霊仙山 - 柏原道〜経塚山〜山頂〜最高点峰〜西南尾根〜大洞谷〜榑ヶ畑道〜経塚山〜柏原道
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- GPS
- 09:22
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 1,962m
- 下り
- 1,962m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 9:22
天候 | 薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - JR東海道線の柏原駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■柏原駅〜柏原道〜避難小屋 柏原駅から柏原道の登山道入口の標識までは10分程度。 そこからもう少し舗装路を進み、養鶏所分岐からは主に未舗装の林道になります。 橋を渡った後は斜面からの落石が多そう。 一合目辺りから本格的な山道となり、小さな沢沿いの道を渡渉しつつ進みます。 登って来た谷の源頭部の先が二合目で、二本杉があります。 二合目からはっきりとした道を進み続けると、四合目の避難小屋です。 五合目や七合目の前後がやや歩きにくく感じる程度で、特に問題のない道が続きます。 八合目の少し先辺りでザレた急斜面を登ると視界が開け、程なくして避難小屋に到着です。 何合目かの表記は新設定に準じています。 ■霊仙山山頂界隈 主なピークは経塚山、三角点峰、最高点峰で、三角点峰のピークが霊仙山の山頂です。 このピークを結ぶルートや各所からの登山道はほぼ踏み跡がはっきりしており、問題なし。 特に危険だとは思いませんが、石灰岩が露出している部分を進む事も少なくなく、足下をしっかりと確認して歩きましょう。 雨の後など、道がぬかるみやすい所があるはずで、気を付けておきたいですね。 ■最高点峰〜西南尾根〜今畑登山口 近江展望台辺りまでは石灰岩の露出している箇所を歩く事が多く、少し歩きにくい。 南霊岳の山頂を通っていますが、巻く道があるよう。 近江展望台を過ぎると本格的に下り始めます。 踏み跡が分散しているようで、方向を定めて進みやすい辺りを下ります。 所々で斜面は滑りやすくなっており、慎重に下ります。 急な斜面を抜けると樹林帯に入ります。 進みやすい道が続き、石組みや廃寺を過ぎて程なくすると、今畑登山口に到着。 ■今畑登山口〜落合登山口〜汗フキ峠〜経塚山 今畑登山口から舗装路を歩いて落合へ進むと、その先に落合登山口があります。 治山工事により、整備が進められており、少し歩いた後に沢沿いの道になります。 渡渉ポイントには目印があり、ここで渡渉するのが無難そう。 最後は右岸を進み、急な斜面を登ると、汗フキ峠に到着です。 榑ヶ畑道は明瞭な道が続き、歩きやすい。 六合目の辺りから霊仙山らしい道となり、眼下の展望が得られるようになる。 程なくして、七合目のお猿岩に至ります。 ゆったりした道が続き、八合目のお池を経て、経塚山へ。 ■避難小屋〜柏原道〜柏原駅 往路の道を引き返して行きます。 今回は部分的に一般のルートから逸れています。 所々で滑りやすくなっているなど、登りよりも下りの方が神経を使う道との印象です。 |
写真
感想
今年は順調に山へ出かけられず、行こうと思っていた山から足が遠のいたまま。
お気に入りの霊仙山へは昨年の5月に行ったきりで、早く訪れたいと思っていました。
本当は好天の日に出かけたいのだけど、見頃のうちにアケボノソウを見ておきたいし、この後の予定を考えると、ここで行っておくべきかと。
柏原駅からスタートし、登山道入口の標識地点にて、念のためにヤマビル除けの処置を。
養鶏場分岐を過ぎ、その先で先行のペアに追い付き、ご挨拶。
案内板を経て、もう少し進んだ辺りからアケボノソウがやっと見られるようになる。
まだピーク前のようで、つぼみ混じりの花が可愛らしい。
先程のペアの方は花には興味がないようで、先へと進んで行かれる。
今回は予定がタイトなので、名残惜しいけども観察は程々にして先へと向かう。
一合目の辺りから本格的な山道となり、細い沢に沿って歩いて行く。
しばし登って行くと二合目に到着で、立派な二本杉が出迎えてくれる。
先程のペアの方と少しだけ話し、先に出発する。
二合目までは汗をかきつつで暑く感じていたけれど、その後は少し和らいだような。
四合目の避難小屋を経て、下草の繁茂した五合目を通過。
六合目からはP920を望む事ができ、パンなどでエネルギー補給をしながらの休憩です。
P920への尾根には向かわず、今回は一般のルートで。
七合目の辺りだったか、早くも下って来られる方がおり、避難小屋泊だったのかなと推測。
旧八合目を過ぎると、左側の斜面は石灰岩に覆われていて、霊仙山らしさを強く感じさせるようになり、この後への期待感が膨らむ。
