初詣は山の神・山野井さんの金のピッケル 〜御岳山・日の出山〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 647m
- 下り
- 681m
コースタイム
御岳山展望食堂(昼食)〜御岳の神代けやき〜日の出山〜御岳神社〜商店街〜駒鳥山荘(宿泊)
2日目 ロックガーデン散策
駒鳥山荘〜長尾茶屋〜天狗岩〜綾広の滝〜水場〜天狗の腰掛杉〜長尾茶屋〜商店街(昼食)〜ケーブルカー御岳山駅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
西東京バス 御嶽駅〜滝本駅 片道270円 ※パスモ・スイカ使用できます。 ケーブルカー 滝本駅〜御岳山駅 片道570円 往復1,090円 ※パスモ・スイカ使用できます。往復券は切符購入が必要。 リフト 御岳山駅〜展望食堂 片道100円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼コース状況 ●日の出山、ロックガーデン・トラバースコース 特に問題なし。積雪もなし。 ▼食事 ●展望食堂 肉うどん・カレーうどん・御岳汁・メンチライスなど ※展望がよい。 ●駒鳥食堂 山菜うどん・天ぷらうどん・天丼・刺身こんにゃく・モツ煮など ※展望がよい ●長尾茶屋 ホットコーヒー・甘酒・燗酒・ホットワインなど ▼宿泊 ●駒鳥山荘(宿坊) 料金 一泊2食付 9,000円(税込み) 部屋 ブッポーソー和室16畳(大ベランダ・トイレ付・寝室付) 風呂 檜風呂 特徴 山野井夫人・妙子さんが10年間働いていた宿。 山野井泰史さんの「金のピッケル」が飾られている。 滝に打たれる修行が受けられる。 http://www.hkr.ne.jp/~komadori/ |
写真
感想
新年は家族で過ごそうと思っていたが、仕事が忙しくてノープランのまま、残り1週間。
初詣できて、山にも触れられて、そんで渋滞がイヤなので電車でいけるところ…
ネットで検索していたら、奥多摩・御岳山の宿坊がまだ空いているという。
宿坊といっても、今では普通の宿で、お酒も飲めるそう。
ということで、日帰りが定番の御岳山に1泊で行ってきた。
前日まで甲武信ヶ岳に入っていたので、今回は公共交通機関をフルに活用。
電車にバス、ケーブルカー、そしてリフトも。
リフトは100円で、すぐ上の展望食堂へ。歩いても5分かからない距離だけど、ここはあえて利用。ちょうどお昼なので、まずはビール!そしておつまみに、B級グルメのメンチライスを注文。肉巻きおにぎりをメンチに揚げたもの。中にチーズも入っている。
食事は、カレーうどん。母と姉は肉うどん。
お腹一杯になったので、エネルギー消費に日の出山へ向かう。
ぽかぽか陽気の気持ちいい散策。あっという間に山頂に着く。
山頂で猫が出迎えてくれた。なんか寄ってくる。ザックの上に乗る。
水をせがむ。なんか、やりたい放題だなぁ…
新年早々、招き猫に癒され、よかったよかった。
戻るも、まだチェックインにはまだ早いので、宿に荷物を預かってもらい、御岳神社に初詣。階段がかなり辛かったけど、すがすがしい気持ち。お参りを済ませたら、商店街でお茶休憩。コーヒー、甘酒、ビールで一息。そして今日の宿、駒鳥山荘にチェックイン。
お部屋は、「ブッポーソーの間」。3人で泊まるには大きな部屋。ベランダも大きく、外で宴会ができそう。夜景もきれいで、江ノ島の灯台の明かりも見える。
まずは、お風呂。お風呂は温泉ではないが、檜の大きな樽でできていて、気持ちがいい。ひとりで大の字でお湯に浸かり、癒された。
そして夕食。宿坊ということで、質素な料理かなと想像していたが、地のものや手作りの食材をふんだんに使用していて美味しい。お酒もある。地元・澤乃井酒造の日本酒。燗酒と生酒をもらう。かなり気持ちよくなっていると、女将さんが来て、お話しをする。
と、あの世界的な登山家・山野井泰史さんとお友達だそうだ。聞くと、山野井夫人の妙子さんが、この駒鳥山荘に10年間働いていたことがあるらしい。
でも、ここは御岳山。山野井さんを知っているような登山をする人は宿泊しない。だからほとんど話をしないらしいけど、私は喰いつく。
ギャチュンカンでの壮絶な話、雪崩に何度も飛ばされ、絶壁にぶら下がり、生きて帰るのは奇跡の状況で、クライミングに必要な指を選んでいた。目をやられ、まったく見えない状況で、グローブを外し、左手小指、次は右手小指で壁面の状況を実際に触ってハーケンを打つ場所を探す。そして手足10本の指を犠牲。妙子さんは18本を犠牲にするという壮絶なお話。そんなお話を聞いていて、ふと、後ろを見ると…な、なんと!
