尾瀬でツエルト山行(燧ケ岳、至仏山)


- GPS
- 14:54
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 1,963m
- 下り
- 1,775m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 8:30
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 6:16
天候 | 1日目 曇り時々晴れ、2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
(乗合タクシー) 大清水→一ノ瀬 700円 (マイクロバス、乗合タクシー) 鳩待峠→尾瀬戸倉バス停 1000円、(路線バス)尾瀬戸倉バス停→大清水 620円 大清水行き最終バスは、13時40分(9/23現在)なのでその50分前までには鳩待峠へ下山したほうがよいです。鳩待峠からのバスは終点?で降りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
燧ケ岳からの下りで使った見晴新道は、樹林帯急な下りでドロドロ箇所も多くスリップ注意です。竹藪を切って敷いてましたがこれも滑りやすいです。至仏山の周辺、蛇紋岩はうわさ通り滑りやすいので足の置場に注意が必要です。上りでは、3カ所ほど鎖場があります。あとは、それほど危険個所は無いと思います。尾瀬ヶ原は、木道で整備され歩きやすいです。木の階段は、濡れているとスリップに注意です。 ※マスクは必携です。 ※登山届は、電子申請 ↓尾瀬見晴しキャンプ指定地案内 http://ozehiuchigoya.com/camp/ ※今シーズンの燧小屋の日帰り入浴はできません。 |
その他周辺情報 | 温泉入りたいけど、今回もおうち温泉♪ |
写真
感想
連休の後半、9月21日、22日は、お天気もよくなりそうだったのでテント泊で山歩きに行きました。今回選んだ場所は、尾瀬と燧ケ岳、至仏山を一度に周ろうという欲張りコースです。
まずは車でスタート地点の大清水へ向かいます。連休なので大清水の駐車場がいっぱいで停められなかったらどうしようと思っていましたが第2はガラガラで余裕で停めることができました。朝ごぱんを食べて準備して出発です。そこへちょうど乗合タクシーが、見ていたら目の前で止まってドアが開いたのでマスクをして慌てて乗りこみました。おかげで少し楽が出来て時間も短縮できました。
一ノ瀬から三平峠まで上りで気持ちのよいブナ林でした。峠付近は歩きやすい木道で峠で一休みして尾瀬沼へ下りました。休憩所を通過して長蔵小屋へ分岐を左へ行った先に尾瀬沼と燧ケ岳の見えるテラスがあったので眺めを見ながら一休みしました。その先ちょっと道を間違えそうになりましたが燧ケ岳長英新道の入口までやってきました。
長英新道、最初はなだらかでしたが、4合目あたりからだんだんと急になってそこを上がって行きました。展望は少しだけ尾瀬沼が見えたぐらいでガスガスでほとんど見えませんでした。8合目あたりからは小雨も降り出し、泣きっ面に蜂状態です。それでも進んで行くと俎山頂です。混み合う山頂で空きスペースを見つけて温かいコーヒータイムにしました。次はお隣の燧ヶ岳山頂へ、ほどなく山頂に到着してここでも少しおやつ休憩を取りつつ晴れ上がり待ちでゆっくりしました。が、結局眺めはダメで時間の関係もあり下山を開始しました。
山頂からちょっと下ったところ何でもないところでしたが、乗った石がずるっと滑って落ちた拍子にバランスを崩してコースから落ちてしまいました。幸いすぐに木につかまり事なきを得たのですが、カメラが無いことに気づいてこれも運よくすぐに見つかってよかったです。
その先1カ所尾根から左へ外れる急な岩場の下り、ルートは明瞭でしたがここでよいのかちょっと不安になりました。でも途中で人とすれ違って一安心、あとはより慎重に樹林帯の中、ドロドロで木の根っこ、刈られた笹などのスリップに気をつけながら歩いて下ってきました。そうして尾瀬に続く木道に無事合流することができました。あとは木道を少し行けば今日のゴール地点の見晴し地区の山小屋が見えてきました。
燧小屋でテント泊の受付を済ませてテント指定場所へ向かうと、既にテン場には色とりどりのテント群が見えました。予約なしで入れるのはよかったですが、いっぱいだったら、、、ここまで心配しながら歩いて来ました。何とかスペースを見つけてツエルトも無事張ることが出来ました。(^o^)/ 一休みしたら周辺を散歩して戻ってみるといいにおいが漂ってきたので、私も夕ご飯にしました。間違えたお詫びに桧枝岐小屋で買った缶ビールで一人乾杯、熱々のおでんを美味しくいただきました。食事後、テント前の木の丸太ベンチに腰掛けテン場を眺めつつのんびり過ごしました。
陽も翳り肌寒くなってきたのでテントの中のシュラフに潜り込みました。暗くなってくるとあちこちからいびきが聞こえ出しました。なかなか寝付けず何度も目が覚めましたが、フリースを着込んで今回これもおニューのシュラフの中は寒くは無く一晩過ごせました。風もほぼなくて静かな夜でした。明け方は10℃ぐらいまで下がったと思いますが心配していた結露も少なめでよかったです。
