小金沢山・牛奥ノ雁ヶ腹摺山

2020年09月29日(火) [日帰り]

• GPS: 05:59
• 距離: 10.3km
• 登り: 673m
• 下り: 676m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:46
• 休憩: 0:11
• 合計: 5:57

距離 10.3km 登り 676m 下り 676m

6:01 駐車場
6:05 小屋平バス停
7:38 天狗棚山山頂南稜線
7:46 狼平
8:42 8:47 小金沢山
9:28 9:34 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
9:47 パノラマ岩
10:38 日川林道取付き
11:20 県道
11:58 駐車場

天候

曇、上部では霧

アクセス

利用交通機関：

自家用車

小屋平バス停から南に100mほどの路傍に駐車。3〜4台可能。なお、現在、裂石（大菩薩峠登山口）から上日川峠への林道は通行止めとなっており、南の景徳院から上日川峠に向かう（問題なく走れる）。

甲斐大和駅から上日川峠までの春〜秋の季節運行のバスあり。原則土日だが、新緑・紅葉の季節には平日も運行される。要確認。

コース状況／危険箇所等

全体に特に危険な箇所はない。
小屋平バス停から石丸峠への登山道を登り、林道に出たら右に進み、100mほどの所で再開する登山道は見送ってなおも林道を進むと、終点直前で左に入る踏跡がある（入口に道標があったようだが今はない）。人が歩いた形跡が残り、木の幹や枝にピンクのビニールテープが付けられているので、山慣れた人なら大した問題なしに進めるはず。石の積み重なった場所を登り切ると、笹原の中に切り開きがあってトラヴァースしながら道が続く。もう一度石の出た場所を抜ければ再度笹原で、ほどなく天狗棚山山頂南の稜線に出る。ここ以降は地図やガイドブックに載っている登山道である。笹が被さり気味な場所もあるが、道は明瞭である。狼平を過ぎれば、樹林帯に入る。稜線の左直下を辿ることが多い。小金沢山（雨沢ノ頭）から牛奥ノ雁ヶ腹摺山も笹原の中に道が延びるが、後半は刈り払いがなされている。牛奥ノ雁ヶ腹摺山から日川林道へは落ち葉で道が不明瞭になっている箇所ができたが、尾根を外さないようにすれば問題は薄い。日川林道は舗装されている。

その他周辺情報

上日川峠から景徳院への途中に、日帰り入浴施設が幾つかある。

写真

9/29 6:04

小屋平バス停。石丸峠への登山道は右へ。

9/29 6:33

バス停から30分弱で林道に出る。

9/29 6:37

100mほど歩けば左に石丸峠への登山道が再開するが、今日は林道をそのまま進む。

9/29 6:37

カーブにある道標。天狗棚山を指している。

9/29 6:46

こんな感じの林道を進む。

9/29 6:40

小金沢山の山頂は雲の中。

9/29 6:42

一瞬富士山が見えた。昨日初冠雪の観測があったそうだが、今も少し白く見える。

9/29 6:49

天狗棚山の山頂にも雲が懸かっている。

9/29 6:52

ヤスデが大量に発生したようで、あちこちに群がる。

9/29 6:54

林道終点直前の山道入口。石の積み重なった場所を登る。

9/29 7:08

石の道が一段落すると、笹原をトラヴァースする。刈り払いがなされている。

9/29 7:08

振り向けば大菩薩湖も見える。晴れていれば、上方に南アルプスが連なるはず。

9/29 7:21

また石の積み重なった場所を登る。

9/29 7:37

道標の数m先が縦走路の走る稜線。

9/29 7:38

天狗棚山山頂は霧の中。

9/29 7:44

狼平への道。笹が濡れているのでズボンの裾も。

9/29 8:25

霧の樹林帯

9/29 10:08

昨夕、雹が大量に降ったようで、あちこちに残っていた。吹き溜まりでは深さが10cm以上あった。

9/29 8:42

小金沢山山頂

9/29 9:00

笹原が続く。ズボンの裾も濡れる。

9/29 9:21

牛奥ノ雁ヶ腹摺山が近づくと、路傍の笹が刈り払いされている。

9/29 9:28

牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂

9/29 9:38

山頂直下の枯木帯。晴れていれば、間に南アルプスの展望が広がる。

9/29 9:47

パノラマ岩。登山道は手前で右に下る。

9/29 10:11

落ち葉で道が分かりづらい場所もある。

9/29 10:23

眺めの開ける場所からも、奥秩父主脈は雲の中だった。

9/29 10:38

日川林道に出る。

9/29 10:53

林道路傍に多かった花。その1、タイアザミ？

9/29 10:36

その2、ナギナタコウジュ

9/29 10:50

その3、ヤクシソウ

9/29 11:33

その4、イヌヤマハッカ

9/29 11:05

その5、キオン

9/29 10:40

ノコンギク

9/29 11:45

多くはないけれど、カワミドリ

9/29 10:44

アサギマダラ

9/29 10:58

ソウシチョウ。「日本の侵略的外来種ワースト100」にリストアップされているそうだ。

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

NKMR-hitoshi

　昨秋、石丸峠に向かっていて、途中の林道で天狗棚山を指す道標に気づきました。更に、天狗棚山の山頂を過ぎて小金沢山に向かうと、右下から登ってきている踏跡も目にしました。これは歩いておかなくてはと思ったのですが、その後の台風で関東甲信越の山に被害がありましたので昨年中は実現せず、今春は新型コロナ感染症騒ぎで県外に出づらく、今になってしまいました。もうちょっと秋が深まれば白い南アルプスが眺められるのですが、昨日富士山の初冠雪が観測されたそうですので、あわよくばまだ雪の残る姿が見られるかもしれないと出かけました。結果的には、一瞬でしたが、天気全体が期待を遙かに下回っていたことを考えれば、幸いだったというべきでしょう。
　肝腎の新ルート（私にとっての）は、山慣れた人が登りに採るのなら問題なしといったところでしょうか。今後どうなるか分かりませんが、笹原を抜ける場所では刈り払いがなされていましたので、道迷いの心配はなく、ズボンの裾を濡らすこともありませんでした。かえって稜線の縦走路で十分に濡れました。
　上部は霧の中で眺めがなかった一方、その霧に包まれた樹林は結構いい気分で、まあ満足できた山となりました。