金のピッケル!!!!!
金のピッケルが無造作に置いてある!よく見ると、「Yasushi Yamanoi」の文字が。2011年に山野井さんが受賞した「ピオレ・ドール アジア」の金のピッケル。
なんで、ここにあるの??????
なんでも、家に飾るのもねぇということで、ここにあるらしい。
友人たちは、御岳神社の宝物殿にでもと言っていたらしいけど、興味のある人に見てもらえればということで。いやはや、なんとも、ねぇ。。。
長谷川恒夫さんの記念碑が御岳山にあるのは知っていても、山野井さんの「金のピッケル」がここにあることを知っている人はなかなかいないのでは。
私の今年の初詣は、御岳神社ではなく、「山の神・山野井泰史」さんの「金のピッケル」。いやぁ、思いがけず、最高に良いものを拝ませていただきました!
今年は良い年になりそうです♪
疲れもあり、早めの就寝。
そして明朝は、朝風呂でまったり。
美味しい朝食を食べ、チェックアウト。
風邪気味で体調落としている母でも回れるルートを女将さんに聞き、ロックガーデンのトラバースルートを周遊することに。
ゆっくりのんびりと、マイナスイオンでカラダを癒す。景色もよく、スカイツリーも見えた!
大したコースではないが、非常に楽しめ、癒された山旅だった。
ご家族となにげなく泊まった宿坊が、あの壮絶な生還で知られる山野井夫妻のお友達とはすごいです。しかも、金のピッケルまで見れるとは!! これは正月から縁起がいい! さすがパワフルな山登りをするAnbyさんです、Anbyさんの引きの強さを感じました。
今年も、安全に、楽しく、よい山登りができますように!
ホント、びっくりでした。
お友達なら、今ここに呼んで一緒に飲みたい!言ったら、
二人とも、お酒は一切やらないらしい。
かなりストイックのようです。
残念。
今年もよろしくお願いいたします!
見てると基本的に食い登山って感じですねwww
かなり楽しそうに登ってる(食ってる?)んですねぇ
食いというか、飲み登山ですかね(^^;)
山小屋は、ビアガ一デンくらいにしか思ってません(^^;)
テント泊縦走が好きで、はじめは登山優先でアルファ米で軽量化していたのですが、
絶景を前に、旨くないものを食べるのはもったいないと思いまして。
そしたらエスカレート…
今に至るって感じです。
でも、登山を楽しめるようになったので、
ピークだけに拘らす、まわりのいろんなものが見えるようになり、結果的に登山を味わえるようになりました!
なので、標高の高低や難易度など関係なく、
山を楽しんでます!
anbyさんコンバンワです。
ニャンコの画像も良いと思い、次の画像7枚目の日の出山からの撮影したカット、下の方に金色に光る物体を確認しました。『こここれわぁ』久しぶりに見る「何とか写真」に少し興奮したのも束の間、『金のピッケル』には驚きましたね。
世の中偶然ではなく「必然」との解釈が有りますので、何か有りそうな一年に興味津々となりました。
anbyさんに足を向けて寝れそうも有りませんね。
いやいや、些細なことで喜べる凡人ですからね。
探せば、というか、よく見ていれば、うれしくなることなんて、いっぱいありますから。
笑うところに福があるっていいますからね
この時は宿泊は1組だったので、おかみさんと会話が弾みまして。
その中で山野井さんの話がでて、金のピッケルも2本あるからと預けられたとか。
なので、価値もわからなかったらしく、人目のつかないところに飾ってありました(笑
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