樹林帯を抜け、最後のザレた斜面への登りにかかると、振り返りの展望が広がっているのだけど、この日は曇り空であまり良くはない。
一瞬、陽が射し、青空もわずかに見えたのだけど、長続きせず。
やや苦労して登り終えると、前方の視界も広がり、避難小屋が近い位置に見えるようになる。
ここまでのしんどい道程に報いてくれるような風景が広がっており、はやる気持ちを抑えつつ歩いて行きます。
この山ならではの雰囲気を感じつつ歩き、避難小屋に到着。
もう暑さは気にならず、経塚山へ歩を進めて行きます。
どちらを向いても素晴らしい風景で、またここを歩く事ができる喜びが湧いて来る。
石灰岩が林立する斜面を登って行き、経塚山山頂に到着です。
前後して何人かが登って来られ、まずまずの人出と言って良さそう。
少し体を休めた後、先へ。
鞍部から小ピークへの登り返しとなり、振り返ると経塚山などが魅惑的な佇まいで横たわっており、何度も立ち止まって見てしまう。
小ピークにある分岐の標識を経て、すぐに霊仙山山頂に到着です。
昼食は最高点峰でと思っていたけれど、去り難い気持ちとなり、ここでお昼にします。
涼しいを超えて寒いぐらいで、体を冷やすと良くないなと思い、シャツを羽織っておく。
分岐を経て、最高点峰へ向かう。
何組かのグループとすれ違い、やはり人気の山だと実感。
前回の山行でのポンポン山の賑わいを見ているので、これぐらいならという感じ。
振り返ると、いつものように三角点峰と小ピークが仲良く並んでおり、じんわりと幸福感が湧き上がって来るよう。
最高点峰に到着、徐々にガスが広がり始めているようで、経塚山もその中に。
周回して山頂一帯へ戻って来るべく、西南尾根へ。
いくらか進んで行くと尾根は石灰岩に覆われるようになり、所々でそれなりに歩きにくくなる事もあるので、気を付けて進みます。
まあ、でも、何度となく通っている道でもあり、楽しみながら。
何度も振り返って、山頂一帯を眺める。
近江展望台に到着し、この先は本格的な下りとなるので、足元に注意しつつ。
急斜面に少し苦労させられた後、樹林帯へ。
前情報の通り、アケボノソウが咲いているのを見つけ、テンションが上がる。
しかし、時間の余裕があまりなく、ここでも程々にせざるを得ない。
その後は歩きやすい道を辿って行き、廃村の今畑を経て、今畑登山口に到着。
舗装路を歩き、落合へ。
落合登山口から治山工事用の作業道を進んで行くと、その末端で堰堤の工事の最中。
その先は山道となり、あまり以前と変わっていないように感じる。
最後の急斜面を登り切ると、汗フキ峠に到着です。
この日一番の暑さか。
時間や疲労に特に問題なしと判断し、榑ヶ畑道を辿っての再登頂へ。
大洞谷でもそうだったのだけど、続々と下って来られ、結構な数の人が訪れていたのだと気付かされる。
山頂一帯ですれ違って、挨拶を交わしていた方もおられたよう。
2度ほど、「今から登るの?」という感じで話しかけられ、遅い時間帯から歩き始めているのでない事を伝えるために、「登頂を済ませて下山した後に、再び山頂へ向かっている」との旨の返答をすると、少し驚かれてしまう。
やはり標準的な歩き方からは外れているようだけど、体力が許す間は長めの距離を歩くというスタイルを続けてみたい。
七合目のお猿岩まで来ると、霊仙山らしい風景が広がるようになり、雰囲気を堪能しつつ歩いて行きます。
でも、ガスが濃くなりつつあるようで、ちょっと心配。
歩いている人はまだ多めで、何人もとすれ違う。
風鈴屋さんかなと思わせるグループが最後だったはずで、経塚山までもう少しという辺りに差し掛かっており、辺りのガスは濃く、視界はかなり限られている。
最後の斜面を登り、経塚山山頂に帰還です。
展望は全くなく、時間的にも余裕があまりない状況なので、残念ではあるけど、再登頂を諦め、下山する事にします。
斜面を下りつつ、何度となく経塚山の山頂を振り返る。
その度に山頂ははっきりしなくなり、いつもとは違う寂しさを感じる。
避難小屋を経て、もう少し先からは地味な道となるので、気持ちを切り替えて安全を心掛けて下って行きます。
16時55分の電車を意識しつつ、来た道を辿って行きます。
あまり空腹ではないけど、六合目でパンを食べておきます。
ペロリと平らげたので、実は空腹だったのかも。
二合目を過ぎると沢沿いの道となるので、慎重に下って行き、一合目を通過。
アケボノソウの魅惑に負けそうになりつつも、何とか先へ。
写真3の案内板の地点まで来ると、確実に電車の発車時刻に間に合わせられそうと分かり、ここからは少し気楽に進んで行きます。
スタート地点の柏原駅に到着し、今回も無事にゴールです。
久しぶりの霊仙山への山行。
予報通り、あまり天候には恵まれなかったけど、この山ならではの魅力は存分に感じられ、楽しく歩く事ができました。
アケボノソウもたくさん咲いていたしね。
今回はほぼ登山道だけを辿っており、次回はもう少し自由に歩き回ってみたい。
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