2回しか歩いたことありませんが)風が強いので岩の登降が苦手な人は十分注意してください。 雨の日はあまり通りたくない道です。特に下りには。 ※南岳~北穂間(大キレット)は初心者NGです。 高所恐怖症や岩稜歩きが苦手な人には厳しい道です。 大キレット(南岳→北穂高)で非常に危険を感じた箇所は長谷川ピーク付近。 信州側から飛騨側へ乗越すところは流石に心拍数が上がりました。 (手足を滑らせたら即滑落ってのが嫌でも目に入ってきますので・・・。) 南岳付近の下りは急で、はしごやクサリがあります。 苦手な人は注意が必要ですね。浮石だらけなので落石注意。 飛騨泣きを過ぎてからの北穂高への登りが非常にしんどい。 道は狭いし浮石だらけで自分は勿論、他人の落石にも注意が必要です。 常に抜き足・差し足な感じでそろそろと登っていました。 北穂から涸沢への下りもクサリやはしごがあるので苦手な人には注意が必要かな? 涸沢~横尾まではご存知の通り、かなり整備の行き届いた道ですので油断せずに歩いていけば問題ありません。 |
写真
感想
過去の山行ですが、記録のために・・・。
目的は大キレット。
登山始めて2,3年目の頃から「いつかこのルートを歩けるようになりたい!」と憧れていたルートです。
比較的易しいと聞いた南岳→北穂の方向で計画しました。
前年は雨のため断念しましたが、今回は天気が良さそうだったので決行しました。
勿論、南岳まで行って天気が悪い場合はその時点で撤退する予定でした。
もし、体力的にも天気的にも持ちそうなら北穂→涸沢岳も行こうと計画していましたが、こちらは日程の後半に天気が下り坂になる予報だったので断念。
また次の機会に残しておきます^^
今回は大キレットの他にもう一つ目標があって、逆さ槍の撮影でした。
これも天気しだいの目標なので必ず達成できるとは限りませんでしたが今回は運よく撮影に成功しました。この日は晴れていましたが雲が多く、1時間くらい粘ってようやく雲が流れてくれた一瞬を捉えることができました。
稜線に着いた頃にはガスに包まれてしまい、見晴らしがききませんでしたが、夜テントから顔を出すと満天の星空が!
明日はとうとう大キレットだ、と思い早々に寝たような気がする。
翌日、朝日と共に出発。
いつもなら日の出の写真をじっくり撮りたいところだが、今回は大勝負の日なのでさっさと大キレットへ。
大キレットというだけでなんだかドキドキ。
今のところは足場はしっかりしているんだなぁと思いながら歩く。
長谷川ピークまで、途中2回くらい岩の上をチョンチョンと歩く度胸が必要な箇所があった。
主人が都度「ここは長谷川ピークの練習だと思って歩いて」と言うのであまり動揺せずに済んだような気がする。じゃあこれが怖かったら長谷川ピークは渡れないな、と思って度胸がついた。
長谷川ピークは流石に心臓がバクバクした。
あぁ、これがナイフリッジかぁ…手足を滑らせたら下まで転げ落ちていくのがみんなに丸見えだなぁ…と思いながらそろそろと手足を置きにいった。
信州側から飛騨側に乗越して下に下りるときに足をどこに置けばいいか見えなくてすごく焦って、少し大きな声で「足をどこに置いたらいい!?」と主人に聞いたときが一番怖かった時です^^;
飛騨泣きは登る方でよかったな、と思いました。
「飛騨泣きって小石だらけの壁だ…」と思いました。よじ登る必要があるな、と。
北穂側からだったら壁を降りなきゃいけないので嫌だなと思いました。
この2つの難関を越えたあたりから北穂方面から登山者が沢山来るようになって、すれ違う場所も少ない中、突然前から人が現れる恐怖と浮石が多くて落としそうでかなりゆっくり神経質に登ってかなり疲れました。
北穂に着いて本当は小屋に宿泊してみたかったのですが、翌日は雨予報だったので最低でも涸沢まで降りようということになり、降りたのですが、大キレット制覇の興奮のせいか横尾まで降りちゃおう!ということになり横尾まで歩く。
北穂の下りで結構足に負担がかかっていたようで、主人がヒザを痛めてしまった。(私たちの中ではこの状態をヒザ神と呼んでいます。)
でも無事に(?)横尾に着き、カップラーメンという簡素なご飯を済ませ、泥のように眠る。
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