そうして22日、朝は4時ごろから周りが騒がしくなり始めて私も4時半起床で準備にかかりました。撤収作業をしながらザックに詰めなおしましたが、最初は入っていたフリースのスペースがありません。なのでザックの雨蓋に挟んでパッキング完了として、朝ごはんをいだだきました。そうして6時を回ってしまいましたがトイレに寄って2日目スタートしました。
どこまでも続く木道、出発も予定より少し遅れてしまったので少し急ぎ足で進んで行きますが広々した秋色の草原は歩いていて気持ちがいいです。ちょっと行っては立ち止まって写真を撮ってしまします。正面の至仏山はちょっと雲の中ですが、振り返ると昨日登った燧ケ岳がきれいに見えます。進んで行くと池塘も現れ水面には色とりどりの羊草が浮かんでいます。逆さ燧も何か所かで見ることが出来ました。お花はあまりなかったですが楽しく歩いて来ました。
そうして尾瀬を縦断して山の鼻までやってきたところでトイレ休憩していよいよ本日の登山開始です。登山道は最初から急登でしたがよく整備されており歩きやすかったです。今日はお天気もよくて昨日と違い前後に人人でにぎわう登山道です。上がって行くと見晴らしもよくなり尾瀬ヶ原と燧ケ岳が見えました。あとは蛇紋岩々と階段のの登山道が続いていました。振り返れば尾瀬ヶ原と燧ケ岳がいつでも見えます。見晴らしのいい休憩ベンチが見えたのでここが山頂でいいんだけどと思いながら一歩一歩上がって行きます。なんだかいつもよりきついなあと思いながら、山頂まで待てずに手前でエネルギーチャージ、おかげで少し元気になりました。
ひと上りで至仏山山頂に到着です。山頂は眺めもよくてよかったですが今日は人が多い、写真を撮って先へ進みます。そして少し先の岩場でここでもおやつ休憩にしました。岩の上に座ってしばらくぼーっと尾瀬をながめていました。そこからひと上りで小至仏山山頂に到着しました。ここでも少し休憩してあとは下るだけです。そろそろバスの時間も気になってきています。ここからは少し早足ぎみで下って行きました。最後残り3キロ弱地点で11時50分過ぎ、予定時刻下山には時間的にも厳しいかなと思いながら早足で歩きます。そうして鳩待峠の建物が見えて時計を見ると12時35分ぐらいでした。急いで切符を買って5分後のバスに無事乗れました。
今回初めての尾瀬ヶ原と百名山2つを無事歩いてくることが出来ました。心配していた駐車場やテント場が一杯で断念することもなくほっとしました。さすがに連休でテン場も大混雑でしたが、駐車場はだいぶ余裕がありました。前々からやってみたかったツエルト泊もうまくいったかなと思います。予定外のビバークはしないようにしたいですが、これでどこでもビバークOKですかね。(笑) 危ないところもありましたが事無きを得て、楽しい2日間の山行になりました。尾瀬はほんとうによいところですね。今回も山の神様に感謝です。長文におつきあいくださりありがとうございました。
iwanobさん、こんにちは。尾瀬、初めてだったんですね。そして、初体験が二座縦走、お疲れさまでした。湿原はすっかり秋ですね。アケボノソウも終わり、あとは色づいた草紅葉でしょうか。今年は何かと敷居が高かった尾瀬、来年はもっと普通の感覚で行けるといいですねー
yamaonseさん、おはようございます♪
初めての尾瀬は、百名山巡りに会わせて行ってきました。今年は、コロナでいろいろと気にしないといけないことが多いですが、4連休どこにも行かないのもきついので、混雑覚悟でエチケットに気をつけて行ってみました。キャンプ場や山頂は混雑してましたが、室内+密+飲食を避ければ混雑の尾瀬でも普段通りで大丈夫かなと思います。そろそろ新しい生活様式に慣れてきたかな、いや我慢に厭きてきたかな(笑)
湿原はすっかり秋の様相で草紅葉もきれいでした。周りの山々がきれいに色づくのももうちょっとかなと思います。
こんばんは、iwanobさん。初コメとなります。
いつも拙レコを閲覧、拍手頂きありがとうございます。ニアミスはしませんでしたが、同じ道のりを時間遅れで歩いておりました。
燧ヶ岳は、長英新道から登って見晴新道で下ると、あまりの登山道整備のギャップに驚きますよね。
見晴でツエルト泊とは!非常に混雑していたとレコで知りました。22日7時のアヤメ平は5℃でしたから、早朝は寒くなかったですか?
growmonoさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。growmonoさんのレコはいつも楽しく拝見させていただかせております。私にはとても無理そうな雪山からの絶景の写真も素晴らしいですね。富士見峠から尾瀬日帰り周回で30キロ越えはすごいですね。高層湿原のアヤメ平も私も今度は行ってみたいです。
燧ヶ岳の見晴新道は歩きにくいコースでしたが、笹も刈られてわかりやすいコースでまあこれが普通の登山道って感じですね。今回展望が今一つだったのでルートを変えてリベンジしたいなあと思います。見晴しでのツエルト泊、この日は私の他にはいなかったですね。14時過ぎでほぼ通常の場所はうまっていて、テントの張りにくそうな場所になんとか滑り込むことができましたがひやひやでした。(^^; テン場は木に囲まれていたのがよかったのか、厚着してシュラフに入って寒さに震えることなく過ごすとができました。私も1月生まれなので寒いのには強いのかもしれません。(笑)
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